巷で話題のモンサント社についてまとめてみた
農業マフィアとして名高いアメリカのモンサント社。この会社の問題となっている論点はどういったところなのでしょうか。まとめてみました。
更新日: 2018年05月03日
農業マフィアとして名高いアメリカのモンサント社。この会社の問題となっている論点はどういったところなのでしょうか。まとめてみました。
更新日: 2018年05月03日
2011年度は世界の種苗シェアで第1位、農薬のシェアでもシンジェンタに続き第2位であった。
モンサント・カンパニーは、農業の生産性と食料品質の向上を目指し、化学・種子・バイオテクノロジーを用いた統合的な技術と農業関連製品を提供する農業バイオテクノロジーのリーディングカンパニーです。
働き甲斐のあるグローバル企業トップ25の他、2016年はFORTUNE紙の選ぶ”世界で最も称賛される企業”の化学部門No1となった。
モンサント・カンパニーは、FORTUNE誌が選ぶ「世界で最も賞賛される企業」の一社に選出され、2月19日に発表された2016年ランキングでは、化学部門で第1位となりました。本ランキングは多様な要素の評価基づいて策定され、選出された企業のリストはオンラインで発表されているほか、FORTUNE誌3月号にも掲載される予定です。
なぜかモンサント批判の声が、、、これはいったい、、、
2017年末に、世界最大級の化学メーカーバイエルによる買収が承認された
対米外国投資委員会により、モンサント買収が2017年12月に承認された。(2017年12月5日 化学工業日報)バイエルでは、独禁法への抵触をさけるため、BASFへ農薬関連事業を売却を図っており、モンサントを手に入れたい欧州化学メーカーの本気度が伝わってくる
モンサントのキーワードは”遺伝子組み換え作物”
遺伝子組み換え作物は人工的な作物ではないのですか? 遺伝子組み換え技術と従来の品種改良は何が違うのですか? 種の壁を越えた遺伝子の導入は、自然界では起こりえないので問題があるのではないのですか? 遺伝子組み換え作物は食べて安全ですか? 遺伝子組み換え作物は環境を汚染しませんか? 遺伝子組み換えナタネが日本で自生したり、交雑して生態系に影響を及ぼす心配はないのですか? 害虫が食べて死ぬ遺伝子組み換…
モンサントに関する問題提起は多い
論点①:遺伝子組み換え作物は安全か
1 遺伝子組み換え作物は食べて安全ですか?| 2 遺伝子組み換え作物の安全性について | よくある質問 | 日本モンサント株式会社 遺伝子組み換え作物は食べて安全ですか? 国際的な遺伝子組み換え食品の安全性評価基準に基いて国が安全性評価を行い、安全性が確認され、認可された遺伝子組み換え作物だけが流通しています。 遺伝子組み換え(GM)作物の商品化には、法律に基づいて�食品としての安全性:食品衛生…
モンサント社の主張を要約すると、”国際的な安全基準のもとで管理されている遺伝子組み換え作物のみが流通しているため安全”
遺伝子組み換え作物をめぐっては、反対派が健康被害などのリスクを訴え、国や企業の調査機関がそれを否定する、というサイクルがここ数年続いているが、遺伝子組み換え作物によって健康被害がもたらされた事例は、現在のところない。
遺伝子自体が突然変異等を繰り返して変化を続けているもの。そこに”人為的な変化”を加えた場合に、危険性が高まるのかという事が論点。
【無害】人為的な変化であっても、所詮遺伝子の変化なので、有害性は無い。これまでも実例は無い。
【有害】自然に起こりえない変化のため、危険。
「除草剤耐性トウモロコシNK603を2年間にわたってラットに与えたところ、乳がんや脳下垂体異常、肝障害などになった」とする論文を学術誌で発表し、大きな乳がんができたラットの写真も公開した。
科学者らが次々に実験の欠陥を明らかにして、最初は騒いだマスメディアも急にトーンダウン。
~中略~
「欧州食品安全機関」(EFSA)が11月、「実験設計と方法論の深刻な欠陥があり、許容できる研究水準に達していない。したがって、これまでのNK603のリスク評価を見直す必要はない」という見解を明らかにした。
