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【双極性障害(躁鬱病)・うつ病】治療に使われる【薬の副作用】-医師の報告より

うつ病の方もご覧ください。調べた論文は類似内容が多かったため、ご覧になった方が探しやすいように、ここではできるだけ同じ論文から引用しました。まとめ者は医療の素人なので、誤記等ありましたらご容赦下さい。薬の効果、副作用について、現時点で判断されるきっかけになれば幸いです。

更新日: 2014年07月08日

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この記事は私がまとめました

まずはじめに--双極性障害とは?

抗うつ薬について

双極性障害なのにうつ病と診断されて抗うつ薬を処方され、症状が悪化する場合が報告されています。
うつで長期間通院して、複数の抗うつ薬を飲んでいるのによくならない、怒りなどの衝動が止められないようなことがあるようです。

まだはっきりしたことはわからないのですが、双極性障害の方が抗うつ薬を飲むと、アクティベーションシンドロームと呼ばれる、かえって焦燥感などが強まって悪化してしまう状態が起きやすいのではないか、と疑われています。

抗うつ薬が有効な病態では躁転率も高いという、抗うつ薬の諸刃の剣様の性質が浮き彫りになった。

出典双極性うつ病と抗うつ薬(鈴木・小山 臨床精神医学40(7))

抗うつ薬を服用していた患者の自己報告によると、服用開始から12週以内に44%で躁転の既往があり、(以下略)

出典NIMH--STEP-BD研究が明らかにした双極性障害の事実と今後の課題(中島他 臨床精神医学40(3))

(まとめ者注:双極性障害のうつ病相に対する抗うつ薬の使用に賛成の意見、反対意見の双方に)共通しているのは、①躁転のリスクはある、②抗うつ薬を使用する場合であっても気分安定薬を併用するのが妥当である、③症例によっては抗うつ薬の中止が困難な場合があるということであろう。

出典双極性うつ病と抗うつ薬(鈴木・小山 臨床精神医学40(7))

わが国の一般人口あるいは精神科医療機関における抗うつ薬の単剤処方率は約70-80%で米国、韓国と同様であった。

反対に考えると抗うつ薬が、約20-30%は複数同時に処方されていることになります。

安易な併用療法の適応には慎重を期すべきである。

出典NIMH--STEP-BD研究が明らかにした双極性障害の事実と今後の課題(中島他 臨床精神医学40(3))

STEP-BD研究は、躁症状を伴う双極性うつ病や急速交代型の症例では抗うつ薬の使用を控えるべきことを示唆している。

出典双極性うつ病と抗うつ薬(鈴木・小山 臨床精神医学40(7))

(抄録)双極性うつ病に対する抗うつ薬の使用に関しては(中略)今までのところ、抗うつ薬使用のリスクもベネフィットも強調できない結果となっている。

出典双極性うつ病と抗うつ薬(鈴木・小山 臨床精神医学40(7))

しかし特に、以下の三環系、四環系抗うつ薬、SSRI、SNRIに関しては注意が必要なようです。

特に留意が必要と思われる薬と副作用

躁転率が低いと思われていた三環系以外の抗うつ薬についてもsubthreshold(まとめ者注:閾下)の軽躁症状に注意が必要ということになるだろう。

出典双極性うつ病と抗うつ薬(鈴木・小山 臨床精神医学40(7))

双極性うつ病に対する抗うつ薬追加の効果は明確ではなく積極的な使用を控えるべきであるが、(中略)さらなる検討が必要である。

出典NIMH--STEP-BD研究が明らかにした双極性障害の事実と今後の課題(中島他 臨床精神医学40(3))

抗不安薬はちょっとならいいですよ、2週間とか1カ月はいいです。でも1年も2年も使って、だんだん量が増えてきて、種類がたくさんになってくると、必ず人格障害に育て上げられます。
中でもデパス(エチゾラム)です。(中略)デパスが横綱だけど、ベンゾジアゼピン類似の骨格を持つ抗不安薬はすべて同じ有害性があります。

出典第1回福岡精神医学研究会公演記録 双極性障害の診断と治療-臨床医の質問に答える-(神田橋・(神庭) 臨床精神医学34(4):471-486, 2005)

2005年の資料で若干古いのですが、神田橋先生の講演をそのまま記録したものです。神田橋先生の自説展開はかなり独特ですが、共感が持てる部分が多い内容でした。話し言葉ですので読みやすく、患者さん本人への接し方アドバイスなどもあり、参考になります。

気分安定化薬について

バルプロ酸とカルバマゼピンは、米国食品医薬品局が自殺関連行動を増加させると2008年に発表しているため、留意が必要である。

出典双極性障害と気分安定薬(尾鷲 臨床精神医学40(7))

双極Ⅰ型障害を対象としたBALANCEでは、リチウムとバルプロ酸、両者の併用群において、2年間の再発率がそれぞれ59%,69%,54%で、バルプロ酸単剤よりリチウム単剤もしくはリチウムとバルプロ酸の併用療法の有用性が示唆されている。

出典双極性障害と気分安定薬(尾鷲 臨床精神医学40(7))

もっとも効果があったリチウムとバルプロ酸の併用でも、半数以上の54%が再発しています。
これはⅠ型での結果ですが、Ⅰ型とⅡ型の治療方針は、どのように違うのでしょうか。

双極性障害の治療指針について

Ⅰ型とⅡ型を分けての指針はいまだ明確に打ち出されていないことが多い。双極Ⅱ型障害治療は、双極Ⅰ型に準じていることが多かった。しかし、双極Ⅰ型とⅡ型とは治療経過が異なることは、臨床家なら誰でも感じているところであろう。

出典双極性障害と気分安定薬(尾鷲 臨床精神医学40(7))

双極Ⅰ型とⅡ型に関して、まだそれぞれの治療法に関する方針が定まってはいないようです。

さいごに

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