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ミュージシャン・楽器演奏家を襲う怖い病気『フォーカル・ジストニア』

ミュージシャン、特に楽器演奏家にとって恐ろしい病気に、『フォーカル・ジストニア』という難病があります。この病気は未だに、発症する原因や効果的な治療法などが確立されていません。しかし、最近では少しずつ病気のメカニズムや治療法などの研究が進んでいます。

更新日: 2017年01月28日

keyaki88さん

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フォーカル・ジストニアなる病気があるそうだ。ピアニストやヴァイオリニストが正確な音やリズムを作れなくなる。しかし、楽器に触らなければリズムを正確に刻むことは可能らしい。過度な練習の結果、脳が過適応してしまい、指を動かそうとすると、それ以外の筋肉まで反応してしまう病気だそうだ。

遅ればせながら、「ピアニストの脳を科学する」を調達。フォーカル・ジストニア、ピアニストの職業病と言えなくもない。どんな職業も危険と背中合わせということかな。( ̄ー ̄)

ジストニアは、難治性の疾患なので、ナカナカ治すの難しいんです・・私は右手の「フォーカル・ジストニア」持ちです。別名「ミュージシャンズ・ハンド」 ( #fmaqua live at ustre.am/sAUT)

ミュージシャンを悩ませるフォーカル・ジストニア

Musician's Crampとも呼ばれ、演奏家にとって職業病とも言える難病。

局所性ジストニアは,演奏時に不随意な筋活動が生じるために, 演奏行為に支障をきたす病態のことをいいます。
症状の特徴としては, 例えばピアニストの場合, 鍵盤を叩く時に速い指の動きができない(巧緻動作障害), また指に力が入らないことから垂直方向への鍵打が思うようにできなくなるといった症状を訴えることが特徴です。

ジストニアは、医学的には神経障害(中枢神経系のなんらかの障害)によって「意図しない」筋収縮が起こることにより、運動がコントロールできなくなったり動けなくなったりする症状を指す。
代表的なものは「書痙」と呼ばれる症状で、文字を書こうとすると、手が震えたり、手首が動かなくなったり、痛みを生じたりする。
他の動作には全く問題を生じないことが多く、フィジカルな問題がどこにもないのにこうした症状が起こることから、精神的な原因(恐怖心、心身症など)であるとされている。
フォーカル・ジストニアは、書痙のような症状が演奏時に表れて、楽器の演奏が困難になることを指す。

演奏家なら誰にでも起こりうる可能性があるフォーカルジストニア。
原因は不明で明確な治療方もなく、演奏家の音楽生命さえ奪ってしまう恐ろしい難病です。
職業病の一種であるとされています。

フォーカル・ジストニアの原因

過度の練習などによる特定の動作の過剰な反復は, 神経伝達機能に過剰な負荷をかけます。
神経の伝達とは例えて言うならば,配線の中を電気が流れるようなものであり, その電流が一定量を超え過剰に流れるとショートしてしまいます。
このような状態になると演奏時にはたらく筋は収縮や動作に拮抗する筋の動きのタイミングが障害され,強調動作ができなくなります。
このようなことは日常動作や, よほどの反復動作を行わない限り発生しないものです。

大脳基底核という部分の異常により、動作のコントロールが効かなくなります。コントロールが効かない、と聞けば、つい「動かなくなる」というイメージをしますが、実際には「抑制系」と呼ばれる機能が障害を起こします。つまり動かす必要のない筋肉に対する脳の「ゴー・サイン」を止めることができないために混乱してしまうのです。
また、感覚を処理する神経細胞が変化してしまうことにより、隣接する筋肉の感覚受容の境界がぼやけてしまうということも起こります。

フォーカル・ジストニアの発症のメカニズムについては現在のところまだ完全に解明されているわけではありません。全ての症状を根治させる治療法やリハビリの方法も確立されていません。
遺伝的要素や心理的要因、環境的要因(生活環境の変化や師事している先生の変化など)との関連も指摘されていますが、決定的な要因としては認識されていません。
おそらく複合的な要因が重なって発症するのではないか、と考えられていますが、「指先が動かしにくい」という症状の原因が、筋肉や神経などの「肉体」の方にあるのではなく「脳」の変化によるものだということは分かってきています。

フォーカル・ジストニアの治療法

数種類の薬剤が、神経伝達物質における不均衡の修正に役立つことがわかっている。
しかし、薬剤に対する反応は患者によって異なり、また同じ患者でも時間の経過によって違いが見られる。
医師が各患者の症状にあわせ数種類の薬剤を様々な服用量で、できるだけ副作用の出ないように処方するのが最も効果的である。

ごく微量のボトックスを症状の見られる部位の筋肉に注射することで、局所性ジストニアを一時的に緩和させることが可能である。
ボトックスは筋肉の痙攣を抑え、興奮性神経伝達物質アセチルコリンの放出を妨げる。次に注射を要するまで効果は数ヶ月続く。

薬物療法で十分な効果が得られない、もしくは副作用が激しい場合には患者によっては外科手術が有効である。
手術によって症状の出ている筋肉の神経組織を切断または切除することで、眼瞼痙攣、痙性ジストニア、痙性斜頸などを含めいくつかの局所性ジストニアに対して効果が得られることがある。
しかしながら、持続性が低いというのが難点である。また、顔貌変化などの外観を損なう危険を伴い、それを予期することは不可能で、また損傷は不可逆的である。

手、指のジストニアには、視床Vo核の一部を焼く定位脳手術、視床下核の病変部に電気刺激を与える脳深部刺激療法がある。

治療法の中でも「リハビリがもっとも有効」とのことです。
これなら、無理もなく、リスクも危険もありません。
が、残念ながら特定の理学療法的ノウハウが確立されているわけではなく、これに取り組んでいる理学療法士や作業療法士、また接骨院の治療師(柔道整復師)たちが、確立に向けて個人的に試行錯誤しているのが現状だと思います。

強いストレスを放置しておくと、心と体に悪い影響が出ます。

ストレスは生活習慣病の、発症と経過に影響を及ぼすことがよく知られています。心身症としての取り扱いが必要です。

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keyaki88さん

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