<1997年9月~1997年10月>

「自転車操業」。
借りて返す日々。

この時期、毎月の支払いが9万円近くになっていた。
かなり厳しい。
理由は、「DCカード」の『1回キャッシング』。
毎月の借入限度額が5万円で、翌々10日に全額返済する。
たとえば、6月に5万円を借りると、7月にはもう5万円借りられる。
そして、8月10日に、6月分の返済額・5万円を返すと、8月15日にはもう
5万円借りることができる。

5年近く、この繰り返しだった。
この「自転車操業」が終わるとしたら、次の二つしかないと思ってた。

(1)どこかの時期で「DCカード」から借りるのをストップする。
(2)返済が滞り、カードが止められる。

結局、私は(2)でした。

武富士などの消費者金融と比べて、信販系の場合、催促(さいそく)が少し遅い。
例えば、期日に返済できない場合、その10日後くらいに催促の「はがき」が来る。
そして、時を同じくして電話もかかってきます。

それが、消費者金融の場合、1日でも遅れるとすぐに電話がかかってきます。
「どうなってるの?」
「返済日ですよ!!もしかして、返さないつもり?」
ってな感じです。
胃が痛い。

さらにもっと大きな問題は、「この返済が遅れたという情報が消費者金融全体に広まる」
ということです。
最悪、武富士で返済が遅れたにもかかわらず、アイフルから借りることができなくなる
ことがあります。(アイフルにはきちんと返済していても)
そして、また別の消費者金融から借りる場合も、この「返済遅れ」が原因でカードが作れ
ないことがあるのです。

びっくりしますよ。
某消費支社金融の無人契約機でカードを作ろうとした時、

声:「今まで、延滞が遅れたことはありませんか?」
私:「(本当はあるのに)はい、ありません」
  <数分後>
声:「申し訳ございません。松下様、こちらでお調べしたところ、1度お支払いが延滞
   したことがあると記録されているのですが?」
私:「(とぼけて)あっ、そうだ。すいません、1度ありました」
声:「もうしばらくお待ちください」
  <さらに数分後>
無人機の画面に『申し訳ございませんが、今回は見遅らさせていただきます』の文字。

情報は流れてますよ。

すべて順調に返済がいってればいいけど、どこかでつまずくと一気に崩れます。
今までいくらでもお金を貸していた所が、一瞬で貸すのをやめ回収に動き出します。
そして、その時期「自転車操業」に陥っていると、100%OUTです。

仕事も手につかなくなります。
「合法的な犯罪」とか、「ブラックの方でも必ず融資!!」に目がいきます。

私が言うのもなんですが、こうなったら、もう一般社会人としてダメですね。


ここで一句。

「今思う お金は自分で 稼ぐもの」


<1997年10月現在>
 ・借入先:3件(武富士、DCカード、アイフル)
 ・借入金:60万円
 ・毎月の支払い:81,000円

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名前:松下一樹(仮名) 生年:1976年生まれ  地元:広島 経歴:中学・高校と学業の成績は常に上位。部活はバスケット。大学は仙台の国立大学。。

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