東京からノコノコやてきた私に情け容赦なくNYのセールスは襲い掛かる。ノービッド(買いの値段はだせない)でもおかしくはない場面だが、客商売なので、お客によっては付き合わざるをえない。結局、数社の顧客の売りを引き取ることになった。もちろん、それぞれ値幅制限いっぱいのストップ安の値段で。えらいことになった。

当然、東京市場は3,836.48円(14.90%)の大暴落。ほとんどの銘柄が売り気配のまま値段が成立しないで終わった。私は、逆にこれで救われた。しかし、次の日はNY市場は乱高下したものの反発に転じ、それを受けた東京市場はは2037.32円高(9.30%)と急反発した。私の引き取ったポジションは九死に一生を得た。

出典九条清隆 相場観と金融工学 : ブラックマンデーの恐怖体験

前へ 次へ

この情報が含まれているまとめはこちら

株式史上最大の暴落=ブラックマンデーを振り返る

世界の金融マーケット史に残る大暴落=ブラックマンデー。当時の様子や、起きた原因、その後の暴落(リーマンショックなど)との関連などについてまとめました。

このまとめを見る