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死去したやなせたかし先生が込めたアンパンマンへの深い思い

アンパンマンの作者で漫画家のやなせたかし先生が亡くなりました。代表作ともいえる「アンパンマン」に込めた思いとは?

更新日: 2013年10月15日

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秋山田さん

■94歳で死去した漫画家のやなせたかし先生

「アンパンマン」シリーズでで知られる漫画家・絵本作家のやなせたかし(本名・柳瀬 崇)さんが13日午前3時8分、心不全のため、都内の病院で死去

■やなせ先生といえば「アンパンマン」

・実は連載当初は全く別の姿だった

原型作品は、1969年に「PHP」誌に連載されていた(大人向けの)読み物、『こどもの絵本』の第10回連載「アンパンマン」(10月号掲載)

このときは頭部も普通の人間で、ただし空腹の人のところにパンを届けるという骨子は同一だった

しかも、このアンパンマンのラストが衝撃的で、敵国にパンを届けに行き、ミサイルで撃ち落とされて死んでしまう

・しかし、評判は最悪

貧困に苦しむ人々を助けるという内容であり、未就学児には難解な内容で、編集部や批評家、幼稚園の先生などから酷評された

アンパンマンの体型も初期作品の8頭身から3頭身へと変わっていった

・絵本「あんぱんまん」で現在に近い姿で人気が出た

昭和48年に出版した絵本「あんぱんまん」(当時は平仮名表記)は、困った人に自分の顔をちぎって与えるヒーローが高い支持を得て、大ヒット

こうしてアニメ化する事となった

・「お腹を空かせた人に食べさせる」という異色のヒーローが生まれた理由

お腹を空かせた人に食べ物を提供するというヒーローは、アンパンマンが出現するまでまったく存在していなかった

そんな厳しい時代を生きてきたやなせ氏は「人生で一番つらいことは食べられないことだ」という考えを持つようになった

初代アンパンマンのミサイルに撃たれて終わるというラストも戦争体験から来ている

ある日、ボーっと空を見上げていて「食べ物が向こうからやって来たらいいのに」というところから、このキャラクターを思いついた

あんパンにした理由は、外の皮はパン=西洋、内側はあんこ=日本のもので、平和の象徴の食べ物ではないかということで、平和の尊さをわかってほしいという願いから

やなせ先生が作詞した「アンパンマンのマーチ」

震災直後にラジオで流されるやリクエストが殺到、動画サイト「You Tube」でも総再生回数は1300万回近くにも及ぶ

・歌詞に込めた思い

「なんのため生まれてなにをして生きるのか」という歌詞

当時、大学を出ても何をしたらいいのかわからない無気力な学生が増えていると聞いたので、子どものころから「何のため人は生きるのか」しっかり頭に叩き込んでおかなくてはいけないと思い、付け加えました

「胸の傷が痛んでも」もね。これはアンパンというヒーローは他のアニメのヒーローと違い、いつも傷つくから。

バイキンマンに押しつぶされたりして、ジャムおじさんに「助けて」と弱音も吐いたりする。でも作り直してもらうとまた元気に飛び立っていく。そのアンパンが負う傷の全てを「胸の傷」で代表させました

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