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【祝50周年】世界で盛り上がりを見せる長寿ドラマ「ドクター・フー」とは?【Doctor Who】

イギリスの大人気・長寿SFドラマとして知られ、近年は世界でも人気の広がりを見せる「ドクター・フー」。2013年にはなんと50周年を迎えました!日本でも視聴方法が増えてきましたので、ドクター・フーの世界と併せてご紹介します。

更新日: 2014年12月09日

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ドクター・フー(Doctor Who)って?

この人たちが主人公の「ドクター」。
実は全員同一人物なんです。
放送開始から50年の時を経て、2014年8月からは12代目ドクターのシリーズが控えています。

「ドクター・フー」は、イギリスの公共放送局BBCが制作するSFテレビドラマ。1963年よりスタートし、1989年に一時中断したものの、1996年に1話限定のテレビ映画として復活、2005年からは新シリーズが放送されています。

放送開始当初は子供向け番組としてスタートしながらも国民的人気を獲得し、イギリスの大衆文化に根付くまでに成長。最も長く続くSFシリーズとして知られ、現在はイギリスではもちろんのこと、世界中で人気を獲得しているんです。
なんでも、2011年にはアメリカのiTunesで最もダウンロードされた番組だったとか!

上:ドクターとパチリ。みんな嬉しそう!
下:ポップカルチャーの祭典コミコンでもドクター・フー登場人物のコスプレをした人が毎年沢山います。

SFは難しそうで…という方でもOK 家族皆で観れる番組なんです

SFってなんか小難しそう…と思った方、ちょっと待って!一見とっつきにくいと思われるSFというジャンルの本作ですが、日本で考えるとドラえもん(SF:すこしふしぎ)とか仮面ライダー(ヒーローもの)とか水戸黄門(歴史もの)の要素がちょっとずつ混ざったような、全年齢で楽しめる作品になっています。なんたって、あちらでは保育園に通う年齢の子~おじいさんおばあさんまで一緒になって見ている番組です。

そして「ドクター」という主人公ですが、これは彼のあだ名というか呼び名。「ドクター・フー」というタイトルだけど、医療ドラマじゃないんです。

どんなストーリー?ドクターって何者?

主人公は惑星ガリフレイのタイム・ロードという種族で、ドクター(Doctor)と呼ばれる異星人。
宇宙人だけど、外見上は地球の白人男性と見分けがつきませんし、宇宙っぽい未来的な服も着ません。その格好はスーツだったり皮ジャンだったり何とも形容しがたいヘンテコなジャケットだったり。
強靭な身体と2つの心臓を持ち、非常に長生きで寿命は1000歳以上だとか。

画像はドクターとコンパニオン(ドクターの旅の仲間)のローズがターディスから出てきた場面です。

このドクターが、仲間たち(作中では「コンパニオン」と呼ばれる)と、かつてイギリスに設置されていたポリス・ボックスに似た外見のタイムマシン「ターディス(TARDIS)」に乗り、地球の内外を問わず、あらゆる時間と場所へ自由に行き来。
それぞれの文化と触れ合ったり、時には不気味で強大な敵と闘う といった冒険が描かれています。

コンパニオンは主にイギリスの若者です。時々宇宙人やおじさんおばさんも。
ドクターは一人旅を嫌いますので、とにかく誰かを連れて行くのです。

これが「ターディス」。
外見は電話ボックスくらいの大きさですが、中はとっても広くて、プールや図書館もあるんです。

よく勘違いされますが、主人公の正しい呼び名は「フー(Who)」や「ドクター・フー(Doctor Who)」ではなく、「ドクター」。不思議な名前ですね。

実は、「ドクター」は本名ではなく通称。ドクター自身も「何故か知らないけど、皆が僕のことをドクターって呼ぶんだ」と言っています(適当ですね!)。
ドクターの本当の名前は明かされておらず、50年経った今なお謎のままなのです。

どうして50年も続いたの?

50年の歴史の中には11人のドクターがいます

初代のドクターを演じたウィリアム・ハートネルから数え、現在までに11人の役者(※)が同一人物である「ドクター」を演じました。
というのも、ドクターの種族は生命の危機を迎えると12回「再生(リ・ジェネレーション)」することができるため、同一人物でありながらも外見やクセや好みなどが変化し、それぞれが個性的な「ドクター」となって生き続けるのです。
この設定は初代が体調の悪化を原因に降板し主役を交代することになったため、やむを得ず作られたものでした。

イギリスのアイコンともいえる「ドクター」を誰が演じるかはイギリス国民の関心の的であり、現ドクターの降板や新ドクターの発表はニュースで速報されるなど、一大イベントとなっています。

