万引きをする動機や背景としては、物を盗むのだから当然「経済的困窮」が挙げられるが、『犯罪白書』では女性の場合、身体や精神に疾患を抱えている人の割合が多いということが指摘されている。特に若い年代では「摂食障害」の女性が目立つという。

 万引きと摂食障害の関連性は、多くの専門家が指摘している。昨年7月に元マラソン選手の原裕美子さんが、摂食障害に因る万引きで逮捕されたことも記憶に新しい。原さんは

名古屋国際女子マラソンと大阪国際女子マラソンで優勝し、世界陸上の女子マラソンにも2度出場している。アスリートとして体重管理を行う過程で摂食障害となり、万引きを繰り返していた。

 また、いわゆる「窃盗症(クレプトマニア)」も女性に多いとされており、月経との関連性が指摘されることもある。しかし月経時に万引きが多いというのは、まったくの俗説である。

 万引きの動機や背景を高齢女性に限ると、他の年齢層に比べ「近親者の病気・死去」「家族と疎遠・身寄りなし」の割合が高く、再犯率が高い。したがって、再犯を防ぐためには心理的なサポートや就労支援などが必要となる。

出典「高齢者ホーム」化する刑務所 高齢女性犯罪者の8割が万引きで捕まっている。 - messy|メッシー

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