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星海社の新人賞受賞小説が古野まほろ氏のメフィスト賞受賞作と似ている?元作者が苦言

2013/11/28 星海社FICTIONS新人賞を授賞してデビューした中村あきさんの『ロジックロックフェスティバル』が、古野まほろさんの『天帝のはしたなき果実』という作品と似ていると話題になり、ツイッターで古野さんが苦言を呈している。

更新日: 2013年12月06日

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この記事は私がまとめました

雨男さん

2013/11/28 21:00追加。概要・タイトル訂正。

・星海社の新人賞を授賞した小説が、2007年の古野まほろ氏の『天帝のはしたなき果実』という小説に似ていると指摘される。

・古野まほろ氏のツイッターアカウントで「どういうおつもりだろう?」「話が通っていない」「真実は、世論の誤解なら誤解を解く為に、御説明して頂いた方が」などツイートされる。

・2chを通じて「パクリ疑惑」として広がる。

・古野氏のツイッターアカウントで、「本歌取り」の問題で「盗作」では「あり得ない」とツイート。星海社のツイッターでも「盗作」は「事実無根」とツイート。「盗作」の話は収束へ。

・古野氏側は「類似点が多い」とされる点について「本歌取り」ならば一言欲しかった旨をツイート。星海社は他作品の例を挙げて改めて「盗作」ではないと発表。(2013/11/29 21:00)

タイトル訂正(12/1)

・古野氏側のツイッターで、「類似点の多さ」に関して星海社に説明を求めるツイートがされる。(2013/11/30)

・古野氏側のツイッターで、出版社経由で星海社とコンタクトを取ったものの星海社から返答が得られなかったことが明かされ、改めて「盗作」でないことを強調した上で、小説の類似点を列挙し始める。(2013/12/6)

■古野まほろが指摘する『ロジック・ロック・フェスティバル』との類似点と星海社編集への批判 - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2138633824461486101

・続けて古野氏側のツイッターで、これだけの類似点がありながら星海社の編集が無視しているのはおかしいという旨のツイートがされる。(2013/12/6)

・古野氏のtwitterで、古野氏を批判する『ロジック・ロック・フェスティバル』のAmazonレビューに反論。(2013/12/22)

・古野氏のtwitterからこれまでの連続ツイートが削除される。(広報アカウントという性質上、いつか削除する旨が伝えられていた)

・古野氏、2014年に講談社部長と京都の巨匠夫妻と会食することを予告(2013/12/31)

・2014年3月11日、恒例となっていた星海社FICTIONS新人賞を審査した編集者による座談会が、星海社最前線のサイトに掲載される。

・その中で、編集者の太田克史氏が、昨秋起こった、『ロジック・ロック・フェスティバル』が古野まほろ『天帝のはしたなき果実』と似ているとされた騒動について言及し、「今までに著作権保有者やその代理人からの異議申立ては一切ない」と、暗に古野氏のツイートへ反応する。(2014/3/11)

・星海社編集者の太田氏が、古野まほろ氏のツイート等について「捏造」という強い言葉を使って非難

・古野氏のtwitterで、座談会の内容について反論(2014/3/11)

■古野まほろ氏と星海社新人賞『ロジック・ロック・フェスティバル』の騒動が再燃 - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2139457216489663501

・2013年夏 星海社FICTIONS新人賞受賞作

・作者は『「新本格」推理小説の正統後継者』という触れ込みで今作でデビュー

・イラストにCLAMPを使うという力の入れよう

この作品が、某メフィスト賞受賞作に似ていると話題に

まず、オマージュやリスペクトとはとても呼べない類型の塊。
出てくる小ネタからキャラクター造形・ストーリー運びまで、つまり、細かいところからここを同じにしてはいけないだろうという大きなところまで、明らかに数年前の某M賞受賞作を連想させられます。

Amazonレビューに寄せられた感想

「某M賞受賞作を連想させられます」

874 名前:この名無しがすごい![] 投稿日:2013/11/27(水) 17:19:27.53 ID:Cir0Bw9p [1/2]
ロジックロックフェスティバル読んだ。
これ古野まほろの『天帝のはしたなき果実』のパクリなんじゃないのと思ったのは俺だけか

2ちゃんねる・文芸書籍サロン板の星海社スレの書き込み

「古野まほろの『天帝のはしたなき果実』のパクリなんじゃないの』

879 名前:874[sage] 投稿日:2013/11/27(水) 17:56:38.19 ID:Cir0Bw9p [2/2]
sage忘れスマソ

まあでも、文体含めて一覧表にできそうな数のアイデア借用が
あれだけしかないページ数にあるっていうのは異常だと思う。
太田って、メフィストに関わってるんだろう?
読んで似てるって思わなかったんだろうか。

・2ちゃんねるでの指摘

まほろフォロワーなんだね。密室殺人が起きた時点であきの告発が完全に分かってしまうのがいただけなかったが、見えざる者の扱い方は好き。

読書メーターの感想

「まほろフォロワーなんだね」

ところどころ某天帝っぽさを感じ、それを払拭しながらの読了。途中で最後の犯人の予想がついてしまって若干楽しみが薄らいだのが残念だった。行き過ぎな煽りには同意だが、全体的には面白く読めた。りり子とあきの今後の関係が気になるキャラクタ主義者なので続刊があったら是非読みたいと思う。

読書メーターに寄せられた感想

「ところどころ某天帝っぽさを感じ」

・第35回メフィスト賞受賞作(2007年)

