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【イタリア】ラ・スペコラ博物館 ~人体標本室~

ラ・スペコラ博物館とは、18世紀末に作られた多数の人体解剖蝋人形やムラージュを所蔵している。人体解剖蝋人形のコレクションに関して有名であるが、各種動物の剥製や標本のコレクションも膨大であり、広義の動物学に関する資料館としての役割も大きい。

更新日: 2013年12月13日

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purupuru2013さん

小さく”スコペラ”とあるだけの入り口を潜り、奥の階段を三段まで駆け上がると、中ではところ狭しと並んだ六百体もの蝋の模型たちが待ち受けている。もはや模型という表現に収まりきるような代物ではない。腹部を開かれ、腸を露出させた少女が、バロック彫刻さながらに身をよじらせて小さく微笑む。

出典バロック・アナトミア

薔薇色に紅潮した指先に絡む金色の三編みも、すべて本物の死体から取られたもの。あまりの生々しさに、このよく似た少女たちが作られた期間、フィレンツェの街から美少女たちが消えていったというおどろおどろしい噂が囁かれている。

出典バロック・アナトミア

モデルには、なんとしても美しい遺体をというこだわりから、スシーニは注意深く、16歳の少女の遺体を選んだという。

出典バロック・アナトミア

*クレメンテ・スシーニ(1754~1814年)・・・開館から3人目の第1モデラー。

肌合いも表情もみごとに生きた人間のようでいながら、可哀想なヴィーナスは解体可能につくられている。皮膚にあたる蓋を開けると、さらに白っぽい腸がパカリと外れ、内臓も一つ一つがパーツで取り出せるようになっていて、最後に子宮の蓋を開けると胎児がうずくまっている。

出典バロック・アナトミア

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