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休日の珈琲にぴったり!優雅で楽しいブラジル音楽「ショーロ」

ヨーロッパのサロンミュージックと、ブラジル土着の複雑なリズムが融合した優雅で楽しい音楽、ショーロ。コーヒータイムにぴったりの、リラックスした音楽です。このジャンルを確立した、"ブラジル・ポピュラー音楽の父"と称される偉大な黒人音楽家、ピシンギーニャを中心にまとめます。動画による楽曲紹介も。

更新日: 2015年02月22日

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この記事は私がまとめました

休日のコーヒーに合う優雅な音楽、ショーロって?

ショーロの基本的な楽器編成。
①カヴァキーニョ
②バンドリン
③フルート
④パンデイロ
⑤7弦ギター

ヨーロピアンやクラシックが融合したオシャレで楽しいブラジル音楽

ヨーロッパのサロンミュージックと、ブラジル土着のリズムが組み合わさって形成された音楽で、どことなく"楽しい室内楽"の雰囲気も。

即興を重視した音楽としてはジャズよりも歴史が古い

150年以上前から存在していたジャンルとされています。
最初にテーマを提示したあと、各楽器による即興のソロが主体となるインストゥルメンタル音楽で、"ブラジルのジャズ"とも称されます。

バンドリン、カヴァキーニョ、7弦ギター、パンデイロの4人編成はショーロの伝統的なスタイル

ヘジオナル(Regional)と呼ばれるショーロの基本的な編成。ここに6弦ギター、ピアノ、アコーディオン、フルート、クラリネットなど様々な楽器が加わることも多く、多様性を見せています。

7本弦のギターのバスを生かした自然な和音展開は、ショーロ独特の味わいを作り出します

ベースは7弦ギターが担当し、半音を多用する自然で流麗なベースラインが魅力です。

とびっきりお洒落で爽やか

無印良品のBGMでも採用されるなど、最近はカフェや書店など落ち着いた空間でBGMとしてよく耳にするようになりました。

優雅でどこか懐かしい感じ

サウンドはカラッっとしていますが、メロディーや和音進行に独特のサウダージ(郷愁)がある音楽で、いつまでも飽きずに聴いていられる音楽です。

"ブラジル音楽の父"ピシンギーニャ

本名:Alferdo da Rocha Viana Filho
1897年4月23日 - 1973年2月17日
ブラジルの作・編曲家、管楽器奏者。

その功績を讃え、彼の誕生日である4月23日は“ショーロの日”として制定されている。

ショーロおよびサンバの演奏家、作曲家として不朽の業績を残した

ブラジルの大衆音楽の作編曲家として、今も愛される作品を数多く残しました。
とりわけショーロのジャンルでは、彼抜きには語れないほど名曲を多数書いています。

最初はフルート奏者であったが、後にサクソフォーンに持ち替えた

13歳の頃からフルートを吹いてショーロを演奏。1919年、ブラジル・ポピュラー音楽の史上に名高い8人編成の楽団オイト・バトゥタス(Oito Batutas)を結成。パリ公演を行ったり、黒人バンドとしては初めてリオリオデジャネロ・セントラル劇場で演奏したりし、成功を収めました。

彼の残した音楽はブラジル音楽界の至宝であり、今でもミュージシャン達からの尊敬は変りません

素晴らしい音楽家を数多く輩出するブラジル音楽界の中でも、彼は"ブラジル音楽の父"と呼ばれるほど敬愛されています。

原点回帰とでも言うのでしょうか。ショーロの故郷であるブラジルで、ピシンギーニャの音楽が大変流行している

1世紀以上前に生まれた音楽家の作品ながら、現在も流行してしまうほどの力を持っている驚くべき音楽です。

今も多くの音楽家に愛されるピシンギーニャの代表曲

「ひそひそばなし」という意味のタイトルが付けられた曲。ショーロらしい泣きのメロディが印象的。
かっこいいソロを聴かせるパンデイロ奏者は日本人の小川慶太氏。

ピシンギーニャのスローテンポな曲の中でも代表的な"Rosa"(薔薇)。その名の通り、とても優雅で美しい曲です。

1919年、サッカーのブラジル代表がウルグアイに1対0で勝った際に作曲された曲。速いテンポで演奏されることが多く、現在もサッカー関連で耳にする機会が多い、楽しすぎる曲。
この動画は3姉妹による人気ショーロユニット、Choro das 3(ショーロ・ダス・トレス)による演奏。

ジャズサンバを中心に幅広くブラジル音楽を演奏するジンボ・トリオと、天才バンドリン奏者ダニロ・ブリートによる失恋を歌った人気曲"Lamento"の演奏。

邦題「あの頃」。切なげなメロディーのピシンギーニャの代表作。

MPB(ブラジルのポピュラー音楽)の女王と呼ばれる歌姫、マリーザ・モンチと、かつて"サンバの貴公子"と呼ばれたパウリーニョ・ダ・ヴィオラによる、ブラジル国民に最も愛されている曲「カリニョーゾ(愛情深く)」のシンプルかつ素晴らしい演奏。

ファンたちの声

彼の曲の魅力として、イントロが素晴らしいのもあります。
最初の数秒でリスナーの気持ちをワクワク高揚させます

曲はまるで一つの物語であり、時には陽気に、時には悲哀的でもありますが、遊び心も忘れない。どれも生き生きとしています

こんなに美しい曲を皆で歌えるブラジルの人たちはなんて幸せなんだろうと想う

おすすめアルバム

現代のブラジル・ショーロを代表するグループ、エポカ・ヂ・オウロによる近年の大ヒットアルバム。ピシンギーニャのみならず、ショーロの素晴らしさを堪能できる。
一家に一枚の必携盤。

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