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3分で理解する『ピカソ』という絵描き

ピカソ。この名前を聞いた事の無い人は居ないでしょうし、いずれかの作品をパっと思い浮かべられるでしょう。しかしその知名度も「何かよく知らんけど凄いらしい」「俺でも描けるわww」「何が凄いんだかww」といった意見とセット。何も知らずに批判だけしようとせず、その凄さの一端を見てみましょう。

更新日: 2013年11月17日

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cinq5さん

▼ なんか凄い人らしい。何が凄いの?

デッサンの基礎能力

まず、ピカソの基礎能力について。以下をご覧ください。

上手すぎ!!!!!!!!!!

そしてこれが、ピカソ14歳の時の作品。

この絵を見て単純にまず何を感じますか?
純粋に『すげー上手い』ではないでしょうか。
『若い頃のピカソは写真のように描く事ができた』と言われる事もある事から分かるように
弱冠14歳にしてこのレベルの基礎的な写実能力をモノにしています。
そしてこの基礎が、後の奇抜と言える作風に応用を効かせる礎となるのです

▼ 圧倒的基礎能力を持ったピカソは、新ジャンル『キュビズム』を産み出す

キュビスム(仏: Cubisme; 英: Cubism「キュビズム、キュービズム」)は、20世紀初頭にパブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックによって創始され、多くの追随者を生んだ現代美術の大きな動向である。それまでの具象絵画が一つの視点に基づいて描かれていたのに対し、いろいろな角度から見た物の形を一つの画面に収め、ルネサンス以来の一点透視図法を否定した。

ちょっとワケが分からないですね。
では次の画像を見てみましょう。

ピ 「もしかして絵って見た通りに描かなくてもいいんじゃね?」

これこれ!ピカソといえばこのグチャグチャなこの画!と、一瞬でピンと来る人も多いであろうこの画を例に説明します。

まず、全体を一気に見る事を止めます。
バランスの悪い位置に配置されたり、妙な色が乗っていたり
あるべき数を超えていたり、原型を留めていなかったりする
ひとつひとつのパーツを確認しながらグルっと見ていきましょう。
画に入り込むほど、この女性が動いて見えてきませんか?
この「画に込められた動き」はピカソのフィルターを通した目の動きに他なりません。
ピカソの前で泣きわめく女に何を感じ、どういうものに見えていたのか
その一部始終を疑似体験出来てしまうわけですね。

横に周りこまなきゃ見えない部分を、正面からも見えるようにした。

超簡単に言うと、キュビズムってそういう事です。



※ちなみにこの泣く女、かの有名な『ゲルニカ』内にも描かれています。
興味を持った方は是非調べてみてください♪

ピ 「目で見た通りの綺麗な現実を描くだけが芸術じゃないな!」

目で見た通りの風景を綺麗~に忠実~に描いた絵画こそ本当の絵画です♪

という意見がスタンダードな美術界。
「おとながほめてくれる、じょうずな絵のかきかた」の概念の上から
キュビズムという新しい概念を塗り足した点が評価されているわけです。

絵画の可能性、価値観を押し広げたピカソさん凄い!

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