1. まとめトップ
  2. ニュース・ゴシップ

楽天・田中将大投手の“酷使”…時代遅れのスポ根か、エンターテイメントか

日本シリーズ第7戦。楽天イーグルス・星野監督は9回、前日160球を投げたエース・田中投手をマウンドに向かわせます。肩が命の投手にとって、普通ではありえないこの継投に対し、さまざまな声が寄せられています。

更新日: 2013年11月06日

77 お気に入り 127102 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

160球を投げた翌日にリリーフ登板。胴上げ投手になった田中将大選手

▷ 2013年、日本プロ野球は設立9年目の東北楽天ゴールデンイーグルスが優勝。
感動的な決戦を締め括ったのが、前日160球を投じていた田中投手だった。

楽天が3‐0で巨人を下し、球団創設9年目で初の日本一に輝いた。胴上げ投手は田中将大

今季24勝を挙げた田中将大投手によって締め括られた日本シリーズ。感動的でした。

前日160球を投げたばかり。投げられるはずもないエースが九回、ベンチから出てくると、大歓声が湧き起こった

今季、シーズン中でも一日160球以上を投げた投手はいません。
楽天・星野監督は前日の負け試合で160球を投げさせたことについて、「田中には代われと言ったんだけど…。エースの意地だろうね。」と語っています。

田中将大投手がシリーズ第6、7戦で計175球を連投したことが議論を呼んでいる

今シーズン終了後にメジャーリーグ(MLB)移籍が確実視される田中投手が、これだけの連投をしたことが議論の的になっています。

今のプロ野球の常識からすると境界線を越えたタマ数とも言える

160球を投げること自体が今の野球では非常識ですが、その翌日にさらにリリーフ登板をさせることなど、ちょっと考えられない起用とも言えます。

「球数制限」を導入するに至ったメジャーリーグの事例

▷ 若い頃肩を酷使し、その後故障に悩まされたMLBのジャレット・ライト投手(父親は読売ジャイアンツでもプレーしている)の事例は、MLBの“球数制限”の流れを加速させた。

MLBでは試合だけでなく、練習でも厳格に投球数を制限し、試合中のキャッチボールさえ禁じている

日本で投げ込みによって肩を作る調整をする投手の多くは、MLBのこの方針に馴染めず、うまく成績を挙げられないことも。

こうした保護政策は、1990年代に若手投手を酷使し、投手寿命を縮めてしまった──そういう反省がメジャー全体で共有されているから

20代前半の若手先発投手が、投球回数が前年比120%以上を超えた場合、その翌シーズンに故障、または成績が急落するというデータもあり、MLBでは若手投手の育成はまるで腫れ物を扱うように慎重です。

現在の日本球界でもその傾向は高まっているが米国では、はるかに球数に関してナーバスだ

「投手の肩は消耗品」との考え方が根付くメジャーリーグでは、ともすると選手生命を縮めかねない「投球数」について、練習も試合本番も厳しく制限がされています。

2日で175球投げたことは、彼(田中)との契約に興味を持つメジャーリーグのチームのいくつかに対して、警鐘を鳴らすことになるだろう

今季オフのMLB移籍が噂される田中投手には、MLB関係者からも心配の声が寄せられています。

野球は選手生命よりも「エンターテイメント」?

▷ 楽天優勝のこの瞬間、テレビ放送の視聴率は仙台地区で60%超え、関東でも45.8%を記録した。

あんなドラマチックな場面での連投は一生に一度あるかないかのことで、肘や肩への影響など先々のことまで考える必要などない

エンターテイメントとして最高の演出だった、米国人がとやかく言うべきではない、との論調もありました。

勝てば官軍、勝てば美談、というのも事実ではあります

結果的に楽天が田中投手の抑えによって優勝することが出来たため、この連投問題も「伝説」「感動的」という声が大きいものになっています。

根性論といういささか古いやり方が前面に出たなという戸惑いもありますが、東北復興を田中選手が締めて日本一というシナリオが完結した事はまあ良かったのでしょう

結局、日本では今回の田中投手の連投は“美談”という捉え方が大勢を占めているようです。

「もうしょうがないですね。ヘタに手を抜いて二軍選手で終わるよりも一瞬でいいから活躍したほうがいい。プロ野球選手は一年一年が勝負ですよ」

ルーズショルダーを抱えていながら酷使され、短い選手生命に終わってしまった伝説の投手、元ヤクルト・伊藤智仁氏は、現役当時を振り返り「試合で勝つ為には200球近く投げることも普通だった」と語っており、後悔はなかったと断言しています。

巷の声は?

間違いなく身体には良くないですね。肩、肘の炎症はまだとれてませんので。。“@ayabin27: @faridyu 昨日160球投げたマーくん。今日も投げても平気なのでしょうか?”

テキサス・レンジャーズのダルビッシュ投手も心配。

和田・藤川と期待されながらメジャー初年度から故障するピッチャーが続いただけに田中将の160球完投の翌日の登板はメジャーにとっては眉をひそめているだろうなあ。

160球投げた翌日にブルペンで投球練習をさせるなんて狂気の沙汰。確実に投手生命を縮める。他の投手への信頼感はないのか。

田中将大は昭和の大投手だ。負けてなお威風堂々、あの佇まいは平成の若者には出せない。中4日で160球、9回に152キロ出す投手なんて、そんじょそこらにいるもんか。試合終了から間もない11時過ぎには、ファンに冷静なツイートをしている。甘かった、まだまだ力不足だ。参った、惚れ直したぜ。

田中将大投手。選手生命を縮めかねないあの9回の登板。彼を駆り立てたものは被災地への想いだったはず。田中投手は大切な何かを、立ち向かう勇気を、身をもって東北の人々や日本中に教えてくれた。今は充分に肩や肘や身体をケアして、今度は世界のメジャーの舞台で大活躍して欲しい!

田中がスポ根ノリすぎてメジャーの世界でメンタル的にやっていけるのか少し不安になる

週末の日本シリーズは楽天優勝で幕を閉じたが、最終戦9回の田中の連投にTLが賛否両論なのが興味深かった。スポーツの文脈で考える人は否定的で、社会的な文脈で捉える人は肯定的という感じ。どちらの言うこともわかるが、スポーツはそのもの以上の社会的意味を担うのだというのを改めて感じたなと。

あの日シリは、エンターテイメントとしてあれ以上無いくらいの出来だったので、外野がどんなに正論を吐こうと星野・田中の勝ち。

1

関連まとめ