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ゲーム・ドラマでおなじみの「異議あり!」は実際に使われている?

法廷もののゲームやドラマでお馴染みの「異議あり」は本物の裁判で使われているんでしょうか。その他裁判関連のウソ・ホントもご紹介。

更新日: 2013年11月27日

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wadareさん

実際の裁判では「異議があります」とか、単に「異議」と言ったりすることはひんぱんにあります。どういう場面で使うかというと、証人尋問などで相手側の尋問が証人に一定の答を示して(暗示して)質問する誘導だったとき、その質問を止める場合に使います。

証人に対して行うものではなく,検察官の証人尋問の方法に法令に違反する点または相当でない点があった場合に,それを正すよう「裁判所」に対して申し立てるものです。

刑事訴訟法第309条第1項は「検察官、被告人又は弁護人は、証拠調に関し異議を申し立てることができる」と規定しており、実際の刑事裁判の法廷では、例えば、主尋問で違法な誘導尋問が行われた場合、「異議」を申し立て、裁判所の決定を求めるという形で使われます。

逆転裁判やその他の法廷物のフィクションのように「異議あり!」と大声で叫ぶことはほとんどない。ましてや指など相手にささない。

「異議。誘導尋問です。」でも、単に「誘導尋問です。」と指摘するのでも構いません。

証人に「異議あり!」はできない

「証人が矛盾した証言をしている」ということを理由に異議を申し立てることはできません。証人が矛盾した証言をしているということは,反対尋問(=弁護人から検察官側証人へ行う尋問)の中で浮き彫りにしていくことになります。

異議の際には、理由を述べなくてはならないが、相手の言っていることが嘘だからというのは、異議の理由としては認められていない。嘘かどうかは、あとで裁判所が決めることである。

▼裁判長の木槌は実際のところ…

裁判官の席に木ヅチはありません。コンコン叩きながら「静粛に!」という風景は、実際の裁判にはありません。

おそらく,アメリカなど欧米の法廷を舞台にした映画・ドラマの影響で,「裁判長=木槌を叩く」というイメージがついたものと思われます。

▼裁判官は何故みんな黒服なの?

法服といいます。
黒は何色にも染まらない、裁判官は何色にも染まらないという意味があります。

▼裁判中の撮影が禁止になった意外な理由

日本でも戦後間もない頃まで、裁判中の様子を撮影することはまったく問題がありませんでした。現在も当時の報道機関が撮影した写真が現存しています。

ただ昭和20年代のカメラの性能では、室内の写真を撮るのに大掛かりな照明器具を持ち込まないと明るく綺麗に撮れなかったので、それが裁判の邪魔になっていたそうです。

あるとき、照明器具の電球が割れて、裁判官がケガをしてしまうという事件が起こってしまったのです。

それを受けて昭和24年、裁判中の撮影が許可制になったんです。国がやる許可制なので、事実上禁止ということです。

プライバシーの問題というわけではなかったんですね。

▼ネクタイ禁止の理由

裁判を受ける被告人が背広を着ていてもネクタイをしていない理由は、自殺防止のためなのです。
被告人にサンダル履きが多いのは、靴だと走って逃げやすくなるためという理由だそうです。

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