1. まとめトップ
  2. 雑学

可愛いけど害獣!カピバラみたいな動物「ヌートリア」

本来日本にはいないはずの外来種「ヌートリア」その風貌は小さいカピバラの様な愛らしい姿をしている反面、生態系や農作物に深刻な影響を与えている。

更新日: 2017年01月02日

rainshineさん

  • このまとめをはてなブックマークに追加
122 お気に入り 878383 view
お気に入り追加

ヌートリア

ネズミ目(齧歯目)ヌートリア科
頭胴長40-60 cm、尾長30-45 cm、体重5-9 kgの大型の齧歯類

哺乳類の一種。別名沼狸。南アメリカ原産。日本には本来分布していない外来種で、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律では指定第一次指定種に分類されている。

オレンジ色の歯を持つ

歯数20個。前歯は特に大きくオレンジ色。前歯はねずみ同様伸び続ける。

おとなしい生き物ですが、人の指くらい簡単に切断できる歯を持っています。

水の中が好き

半水性で、池沼や流れの弱い河川の岸辺の土手などに巣穴を掘り、普通は雌雄のペアで生活をする。結氷するような寒冷地では生息できない。

泳ぎが得意で、水面を泳いでいる姿をよく見かけます。5分程度の潜水が可能です。
陸上では主に水際を移動し、水辺を離れての行動範囲はあまり広くないといわれています。

カピバラとの違いは?

カピバラによく似ている

同じ巨大ネズミということでよくカピバラと混同されるが、カピバラの体長が1メートル以上なのに対しヌートリアは40-60cmと半分程度の大きさしかない。
またカピバラは「カピバラさん」で知られるように丸っこくて愛嬌のある顔をしているが、ヌートリアはまさに巨大ドブネズミという風貌をしており、これが可愛いかどうかは評価の分かれるところである。

長い尻尾も特徴の一つ

本来日本にいないはずの動物

近畿(紀伊半島を除く)、中国、四国に集中し、東海、関東、九州にも分布域が点在する。

もともと日本列島に住んでいた動物ではありません。野生のヌートリアは、主に南米のブラジルからアルゼンチンにかけての河川に分布しています。それが、1930年頃から日本でも軍用服の需要が高まったため、毛皮獣として輸入、飼育されるようになりました。

第二次世界大戦が終わると需要がなくなり、放逐されたり屠殺されたりした。生き残ったものが野生化し、各地で帰化した。

日本では「害獣」扱い

遡れば人間が原因なんですが、時代はめぐる。

■生態系に関わる被害
日本では本種と同じニッチを占める哺乳類は生息しないために、食草である水生植物を大量に捕食し、水鳥などと餌資源をめぐる競合関係が生じる可能性がある。
■農林水産業に関わる被害
西日本地域で農作物に対する被害が報告されており、食害や岸辺への営巣(巣穴)により、水田のイネや畑の根菜類に大きな被害を及ぼしている。

海外でも、、、。

海外では、北アメリカ、東アジア、東アフリカ、ヨーロッパなどに帰化している。その毛皮を目的に世界各地で飼育されたため逃げ出したものなどが再野生化している。土手などに穴をあけ、キャベツやコムギなどの畑を荒らすことがあるため害獣となった。

毎年多数駆除されている。

害獣として毎年各地で駆除されています。環境庁の統計(1996年)では、最も捕獲数が多いのは岡山県で、年間約800匹が捕獲、駆除されているそうです。
イギリスでは1970年代から80年代にかけ、約10年がかりで約100万頭を駆除し絶滅してしまったという悲しい歴史があります。

こういう巡り合わせは悲しいですね。

1 2





動物、自然、音楽、雑学、海外ゴシップ、海外ニュースなど
世界のすごい事、びっくり仰天な事、どうでもいいけどちょっとためになる事などをまとめてます。