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太地町のイルカ追い込み漁について(2)

太地町のイルカ追い込み漁について(1)に続き、「ザ・コーヴ」以降に広まった、太地町のイルカ追い込み漁に関する誤った情報にスポットを当てて、実際はどうなのかをまとめていきたいと思います。

更新日: 2013年11月14日

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この記事は私がまとめました

fukupageさん

イルカは限られた人しか食べないから、そんな文化は不要?

@AmbassadorRoos こんにちは。はじめまして。私は日本人ですが、ルースさんの野生動物保護の優しい心に大賛成です。イルカや鯨を食べる食文化は、いまやごく一部の日本人だけです。文化などではありません。 どうかイルカや鯨を国際法で保護指定動物にして守って下さい。

経緯を無視して「文化などではない」と言い切るのは、かなり早計だと思いますか……?

マイノリティーの排除は文化の多様性を否定する行為。

限られたものの文化は不要だという主張は、とても歪んだ差別主義のようなものです。
食べ物で言えば、日本の津々浦々の郷土料理も、個々の特徴を鑑みれば、独自の文化だといえるでしょう。それを否定し、均一化しようとするのは、文化の多様性を否定する行為です。
そういった行為を推し進めていくと、日本人としてのアイデンティティもやがて失われるでしょう。
個人個人は、日本人であると同時に、その地域の住民であり、担うべき文化があるのです。

イルカを食べることはカニバリズムに通ずる?

よくクジラ・イルカの論争で、頭がよいから殺してはいけないと言う「理由」がクローズアップされているが、この元々の議論の意味は、人間は頭の良いとされる人間を食べないのに、なぜ頭の良いとされるクジラを食べるのかと言う、一貫性を求めた議論ではないだろうか。

一見、正しそうに思える意見ですが、飛躍がありすぎてついていけない部分もあります。
そもそも、上で提示されている議論は一貫性があるのだろうか?

カニバリズムを持ち出すのはアニマルライツの常套手段。

「なぜ人間は食べないのか?」という問いかけは、動物の権利を声高に叫ぶ人たちの常套手段ですが、こういった人たちの主張はカニバリズムへの嫌悪感と肉食を重ねあわせることで、菜食主義へ誘導するものですから、実際は鯨類の知能などについて、大した知見があるわけではありません。
前回のまとめにも書きましたが、この手の主張を行う人ほど、鯨類の「賢さ」について、妄想を抱いていることが多いので、注意が必要です。

絶滅が危惧されるからイルカは食べてはいけない!?

国水研によると、資源量に問題はないらしいが……。

小型鯨類の資源量の評価は「独立行政法人 水産総合研究センター」のサイトにて公開されている。
蛇足だが、この総合水産研究センター内の「国際水産資源研究所」はIWCの科学委員会に、国内の小型鯨類の資源量などの動向を報告しており、国連海洋法条約で定められている、高度回遊性の魚種などの管理についての義務を果たしているとのことです(この話は日本鯨類研究所の方に伺いました)。
決して無計画に捕獲されているわけでもなければ、過剰に捕獲されているわけでもありません。
むしろ、鯨類の資源量に対して脅威なのは、混獲や幽霊漁業などの目に見えない漁獲や、最近話題になっているソナーによる被害でしょう。
こういった存在は、問題とされていながら、調査をしようとする保護団体はほとんどいません。
何故なら「お金にならない」からです。

イルカなんて不味いものを食べるはずがない!?

今時食べる人の無いまずい、水銀入りのイルカ肉。調査捕鯨の名目で、金欲しさに需要もないクジラを殺し(もちろん汚染有)放射性廃棄物にしかならない代物をさばくために、給食で、子供に食わせようとする気の狂った大人たちが居る恐ろしい国日本

どんな素材も調理法で決まる。

どんな素材も、適切な調理方法を道ないことには、美味しい料理は作れない。
鯨類の場合、血液の量が多いため、血抜きなどの作業にとても時間がかかる。
また、適切な温度で保管しないと、鮮度が落ちて不味くなってしまうものです。
こういったことを知らなければ、当然美味しくイルカや鯨を食べることはできません。
適切に調理されたイルカは本当に美味しいです。
是非、太地町に食べに来て下さい。

イルカ食は、生体イルカ売買を隠すカモフラージュか?

マスゴミの情報操作。食文化という勘違い。水族館ビジネスでボロ儲け。非難されても仕方がない。 #STOPイルカ猟 「和歌山太地町。残酷極まりないイルカ猟解禁。」 amour918.blog.fc2.com/blog-entry-125…

イルカ漁に反対する人は、時々こういったことをいいますが、じゃあ生体販売がなかったら、食文化もなくなるのでしょうか?

食用に用いられる量は、生体販売よりも遥かに多い。

一年に捕獲される頭数から、生体販売される頭数を引けば、食用に用いられる頭数が導き出されるわけだが、それは生体販売の何倍に当たるのだろうか?
それだけの頭数の小型鯨類を、公式非公式問わず、様々なルートで人々に行き渡り、食用として消費されるということは、それだけのニーズが存在することになる。
公式とは市場を通じて売買され、消費地に届くものを指し、太地町外にもかなりの量が流通するが、非公式の、漁師が自己の裁量で無償で分配する部分は、最終的にはどれだけの人に行き渡っているかが把握できないほど広範囲の人の手に届く。
それはかつての文化の名残とも考えられるものだ。

太地町民は水銀中毒で健康を損なっている?

最新情報 和歌山県太地町のスジイルカに水銀汚染 意見を送ってください elsaenc.net/info/title3/#m…

エルザ自然保護の会やヘルプアニマルズなどを中心に、水銀中毒(≒水俣病)と太地町を結びつけようとする傾向がありますが、果たしてそれは正しいのでしょうか?

水銀中毒を患った太地町民は存在しない。

水銀中毒が疑われる人はおらず「クジラ肉を摂取したことで健康への影響はない」と結論づけた。

上記は2012/5/30の紀伊民報の報道より引用ですが、1年以上前に事実上の「安全宣言」が、国立水俣病総合研究センターより出されていますが、反捕鯨団体や動物愛護団体は、このことをほとんど報じません。
都合の悪いことは書かないのに、太地町については誹謗中傷や陰謀論を垂れ流すのが、こういった団体のやり方なのでしょうね。

鯨食・イルカ食は日本の文化ではない?

俳句では鯨は冬の季語である。

では鯨は夏の食べ物かというとそうとも限らず、むしろ俳諧では鯨は冬の季語になっています。特に鯨汁は、年末の煤払いに欠かせない料理でした。

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