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【ネタバレ】魔法少女まどか☆マギカってどんな話し?

アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」。放送以来、数々の賞を受賞し、グッズの売り上げが400億円を超えたと話題になりました。わざわざ借りてまで見たいとは思わないけれど、内容くらいは知っておきたい人のために、要点を絞りに絞ってまとめました。ネタバレになりますので、ご了承の上お読みください。

更新日: 2013年12月08日

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この記事は私がまとめました

tmtm001さん

※今回はアニメ版に基づきまとめています。

魔法少女まどか☆マギカの人気ぶり

日本市場におけるテレビアニメのBD売り上げでは本作の1-3巻が歴代3位までを占める記録を残している。

、2011年には第15回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で大賞を、2012年には第11回東京アニメアワードテレビ部門優秀作品賞を受賞した。

2013年には、グッズの売り上げ総額が約400億円に達し、国内外をつなぐ経済圏を作り上げつつあると日本経済新聞が報じている。

可愛らしいタイトルと本編とのギャップ

「魔法少女まどか☆マギカ」なんて、とても可愛らしいタイトルですよね。このタイトルからは「セーラームーン」や「プリキュア」と類似した、いわゆる「少女が変身し、敵と闘う」といった内容が想像できます。

この手の話しは、設定や世界観は違っても、愛と勇気を信じ、敵対していたライバルともいがみ合いつつも最後には和解して共闘し、正義は必ず勝ち、途中で死んでしまった仲間も何らかの奇跡で最終的には生き返って、みんな幸せでめでたしめでたし。と、大まかな流れはこんな感じだと思います。

ところが「まどか☆マギカ」では、確かに少女が変身して敵と闘いますが、共通点はそれくらいのものです。

可愛い魔法少女がファンシーなキャラクターに食われて悲惨な死に方をしたりと容赦がありませんし、力を合わせて闘うような場面もあまりありません。この手のアニメには必ずと言っていいほど、主人公をサポートするマスコットが出てきます。まどか☆マギカにも、「キュゥべえ」という可愛い動物が出てきますが、サポートどころかこいつが諸悪の根源です。

「魔法少女まどか☆マギカ」は、従来の少女変身系のアニメとは違う、萌要素のない大人向けのダークファンタジーと言えます。

主人公たちが起こした行動が裏目にでたりして、心理的に追いつめられる様が鬱展開なだけですよ。

音楽や背景やキャラクターの動きによってこちらの不安や恐怖を容赦なく煽ってきます

魔法少女、理想と現実

作品中における「魔法少女」とは、人間を標的にし襲う「魔女」と闘う力を持つ少女のことです。

魔法少女になるプロセスとしては、まず謎の生き物キュゥべえが、自ら選んだ少女に「僕と契約して魔法少女になってよ」と接近します。魔女は普通の人間には見えず、魔法少女の存在も知られていないため、彼女たちは人知れず魔女と闘うことになります。その代わり、魔法少女になればどんな願い事でも一つだけ叶えてもらえます。キュゥべえは無理強いはしないので、自らの意志で契約するかどうか決められます。

まさに正義の味方、一見華やかな世界に思えますが、目の前で魔法少女が殺されたり、魔法少女同士の縄張り争いや、契約をした友達が精神的に追い詰められたりするのを目の当たりにした少女たちは、「こんなはずじゃなかった」と苦悩し、物語は少しずつ鬱展開になっていきます。命をかけるというリスクを負っても叶えたい願い事があるのか、魔女や魔法少女の存在を知りつつ傍観者となるのか、少女たちは精神を圧迫されながら悩み続けます。

子供が夢見る魔法少女が、見方を変えてみると…と、いう風に話が進んでいくので、怖く感じて、どうなるのだろう?と目が離せなくなるのです。

魔法少女になる報酬とリスクと代償にこだわって作られている作品です。

魔法少女の秘密と魔女

キュゥべえと契約し魔法少女になると、「ソウルジェム」という宝石を手に入れることができます。

このソウルジェムこそ魔法少女の証、魔力の源です。この石を手にしたものは、魔女と闘う使命を課されます。

魔女とは、キュゥべえ曰く「呪いから産み出された存在」で、不安や過剰な怒り、憎しみなど、災いの種を世界にもたらしているものです。普通の人間には見えず、常に結界の中に潜み、人間を内側から蝕んでいきます。理由のよく分からない事故や自殺は、そのほとんどが魔女の仕業とされています。

