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比較明合成で「星降る風景」や「すごい夜景」を撮る方法

比較明合成を使って星の光跡がぐるぐるして見える「星降る風景」を撮る方法、そしてその応用編として「すごい夜景」を撮る方法をまとめました。

更新日: 2014年02月14日

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この記事は私がまとめました

ぷむぷむさん

比較明合成の考え方

比較明合成とは、複数の画像の合成する際に、ピクセルごに明るさを比較し明るい方のピクセルに置き換えて合成する処理のことです。

たとえば富士山と星空の写真を普通に撮るとこうなります。三脚に一眼レフをすえてレリーズなどを使って撮影しました。撮影データはニコンD4、24-120、ISO2000、SS25秒、F4です。

上のような写真を画角をまったく変えないで何十枚~何百枚と撮ります。星は時間が経つにつれ移動していきますが、富士山の山陰は動きません。

上の複数枚の写真を比較明合成します。

星が写ったピクセルは明るいので合成後の画像に反映されます。星は移動しているので明るいライン上に写ることになります。

一方、富士山の山陰は動かないのでそのまま写ります。

用意するもの

●カメラ(一眼レフなどの長時間露光が可能なカメラ)
●レンズ(構図次第で望遠でも広角でもOK、最小F値が小さい明るいレンズが無難)
●レリーズ(カメラにインターバル撮影機能がある場合は不要)
●三脚(なるべくがっしりとしたもの)
●PCと比較明合成ソフト(フリーソフトがあります)

三脚にカメラをしっかり固定し構図を決める

がっちりした三脚にカメラを固定し構図を決めます。

ほんのちょっとでもずれると合成したときブレちゃうので、
コンクリートの地面の上など揺れない場所に、
なるべく重いがっちりした三脚にカメラを固定し、
カメラのストラップは風で揺れないように三脚に巻き付けます。

風が強い日はあきらめるか風よけのあるところで撮影します。
星が見えない日はあきらめます。 (´・ω・` )ショボーン

星空だけを撮ってしまうと黒い背景に線が引いてあるだけの画像になってしまい星空なのか何なのかがよくわかりません。手前に山陰や建物を入れてあげると写真として面白く仕上がります。

ピントをしっかり合わせて固定する

ピントの位置は撮る構図しだいですが、写真の手前に入れるものが
富士山やスカイツリーなど写真の主役になるような意味のあるものならそれに、
名もない山の稜線などで写真の主役が星空そのものとしたいならば星空に合わせます。
(実際のところ、手前のものも星空も十分に遠くにあるので
どっちに合わせても両方にピントが合って見えることが多いです)

何十、何百枚と全く同じ画角で写真を撮っている間にピントがずれてしまわない様に、
AFはオフにしてピントのリングはテープなどで固定しておきます。

スカイツリーにピントを合わせています。

使用しているレンズがワイドレンズで、スカイツリーも十分に遠いので、スカイツリーにピントを合わせても星空にもピントが合います。

画像モードはJPEGで

RAWで撮影すると撮影後に合成する際にいちいちJPEGに変換することになります。
面倒なのでおススメできません。

WBはマニュアルで

蛍光灯マークにすると青っぽくキレイなのでオススメ。
マニュアルでないと色合いがばらついて上手く合成できないことがあります。

露出はマニュアルで

マニュアルでないと明るさがばらついてしまうので上手く合成できません。
シャッタースピードは30秒くらいまでにしましょう。
シャッタースピードが短すぎるとたくさんシャッターをきることになるので
カメラへの負担が大きいです。

長時間露光時のノイズ低減はオフで

長時間露光時のノイズ低減をオンにしていると
30秒露光で一枚撮った後、カメラは30秒間かけてその写真のノイズを除去処理をします。
その処理の間は次の写真が撮れない状態になります。

星の光跡をなるべく途切れることなくキレイにつなげるためには、
一枚撮り終わった後の次の写真を撮り始めるまでの時間は短いほうがいいので
長時間露光時のノイズ低減はオフにしておきましょう。

何枚か試し撮りして画像を確認、いい感じの露出に調整します

ここてきちんと撮れていないまま、数時間かけて何百枚も撮り続けてしまうと、
ものすごい時間の無駄になります。

インターバルタイマー機能を使って数時間撮り続けます!

試し撮りが完璧にできたと思ったらついにインターバル撮影です。

インターバルタイマー機能の付いたカメラもしくはレリーズを使い、
撮影間隔1秒間でカメラの電池が持つ限り撮り続けます。
両方ともない場合はカメラを連写モードにして普通のレリーズをつけて押しっぱなしにします。
(ただし普通のレリーズでやると途中で止まってしまう可能性もあります。)

この間、絶対カメラや三脚にふれてはいけません。
近くでカメラが何らかのトラブルで止まらないか見張りつつ、
撮影を一端忘れてスマホで遊んでるのが一番です。

撮れた画像を比較明合成します

比較明合成といえばフリーソフトSiriusComp!
とっても使いやすいソフトでダウンロードすればすぐ使えます
比較明合成すると同時に微速度撮影動画も作れる優れものです。

いつもお世話になってます!ありがとうSiriusComp!

合成後の写真はこちら!

山の中はもちろん都会のど真ん中でも星は意外と見えます。この方法を使って星降る風景撮影を楽しんじゃいましょう!!!

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