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【ポケコン】 往年のポケットコンピュータの世界

1980年代、パソコンがとても高価だった頃、マイコンの知識が無くても安価で手軽に使えるコンピュータがあった。ポケットコンピュータである。

更新日: 2016年07月05日

haya-matoさん

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●ポケコンとは

ポケットコンピュータとはプログラミングできる小型コンピュータで、通称ポケコンと呼ばれる。

関数電卓を元にプログラミングできる計算機として開発されたプログラム電卓の一種である。
1980年初期に誕生し、当時高価なパソコンに比べてポケコンは学生でも買えるリーズナブルなコンピュータであったため広く使われた。

リーズナブルな小さなコンピュータ

ポケコンも発売当初はやや高価だったが、やがてメモリや液晶表示の範囲を少なくした安価な入門機が登場する。

1980年代の可搬型コンピュータ

この時代、ノートパソコンやPDAなどはまだ登場していない。

本体に電源を搭載し重量が2kgを切る持ち運べるコンピュータとして、ハンドヘルドコンピュータ、そしてポケコンがあった。

ポケコンはハンドヘルドコンピュータのカテゴリに入ることもある。

●特徴

ポケットサイズ

小型軽量かつ瞬時に起動し電池も長く持つので、いつでもどこでも電卓同様に手軽に使うことができる。

高水準言語搭載

BASIC言語はポケコン用にカスタマイズされたものが搭載される。

C言語が搭載されている機種もある(CASIOの「AI-1000」は標準でLisp言語搭載)

高速な処理ができる機械語を扱える機種もある。

記憶領域が少ない機種はプログラムをできるだけ短くするテクニックが不可欠である。

関数機能

関数電卓と同じく独立した関数キーが用意されているものがある。

漢字搭載機種・日本語化

漢字搭載機種はSHARPの「PC-1360K」と「PC-1600K」の二機種のみ。

DOSやドライバ等を入れることにより日本語化できる機種もある。

日本語ターミナルを使っている様子の動画です。

●ポケコンの用途

理工系学生の教育用、ビジネスや趣味など様々な用途に使われる。

特にゲームで遊びながらBASIC言語やアルゴリズムを習得する者が多くいた。

pcg850のアセンブラでドルアーガの塔を作成している動画です(完成したようです)。
【工業系男子のポケコン避難所】http://www.geocities.jp/peek65535/index.html

インタープリタ、CHIP-8のポケコン版の動画です。

●ポケコンの周辺機器

本体だけでもその性能は十分なのだが、更に周辺機器とつなぐことで、より高度な能力を発揮することができる。

周辺機器に接続した状態でも携帯性が抜群だ。

1980年代当時におけるモバイルコンピューティングの先駆けと言ってもよいだろう。

データの保存

プログラムやデータは通常カセットテープに記録して保存するが、上位機種になると小型フロッピーディスクが周辺機器として存在する。

最近はデータ保存に向くカセットデッキが手に入りにくいのでMD(これも今では難しいかもしれない)やICレコーダー、またはパソコンのオーディオ端子に繋ぐことで代用することも可能である。

出力

熱転写プリンタやXYプロッタ等と接続してプログラムリストの出力や計算の結果を印刷できる。

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