・古野まほろのデビュー作

・中村あき著『ロジックロックフェスティバル』は、この作品に似ているとされている。

読まずに指摘できる『ロジック・ロック・フェスティバル』が古野まほろを意識していそうなところ

キャッチコピーが「学園ミステリーは青春に捧げる供物くもつである」

・中村あき氏が星海社FICTIONS新人賞に『ロジックロックフェスティバル』を応募した時につけていたキャッチコピーが「学園ミステリーは青春に捧げる供物である」というものだったみたい。

・古野まほろ氏の『天帝のはしたなき果実』に対する、ミステリ作家・有栖川有栖氏の推薦文が「これこそ、虚無なる青春への供物。真正の本格にして破格のミステリ」

これこそ、虚無なる青春への供物。真正の本格にして破格のミステリ。

古野まほろ氏の『天帝のはしたなき果実』に対する、ミステリ作家・有栖川有栖氏の推薦文

似ているとされた作品の著者、古野まほろ氏、ツイッターで「ロジックロックフェスティバル」に言及

複数の方から「ちゃんと読むべきです」と御忠告を頂きましたので、その本を読み始めました。まだ途中ですが、既に「どういうおつもりだろう?」と驚き、悲しんでいます。事前の手紙1枚、電話5分で私は納得し、とても嬉しく思うのに…その手間こそ「敬意」(hommage)だと私は思います(古野)

読書を終えた古野が黙っているので、本をパラパラと確認しました。蛍光ペンで、×印が、100まで数えて嫌になったくらい、書き込まれていました(島津)

島津とは古野まほろ氏の「秘書室長」としてツイッターを更新している島津今日子

古野は、事前に一言あれば、丸写しされても文句は言わない人です。つまり著作権云々よりも「話が通っていない」「仁義を切っていない」のを怒る(私は「マナー」と意訳していますが)。例えば、事前の相談さえあれば、同人誌などへの転載を断ったことは一度もなく、botも承認という立場です(島津)

「盗作」「過剰な類似」「オマージュ」…かどうかに結論はない。それは裁判所が決め、しかも真実とは違う。でも、真実は確実に存在します。作者の方のまごころの中に。書いた方だけが真実を知っている。その真実は、世論の誤解なら誤解を解く為に、御説明して頂いた方が、ウィン‐ウィンです(島津)

問題の「ロジック・ロック・フェスティバル」はネット上で試し読み公開キャンペーン中

『ロジック・ロック・フェスティバル』が新人賞を取った時の講評も公開中

太田

うん、この人は新本格ミステリーの正統後継者だと思うよ。あの世にいる宇山さんにも読ませたいよね。そういう意味で言うと、「ありそうでなかった」っていう感じがする作品なんだよね。新本格はその誕生以来ずっと奇形化が進んでいったわけだけど、正統的な先祖返せんぞがえりというか……この人の作品は音楽で言うと「黒いジョン・レノン」と呼ばれたデビュー当時のレニー・クラヴィッツみたいな感じなんだよね。あるいは、とかくビートルズと対比されたデビュー当時のオアシスとか。とにかく、これまでにありそうでなかった青春ミステリーの最前線、みたいなわくわくする感じがこの作品にはあるような気がするんです。2010年代の今、「ミステリー」っていうジャンルは残念ながらもう完全に退潮たいちょう傾向なんだけど、退潮して退潮して、一周ぐるっとまわってまたミステリーが表舞台に立つって夢を、僕はこの人と一緒に見たいんだよね。今、そういう気持ちになってます。読者の皆さん、ぜひ応援してください。

星海社副社長で「ファウスト」編集長の太田克史氏の『ロジックロックフェスティバル』の講評の一部。

https://twitter.com/FAUST_editor_J

・太田氏の「この人は新本格ミステリーの正統後継者」という講評だったり、「『新本格』推理小説の正統後継者・中村あき」という売り込み方が、古野まほろ氏が第3作目で書いた「この古野まほろ、正統なる後継者、であります」という寄せ書きに似ている。

懐かしい言葉を想起させて頂きました。以下引用します。 「そして今こそ勅許を得、僭越ながら申し上げましょう/この古野まほろ『正統なる後継者』であります」(2007.10.4)… ノベルス『天帝の愛でたまう孤島』に寄せた私の決意と自戒ですが、胸に秘めておけばよかったのですね…(古野)

古野が用いた「正統なる後継者」の元ネタは、「ザビ家の正統なる後継者、ミネバ・ザビ王女である!」という台詞だとか。「まさか6年後にネタをバラす情勢になるとは、思いもしなかった」とは当人の弁(島津)

・太田氏の「あの世にいる宇山さんにも読ませたい」という講評

・宇山さんとは、2006年に亡くなった講談社の名編集者である宇山日出臣氏。「新本格」ブームの仕掛け人。

・古野まほろ氏は、第35回メフィスト賞を受賞した『天帝のはしたなき果実』で宇山日出臣氏に絶賛され、デビューを果たした。

めくるめく知の饗宴、物狂おしいまでの超絶技巧。メフィスト賞、いやノベルス史上空前の本格ミステリ。――宇山日出臣(元講談社ノベルス編集長・故人)

古野まほろ著『天帝のはしたなき果実』に寄せた宇山日出臣氏の推薦文

その後の関係者のツイート追加 「盗作」疑惑は収束

本歌取りは日本の伝統、本格の伝統です。だから、もし本歌取りを「盗作」などと貶めるなら、それはとんでもない侮辱で冤罪です。私は、元の和歌が分かるマナーのある本歌取りなら、むしろ嬉しく思います。逆なら悲しい。私は、話もせず真実も知らず、人を断罪することは、不正義だと考えます(古野)

2013/11/28 20:00追加

先ほどからでネット上に出回っている弊社の新人賞受賞作に関する盗作疑惑ですが、まったくの事実無根であり、たいへん当惑しております。

星海社・太田氏のツイート追加 2013/11/28 20:15

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