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【実はこんなにすごかった】「無印良品」のデザインへのこだわり

今や日本のみならず、世界的に有名な国産ブランド「無印良品」。衣類、家具、生活雑貨、食品など何かとお世話になっている人も多いはず!!その魅力は何と言っても、高いデザイン性!!「無印良品」のデザインへのこだわりをまとめてみました。

更新日: 2013年10月27日

bbbcさん

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発案者のコンセプト

無印良品は1980年の日本に、消費社会へのアンチテーゼとして生まれました。
当時の日本は、資本の論理が優先され、「売るため」にモノが本質から離れていた時代。
無印良品は、そのような状況への批評を内側に含むものとして、
「無印」という立場に「良品」という価値観をつけて誕生した概念です。

モノの価値よりもそれに付随するブランドなどの価値によって購入される消費社会へのアンチテーゼとして、英語のノーブランドグッズ(no brand goods)を直訳した名称により活動をスタートさせます。

よい製品を、安価に提案するということを第一としているようです。

流通の過程で生じる無駄を省き、良い製品を安価で消費者に提供しようという堤氏の考えに、田中氏は豪華を凌駕する「簡素」の美をそこに付与することで応えた。

この発案者2人による「簡素なデザイン」と「中身の誠実性」というコンセプトは、現在の「無印良品」にも受け継がれています。

無印良品の発案者の1人である、
当時、セゾングループ代表の実業家・堤清二氏

辻井喬という筆名で小説家・詩人としても活躍。
セゾン美術館の開館などの企業メセナさきがけとなる活動を通じて、80〜90年代の都市文化に大きな影響を与えた。

もう1人の発案者、
グラフィックデザイナー・田中一光氏

大阪万博での政府館の展示設計や、札幌冬季オリンピック大会、ロンドン「ジャパン スタイル」等の企画、展示設計など多方面の分野で国際的に活躍した、日本を代表するグラフィックデザイナー。
73年よりセゾングループのアートディレクターとしても活躍。

デザインへのこだわり

グラフィックデザイナー、原研哉氏。

長野冬季オリンピックの開会式・閉会式プログラムなどを手がけ、世界インダストリアルデザインビエンナーレ大賞(インダストリアル・グラフィック両部門)受賞するなど名実ともに日本を代表するグラフィックデザイナー・アートディレクター。

シンプルというより空っぽなんです。(中略)水盤に桜の花びらを数枚浮かばせれば、満開の桜の樹の下のイメージになる。何もないところに架空のイメージを呼び込みながら、主客互いのイメージを交換していく。無印良品もやはり本質的なところは日本の美意識に依っている

出典「月刊リアルデザイン」エイ出版社、2009.05

2001年から故・田中一光氏に代わり無印良品のチーフアドバイザーに就任した原研哉氏は無印良品のデザインをエンプティ(中身のないの意)と表現し、上記のようにコメントしました。

簡素な日本的デザインの製品に、使用する人が各々イメージを読み込んでいくことを意識しているようです。

無印良品の広告表現では多くを語らず、見る側がそこにイメージや感情を移入できるような「空(うつ)」なる表現を用いている。

広告表現にまでエンプティを徹底させています。

無印良品では「これでいい」を目指している。ここで言う「で」は、不満足やあきらめを含んだものではなく、自信をもってこれでいい、と言えるようなものである。

「これがいい」という個人の自由を最大化した選択ではなく、自信をもって「これでいい」、と言えるようなものを目指しているようです。

プロダクトデザイナー、深澤直人氏

無印良品デザイナー兼アドバイザリーボードメンバーとして活躍。

2008年に日本で設立された家電、雑貨の新ブランド「±0」の加湿器は、その斬新なデザインで大きな話題を呼びました。

深澤 直人氏は、人が普段、意識なくしている行動に目をつけたデザインに定評があります。彼はそれを「without thought」と呼びます。また「意識の中心」と表現することもあります。
人間の”無意識”を意識するのです。
これは彼がデザインを手掛ける「無印良品」の企業理念にも通じるところがあり、多くの商品にこの理念が反映されています。

人が無意識のうちに思い描いているような像を探し、具現化することをデザイナーにとって最も優先すべきと考えているようです。

無印良品での深澤直人氏の代表作。

「空気を入れ替えるように音楽を流す」ことをコンセプトに、換気扇を模した形状になっています。
紐を引っ張りON/OFFします。

いろんなお店を巡って、その中でも金銭面やデザイン的にピンとくるものがない時に「無印良品」なら何にでも合うから「無印でいぃや」という考えで商品を選んでもらっていいそうです。空間に背景と華があるならば、「無印良品」は背景なのです。「無印良品」が考えるシンプルとは空間に溶け込む背景のようなデザインなのです。

深澤直人氏による無印良品のデザインへの考えが示されています。

クリエイティブディレクター、小池一子氏

パルコの広告戦略にクリエィテイブ・ディレクターとして参加。
また、キュレーターとしても現代衣服の源流展」(1975年、京都国立近代美術館)、「ヴェニス・ビエンナーレ第7界国際建築展」における日本館「少女都市」(2000年)などを企画。

無印良品の代名詞でもある「わけあって、安い。」というキャッチコピーの生みの親は小池一子氏。

「誰の心の中にもある普遍的な気持ちを、実際の商品に『見立て』ることが、無印良品の基本」

無印良品に創設当初からアドバイザリーボードに携わる小池一子氏の発言。

スタンダードとして、よい品物をデザインすることを重視しているようです。

グローバルブランドとしての評価

無印良品の海外1号店であるロンドン「MUJI WEST SOHO」

現在、無印良品は世界23ヶ国、243店舗にて展開しています(2013年現在)

ソーホー地区の小さな店はすぐに人気を博し、数多くの雑誌に見開き特集で紹介されました。そして、ステーショナリーや収納といった商品はまずロンドンに住むクリエイティブ業界、マーケティング業界、マスコミ業界の人々の間で話題となり、愛用されました。

洗練されたデザインの生活雑貨などは多くのショップが出店されるロンドン・ソーホー地区でも大きな話題を呼んだようです。

ドイツの「iFデザイン賞」でも史上初めて五つの金賞を受賞するなど、その評価は海外でも非常に高い。

2005年、デザイン界におけるオスカー賞”を自称する、世界的に最も権威のあるデザイン賞の一つ「iFデザイン賞」を史上初5つの商品で金賞を獲得したようです。
ちなみに2012年にも4つの製品で入賞したようです。

ニューヨーク近代美術館のミュージアムショップとの提携、ミラノサローネにおける展示など、日本のブランドとして国際的にも広く認識されている。

出典内田繁、「戦後日本デザイン史」、2011、みすず書房

マンハッタンのミッドタウン53丁目に位置し、1920年代から「ザ・モダン」と呼ばれたモダンアートの殿堂である「ニューヨーク近代美術館(通称MoMA)」とのミュージアムショップの提携も快挙と言えます。

世界最大規模の家具見本市である「ミラノサローネ」での展示を成功させるなどデザインの評価は非常に高いようです。

無印のコンセプトは本当に家庭のニーズに合わせたセレクションで、シンプルイズベストを打ち出していてすごく便利なブランドです。母国でももちろん知られていますし、とてもフランス人のテイストに合っていて人気です

現在、11店舗を展開するフランスでの評価も非常に高いようです。

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bbbcさん



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