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米国で特許が認められた「デザイナーベビー」の問題点

私には持病があります。生命保険に入れない等、困った事も多いです。でも、遺伝子操作をしてそれを取り除けば、私はより幸せだったのでしょうか? きっと、ハンデがあるからこそ気付ける事があるはずです。

更新日: 2013年10月23日

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njip.fibさん

米国で「デザイナーベビー」に関する特許が認められる

青い目で足が速く、乳がんになるリスクが低い子どもが欲しい――。親が望む特徴をもつ赤ちゃんを作る「デザイナーベビー」につながる遺伝子解析技術が考案され、米国で特許が認められた。

問題となっている特許は、遺伝子解析サービスを提供する米カリフォルニア州の企業「23andMe」の「gamete donor selection(配偶子ドナー選別)」と呼ばれる技術で、2009年に出願され、9月24日にUSPTOから特許として認められた。

デザイナーベビーとは?

受精卵の段階で遺伝子を操作するなどして、外見や知力、体力など、親の希望をかなえた形で生まれる赤ちゃん。

デザイナーベビーとは、遺伝子を選択して目や髪の色といった特定の身体的特徴を持つ子供の生まれる確率を上げるという賛否両論の多いアイデアだ。

検査方法は?

遺伝情報解析の検査キット。唾液を採取するチューブ

唾液に含まれる遺伝子配列のわずかな違いを分析して病気のリスクなど240項目を予測する事業を実施。依頼者が自分とパートナー候補者の唾液サンプルを同社に送ると、生まれる子どもの目の色や運動能力に関わる筋肉のタイプ、乳がんや大腸がんの発症リスクなどを確率的に予測する。

価格は99ドル(約1万円)で、利用者は50カ国以上、日本人を含め40万人を超えている。

安いですね…。

命の選別につながるのでは…危惧・批判の声

医療ジャーナリストの油井香代子氏は「20年以上前から精子バンク、卵子バンクが定着しており、優れた子を持ちたい男女が高額な費用を出して有能な人の精子や卵子を買う。米国は医療の規制が少なく、デザイナーベビーの風潮が広まりやすい」とみる。

検査結果に沿って「親候補」がパートナーを代えていけば、子どもの特徴も変わる可能性がある。油井氏は「意図的な遺伝子操作につながりかねない」と危惧する。

ベルギー・ゲント大の生命倫理の専門家は、今月3日付の英科学誌ネイチャー電子版で「受精卵診断は定着しつつあるが、子どもの遺伝的特徴を選別することは倫理的な問題が大きい」と批判した。

23アンドミーは特許取得後、当初は産婦人科クリニックなどで望ましい精子や卵子を選ぶ可能性も視野に入れていたことを認めた上で「当時とは状況が大きく変わった。現在の遺伝子予測を越えた事業に乗り出すつもりはない」との声明を発表している。

更なる経済格差の拡大を招く可能性も

優れた性質を持つ者だけが生まれれば良いという優生思想に結びつかないか、富裕層だけが利用できる技術にならないか、望んだ赤ちゃんが生まれなくても愛せるかといった問題が生じうる。

デザイナーベビーの怖いところは、経済格差が、そのまま能力の格差につながるところ。富めるものはさらに蓄積し、遺伝子の形で子供に遺産を残していく。

子どもの人生は子どものもの!

<ネットユーザーのコメント>
「遺伝子の優劣で差別される時代になるな」
「これってハゲの遺伝子継がない子供つくれるってこと?」
「結果的に遺伝子から多様性が失われて種自体が弱くなりそう」
「俺たちが遺伝子操作されていない人類の最後の世代なのかもな」
「 多数派になったら価値は無いのよ。いつの時代も美は希少価値。」
「つまらない世界になるな」
「オーダーと違うじゃない!って親が発狂する未来が視えるわ」
(ネット掲示板より引用)

両親から「あなたは有名なスポーツ選手の遺伝子を組み込んだから、将来はスポーツ選手になりなさいよ」なんていう話を聞かされレールを敷かれる人生は、自分のライフストーリーを形成しているということにはならず、もはや両親の人生を押しつけ、親の自己肯定を代わりに子どもにさせてしまっていることになる。

この問題の本質は「何をもって幸福な人生とするか」という個人の定義を、親が定めてしまうということだ。

無限の可能性を秘めている子どもたち。何が得意なのかは、やらせてみないとわからに。それを見つけ、引き出してあげるのもまた、親の役割です。「デザイナーベビー」の普及により、それが失われてしまう可能性があります。そしてそれは、子どもの生きる喜びを奪う事になりかねません。

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