1. まとめトップ

経済学に見る限界効用のマーケティング活用(限界効用逓減の法則)

基本的な経済学では、何かを利用すればするほど、満足度が低下するとされています。非常に新鮮に見えた商品に出会っても、時間が経つとその商品が魅力的に見えなくなってきて、「飽きた」という状況が発生してしまいます。商品は交換できますが、人生のパートナーを交換するのは非常に困難です。

更新日: 2017年04月20日

23 お気に入り 37455 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

misukiruさん

◆ 経済学の限界効用(Marginal utility)

最初は、「嬉しい」と思っていた事は、ビールの量を増やしても、嬉しいと感じなくなります。

ビールの限界効用(ジョッキが増えたときのハッピーさの増加具合)は、ビールを飲む量が増えるほど、減ることになります。

人間というのは、慣れたものに対して満足度を感じなくなってしまう傾向があります。常に新しい刺激がないと、消費の意欲が減退してしまいます。

低下した新奇性を補うには出稿量を増加させねばならず、100万円の広告費で50万円しか稼げなくなることは珍しいことではありません。

◆ 恋愛の限界効用

美人は3日で飽きて、ブスは3日で慣れますが、両者は交差する事がありません。つまり、美人よりもブスの方が常に高い価値を提供できる事になります。

セックスの高揚感→マンネリ化→費やす時間と回数の減少という過程を経て、最終的にはセックスレスという着地点

◆ 満足度(効用)が最大の点を探る

単純にグラフで表現すると、接点が効用が最大となるポイントになります。

2つの財の組み合わせの効用を分析するグラフに無差別曲線がある。ある消費者Aの効用について、横軸を財X1(例えばコーヒー)の消費量、縦軸を財X2(例えば紅茶)の消費量

接点が紅葉が最大の点になります。

効用が最大化できる傾きの点を超えると、それ以上の資金投下には慎重になった方が良いという事になります。

ミクロ経済学の分野で、2つの物に対する効用の均等点と考える事ができます。分数になっている事からも分かるように「微分する」とは「接線の傾きf'(x)を求める」ということです。

グラフから、ソーセージ1個増えると、ビールが2個減らせます。ソーセージ1個とビール2個は交換対価に値するとします。

ソーセージ1個増えると、ビールが2杯減らせるという式を限界代替率(Marginal Rate of Substitution:MRS)といいます。

MRSがあらわすのは、このXグラフと曲線が交わる線との傾き具合という事になります。

◆ アップルのように「目新しさ」が重要

アップルが発表したiPad Airは、既に目新しさがなくなってしまいました。

アイパッドは確かに「軽くデザインも美しい」(アナリスト)と評価する声がある一方、これまで他社をリードしてきた機能面での驚きは乏しい。

アイフォーンの販売伸び率の鈍化やイノベーション曲線の平準化に対する投資家の懸念が高まっている

◆ウェーバーの法則

△R(弁別閾)/R(刺激量) =K(定数) 
 (K=ウェーバー比)

『所得が増えるほど生活の小さな他の楽しみを味わう能力が減ってくる』という可能性を示すものです。

ドイツの生理学者エルンスト・ヴェーバーは1834年におもりを持ち上げる実験で、おもりの重さの変化を感じ取る感覚は、何g増えたかといった差ではなく、何倍になったかという比に依存していることを示しました。

最初の重さが200gのおもりだと2g増えただけでは重さの変化に気づきません。

図の「刺激強度」を所得とすると、所得が低い間は1単位の感覚量は少しの増加で急激に上がっていきますが、その後は1単位の感覚量の増加に膨大な収入の増加が必要になってきます。

1