<1998年2月>

調子がいい。
全てがうまくいく。
大学の試験も順調で、予想通りに「単位」が取れた。

ギャンブルの調子もいい。
1月の不調が嘘のように勝ちまくる。
負けたときでも、1万円の負けで終わる。(こんなのは負けの内に入らない)
2月が終わった時点で、2月の借金の支払いをして、さらに10万円近く残っ
ていた。
そこに、パチンコ店でのバイト代が10万円近く入る。

「金持ちじゃん!!」

でも、本当は金持ちではない。
借金の総額が「80万円」あるのだから、有り金全てを返済にまわしても、
まだ借金は残る。

ここで「よし、返済にまわそう!!」とは全く思わなかった。
現金で「20万円」持っていれば、なんでもできると思った。

「就職活動も始まるし、パソコンを買おう」
10万円くらいで買えないかな?
電気屋に見に行くと、欲しいと思ったパソコンが15万円近くした。
「ま~、1回買えば5年くらいは使うだろう」
(今考えると、本当にパソコンが必要だったのか・・・)

「でも、現金で買ったら、5万円しか残らないし・・・」
ローンで買えないかな?
大学の生協で実施していた「JCBの学生カード・即日発行」に申し込んでみる。
なぜかすんなり通った。
(信販系とサラ金系の情報機関が違うため、信販系のほうだとまだ私は<キレイ>
だった)
しかも、「5万円のキャッシング枠」付き!!

この「JCB」のカードで15万円のパソコンを買った。
毎月、1万円の支払い。
1万円の支払いなんて、痛くもかゆくも無かった。
(このあたりが既に金銭感覚が麻痺していたのか・・・)

実際に私を苦しめたのは「5万円のキャッシング枠」の方だった。
これは「DCカード」と一緒で『翌々月に一括返済』
そのため、最悪「5万円」の返済が回ってきた。
「DCカード」と「JCB」を限度一杯の5万円をそれぞれ借りていると、
「10万円」の支払いになる。

そして、3月。
勝つ時があれば、負ける時もある。
手元にあった20万円はあっという間になくなった・・・。


そして遂に、月額の支払いが「10万円」を超えた。


<1998年2月現在>
 ・借入先:5件(武富士、DCカード、アイフル、アコム、JCB)
 ・借入金:95万円(ローン含む)
 ・毎月の支払い:106,000円

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名前:松下一樹(仮名) 生年:1976年生まれ  地元:広島 経歴:中学・高校と学業の成績は常に上位。部活はバスケット。大学は仙台の国立大学。。

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