魔法少女が魔力を使うと、ソウルジェムが少しずつ濁っていきます。消耗した魔力を回復するためには、魔女を倒したときに手に入れられることのある「グリーフシード」と呼ばれるアイテムが必要です。このグリーフシードを使って魔力を回復し、また新たな魔女と闘っていくのですが、ここに魔法少女同士が競い合う理由があります。グリーフシードを入手するという手柄を巡って、ぶつかり合いになることも多いのです。

契約における重大事項

魔法少女の証であるソウルジェムは、実は魔法少女自身の魂そのものなのです。契約を交わした時点で少女の肉体はただの抜け殻になり、外付けのハードウェアでしかありません。ソウルジェムが壊れたり、ソウルジェムが肉体から100メートル以上離れると、魔法少女は死んでしまいます。つまり、ゾンビにされてしまったようなものです。

これらは契約における重大事項のはずですが、キュゥべえからの事前説明はなく、物語の途中で明らかになります。キュゥべえは、「知らなくても何の不都合もないし、そもそも人間は魂の存在を最初から自覚できてないんだから、その在処にこだわる理由が分からない」「少しでも安全に闘えるように、手に取ってきちんと守れる形にしてあげた」と言っています。

ですがもっと重要なのが、ソウルジェムが濁り切ったとき、魔法少女は魔女になる、ということです。

キュゥべえは、魔法少女を「願いから生まれる、希望をふりまく存在」、魔女を「呪いから生まれる、絶望をふりまく存在」と言っていますが、実は絶望に飲み込まれた魔法少女こそが、魔女の正体なのです。ソウルジェムは魔力を使った時だけでなく、心に負の感情を抱いたときにも濁っていきます。また、肉体を維持するのにも少なからず魔力を消費するため、何もしなくてもソウルジェムは濁っていきます。そのことも、キュゥべえからの事前説明はありません。

では、キュゥべえの目的は一体何なのでしょうか。

謎の生き物、キュゥべえについて

キュゥべえとは、一見猫やイタチのようにも見える謎の生物です。

少女の願い事をひとつだけ叶えてくれる魔法の使者(公式サイトより)らしいのですが、ネットでは「悪魔」「存在からして怪しい」 「勧誘の手口が悪徳業者」 「絶対黒幕」 などと言われ、評判は悪い模様。

キュゥべえの恐ろしさ・目的・正体に迫ります。

キュゥべえの評判

2話までしか見てないと確かにカワイイのですがね…。 今はキュゥべぇは許すまじき悪です。

キュウべぇの邪悪さが、この作品のキモみたいなもんです。 気になるでしょうが、見てください。オレは嫌いというか怖い。

口が開いてないし、笑顔で恐ろしいことを言ってる。なにより怖いのは、その笑顔が作り笑いではないということだと思います。

こわいですよ、特に3話から。 可愛いキャラクターと内容のギャップ。 無残で残酷という言葉が似合う。

私は顔は可愛いけど今までの所業を見てると本能的に殴りてぇ!と思うようになりました(笑)

キュウべぇは、魔法少女が魔女になるのを待っている

キュゥべえの本名は「インキュベーター」といいます。インキュベーターとは、日本語に訳すと「孵卵器」という意味で、鳥類や爬虫類、魚類の卵を人工孵化させるための装置のことだそうです。

キュゥべえの正体は、ずばり地球外生命体です。そしてその目的は「宇宙の寿命を伸ばすこと」であり、その際に最も有効なのが「魔法少女が魔女になる際のエネルギー」なのです。すなわち、キュゥべえは魔法少女が魔女になるのを待っているのです。

契約は少女との合意に基づいたものであり、魂のソウルジェム化についても、「肉体が傷ついても魔力で戻せるのだから、メリットに他ならない」としています。また、魔法少女の犠牲がもたらすエネルギーは素晴らしいものであり、何十億人の中の一人の生き死にに執着する理由が分からないとも言っています。長い目で見れば人類にとっても得になる取り引きであるとの発言もあります。早い話しが、少女たちを消耗品として利用しているのです。

見てる側からすると、一方的にキュゥべえを悪者にしてしまいがちですが、「キュゥべえなりに宇宙のことを思った上での行動」という考え方もできます。それに巻き込まれる魔法少女にしてみればとんでもないことではあるのですが、キュゥべえと人間の価値観があまりにも違いすぎるため、そこをどう捉えるか、というのもこの作品の見どころと言えます。

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