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【覚えてる?】国語の教科書に載っている悲しいお話まとめ

小学校から高校まで全九話集めてみました。懐かしいです。教育には、時に残酷で悲しい物語が必要だと思います。これを読んで子どもたちが何を考えるのか……

更新日: 2013年12月01日

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〈あらすじ〉

夏の真昼、主人公の少年は友人のヒロ子さんと芋畑を渡る葬列を見つける。「おまんじゅうがもらえるかもしれない」と葬列を追いかけていたところへ艦載機がやってきた。

狙われるから走ってはいけないという大人の声はヒロ子さんの耳に入らず、彼のそばへ走り寄って防空壕へ逃げようという。彼は「むこうへ行け」と嫌がる。ヒロ子さんは真っ白な服を着ていたからである。白い服は絶好の標的であった。

彼女がそばに居ると自分も銃撃されて死んでしまうと思った彼は、ヒロ子さんを突きとばす。同時に強烈な衝撃を感じ、轟音とともに芋の葉が空に舞いあがる。白い服を血に染めたヒロ子さんは病院へ運ばれる

銃撃に晒された彼女のその後を聞くことなく、彼は町を去った。
終戦の前日のことだった。

長じて後もあの夏の記憶に囚われていた彼は、全てを忘れるために再びその町に降り立つ。
そこで彼はまたしても葬列を目撃する。棺の上の写真を見て彼は歓喜した。
それはあの頃の面影も色濃い、30歳近くなったヒロ子さんの写真だった。

「おれは人殺しではなかったのだ」

十数年の悪夢から解き放たれ、有頂天になった彼は、
葬列の後を追う少年に彼女の死因を問うてしまう

「一昨日自殺したんだよ」
「戦争でね、一人きりの女の子がこの畑で機銃で撃たれて死んじゃって、
それからずっと気が違っちゃってたんだ」

葬列はヒロ子さんの母親のものだった。昔の写真しかなく、それを使っていたのだった。

〈感想〉

夏の葬列 これ今まで読んだ本で一番鬱だわ・・・ 爽快に気持ち悪い

短い話なのにがっちりと心を掴んで揺さぶりをかけてくる。文章がつむぎだす情景や心中の陰りを感じ、後味悪く残り続ける。底知れぬ絶望というわけではないが寂寥感、孤独感、物憂さなどで満ちる。

読んだ後、心になんというか嫌なものが残る作品が多い印象。でもそれが魅力なんだろうな

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