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宇宙の神秘 -272度!宇宙空間の温度よりも低い??ブーメラン星雲とは?

絶対零度(−273.15 ℃)より約1℃高いだけの超低温星雲 ブーメラン星雲。宇宙の温度よりも寒いというブーメラン星雲とは?

更新日: 2014年03月04日

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そもそも宇宙空間の温度は? -270.42度

宇宙空間の温度は、-270.42度です。
宇宙空間には「等方背景輻射」と言って、
あるエネルギーを持つ電波が充満しています。

遙かな昔のビッグバンのときの超高温状態から
200億年の時間の経過で、
宇宙は、絶対零度より2.73度だけ高い温度にまで冷えた。

ブーメラン星雲とは? -272度

ブーメラン星雲とは、ケンタウルス座の方向に
地球から5000光年離れた位置にある原始惑星状星雲

知られている中で、自然界で最も温度の低い場所

温度は1K (-272℃) で、
宇宙の温度、即ち宇宙マイクロ波背景放射の2.7Kよりも低く、
知られている限り、宇宙の温度より低い唯一の場所

ブーメラン星雲は、
(年老いた)恒星系が惑星状星雲の段階に移行しつつある、
「原始惑星状星雲」だと考えられている。

【参考】絶対零度とは?

※イメージ画像です

絶対温度における0度で0Kのこと。
摂氏で表すと−273.15 ℃

温度は、物質の熱振動をもとにして
規定されているので、下限が存在する。
(絶対零度は)熱振動(原子の振動)が小さくなり、
エネルギーが最低になった状態である。

ブーメラン星雲は日本から見えるの? 見えません

おおかみ座とケンタウルス座

ケンタウルス座は南に低いため、
日本の大部分の地方では、
地平線上にその上半身が見えているだけに過ぎません。
沖縄あたりまで南下して、
やっとその全身を見ることができるのです。

ケンタウルス座の
馬のおなかあたりの部分。

なぜ宇宙の温度よりも低い? 時速50万km以上の高速恒星風が原因

ブーメラン星雲を形成するのは、
死におもむく年老いた星が放出する物質のため

既に1500年以上も物質を放出し続け、
その総量は太陽の質量の1.5倍に相当する。

ブーメラン星雲の中心星からは
時速50万kmという猛烈な太陽風が吹き荒れており、
吹き飛ばされた表面層は1K(-272℃)まで冷却されている。

星雲の中心部から秒速164kmという超高速の「風」が吹いており、
それが宇宙空間に拡散し、
膨張する際に温度が下がるせいだと考えられている。

※秒速164㎞×60秒×60分=時速590,400㎞

寿命を迎えつつある太陽類似星の外層から
イオン化ガスが放出され、外郭が輝き、
急速に拡大を続ける過程でエネルギーを使い果たし、
その結果引き起こされる冷却効果によって
周囲よりも低い温度を保っている。

この例のように、
惑星状星雲が多種多様な形を持っているのは謎である

今回、新たな姿がとらえられた

これまで砂時計のような形状が観測されていたが、
最新の望遠鏡「ALMA」によって、その真の姿が明らかになった。

2013年10月28日のニュース

(とらえたのは)
南米チリ・アタカマ州にある巨大電波望遠鏡「アルマ」

アルマ望遠鏡は、北米、欧州、アジアの諸機関が協力してチリのアタカマ砂漠に設置したもの。
天体観測の妨げになる湿気や植生が、ほとんど存在しない海抜5000メートルの高地にある。

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ラッコは漢字で書くと海獺。海の獺(カワウソ)だよー。