(※2013年クリスマススペシャルにてレギュラーシリーズのドクターは12代目が登場しました)

再生はこんな感じ。全身から火花のような再生エネルギーが吹きだします。

チャールズ皇太子も「ドクター・フー」の大ファン。
2013年にはスタジオに招待され、とても嬉しそうにしていました。

イギリスを象徴する番組なんですね。

2005年から始まった新シリーズ

新しい世代のドクターたち。
左から9代目、11代目、10代目です。

2005年、主演クリストファー・エクルストン、製作総指揮にラッセル・T・デイヴィスを据え、TVシリーズとしては16年ぶりに復活しました。
舞台は現代に移り、新しい外見のドクターの新たな冒険が始まりました。根底では子供向け番組としてスタートした名残を感じさせつつも、子供から大人まで幅広い世代で楽しめるものとなっています。
2006年からは今なお高い人気を誇るデイヴィッド・テナントが10代目ドクターを演じました。

9代目ドクター(クリストファー・エクルストン)(写真右)。
たった1シーズンのみの出演でしたが、彼のおかげでドクターの個性である、知性・ひねくれた感じ・優しさやユーモアなどが、世代を超えて蘇ってきました。
革ジャンがトレードマークで、口癖「ファンタスティック!」を言うときの表情がとってもいいんです。

カリスマを感じるシャープな雰囲気が印象的な10代目ドクター(デイヴィッド・テナント)。
長身・スリム・ハンサムな青年で、今までのドクターのイメージとは一線を画す、まさに新時代のドクターというべきキャラクターで、今なお高い人気を誇ります。
ロングコート、細身のスーツ、白いコンバースがトレードマークです。
作中ではコンパニオンとのロマンスも。

2010年からは製作総指揮にスティーヴン・モファット(「SHERLOCK」のプロデューサー兼脚本)を迎え、最も若い年齢でドクター役に抜擢されたマット・スミスが11代目ドクターを演じています。また2013年のクリスマススペシャルにて11代目が再生し、12代目のピーター・カパルディへと引き継がれました。

製作陣や役者の中には子供の頃からのフーヴィアン(熱心なドクター・フーのファンのこと)も多く、熱狂的なドクター・フーの世界は世代を超えて受け継がれています。

時折少年にも老人にも見えるちょっと変な顔。畳みかけるような早口でコミカルな面を見せたかと思えば、憂いのある表情も魅力的な11代目ドクター(マット・スミス)。
演者のスミスはほぼ無名の役者でありながらも26歳の若さで抜擢され、ドクターの光と影を見事に演じています。
11代目は蝶ネクタイがお気に入りのようです。

12代目ドクターに決定したピーター・カパルディ(キャパルディ)。比較的若手中堅の俳優がドクターを演じた新シリーズでしたが彼は55歳のベテラン。恐そうな顔ですが、ファンレターを出したこともある筋金入りのフーヴィアンだそう。別の役でドクター・フーやスピンオフのトーチウッドにも出演したことがあります。
一足早くコスチュームが発表され、かなりシンプルなデザインながら裏地の赤がアクセントです。

★★★ まとめ人からちょっと一言 ★★★

2005年のシリーズ1は低予算だったことと、子供向けが強調されていたこと、そして今となってはだいぶ時間が経ってしまったこともあって、少し時代を感じてしまうかも。でも、少しでも気に入るところがあったなら、もうちょっと見進めてください!ドラマ「秘密情報部トーチウッド」の主人公キャプテン・ジャックが初登場したり、ストーリーも徐々にスケールアップしていきます。

また、シリーズ1にはいつもよりエキセントリックな演技を見せるサイモン・ペグ、シーズン3には初々しいキャリー・マリガン、シーズン5のクリスマスにはマイケル・ガンボンなどなど、映画好きならおおっ!と思う豪華なゲストも出てきますのでお見逃しなく。
もちろん、イギリスが好きな人や、いずれイギリスに行ってみたいと思ってる人は見ておいて損はしないですよ!

スピンオフ作品「秘密情報部トーチウッド」の主人公キャプテン・ジャック(ジョン・バロウマン)は、ドクターフーのシーズン1(2005)で初登場

ドクターは900歳のおじいさん?!

2005年の新シリーズからは比較的若い役者がドクターを演じてきましたが、ドクター自身は見た目以上にとっても高齢なんです。
一言で言うとドクターは900歳(新シリーズ1当時、自己申告)を超えた「へんくつじいさん」。最近では1200歳だと言っています。
でも長~いシリーズを見返してみると、数千歳だと言ったり450歳と言ったり…どうやら自分でも把握できていないのかも。

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madmanintheboxさん