http://www.foocom.net/column/editor/8814/
論点②:モンサントから永久に種子を買い続けなければいけない構造
モンサント社が販売している遺伝子操作されたハイブリット種(F1種)はその名のとおり、優秀な生産性を持っているが、すでに十年以上前から、これが「悪魔の種」であるとの警鐘が鳴 らされ続けてきた。このF1種、一度畑にハイブリッド種を蒔種するなら、それは一代限りしか育たず、種を蒔いても劣悪なものに変わってしまい、永久に種を買 い続けなければならない。しかもこのF1種はモンサントの特許農薬とセット売りなのだ。
遺伝子組み換え(GM)作物については、特許による保護で開発した製品の対価として開発コストを回収し、更なる技術革新に再投資して農業生産者に還元するという製品開発のサイクルのため、農業生産者の方たちと、自家採種は行わずに毎年種子を購入していただく契約を交わしています。
実際にモンサントもこのように発表している。
論点は、購入の意思決定者である。モンサントから、セットとなる種子を購入しなければ良いだけではないだろうか。しかし、それを阻止する恐ろしい法律がある。食品安全近代化法だ。
食品安全近代化法の危険性
農薬耐性遺伝子組み換え種子と農薬との組み合わせやポストハーベスト農薬といった、多くの中大規模農家が行なっているような衛生管理手段をとらない有機農家や小規模農家は、種子の管理を徹底しないと、モンサント (企業)のような遺伝子組み換え種子会社から種子の所有権を主張されることになる。小規模農家や加工業者に対する適用除外規定がいつまで存続するかはわからず、小規模農家や有機農家を農業から締め出すおそれがある。
地方に根付いた有機農法が禁止され、旧来種苗所持が犯罪化されることで、アメリカと取引先のTPP加盟国では、FDA認可企業であるモンサント・デュポン社やカーギルなどの独壇場になることが約束されている。言い換えれば、小規模農家はもはや完全破壊されて経営が成り立たず、すべての農地農産を化学農法巨大企業が支配する結果を招くのである。
論点③:モンサントの影響力
メキシコでモンサント法案とよばれる法案が出されました。どんな中味かというと、農民が自分たちの種を自由に蒔くことを犯罪とする法案です。つまり、種子はモンサントなどの特定の企業から買わなければならないというのです。
モンサントは、パパブッシュの時代にロビー活動を積極的に行い、自社に有利な法律や制度を政府に作らせている。GM作物は、品種改良と同じとパパブッシュを取り込んで、商品の記載も必要ないとしているのである。アメリカではである。
ウィキリークスが入手し、公表した情報によれば、アメリカは、モンサント社の 遺伝子組み換え作物 を受け入れない国に対して、軍事的な貿易戦争を仕掛けようとしているという。
明確な根拠情報が無いが、モンサントは自社の収益の最大化に向けて様々なロビー活動を行っているという主張が散見される。ロビー活動の有無については、確実な情報が無いため真偽はわからないが、こうした活動をモンサントが少なからず行っており、その結果政府の発効している法律等に影響を与えている事は可能性として存在する。
論点④:モンサントの過去
|356476 view
|72335 view
|381159 view
|213087 view
|16470 view
|70311 view
旬のまとめをチェック
ファッション,美容,コスメ,恋愛
事件,ゴシップ,スポーツ,海外ニュース
映画,音楽,本,マンガ,アニメ
旅行,アウトドア,デート,カフェ,ランチ
インテリア,ライフハック,家事,節約
おかず,お弁当,おつまみ,簡単レシピ
エクササイズ,ダイエット,肩こり,健康
キャリア,転職,プレゼン,英語
Webサービス,スマートフォン,アプリ
クリエイティブ,写真,イラスト,建築
トリビア,不思議,名言,逸話
ユーモア,ネタ,癒し,動物,びっくり
過去の人気まとめをチェック