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『人間失格』のイメージを覆す!?ネガティブでも陰気でもない太宰治作品

『人間失格』や『斜陽』で知られる元祖・中2病作家こと太宰治。彼の作品の一般的なイメージは、暗い、ネガティブ、ナルシストといった、負の印象が強い感がある。しかし、そんな太宰作品にも、明るい、楽しい、ユーモアセンスに溢れたものが少なくないのはご存知だろうか…

更新日: 2014年06月13日

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だらくださん

元祖・中2病作家!?

経歴【1909年〜1948年】日本の小説家。その作風から新戯作派、無頼派と称された。代表作に『人間失格』や『斜陽』などが挙げられる。

本好きなら誰もが一度は通る道、青春のはしか 太宰治

デビュー作に『晩年』というタイトルを付けちゃうセンスの人。

「太宰治=暗い…」。これはもう国民的常識である

暗い、ネガティブ、ナルシスト…

代表作の『人間失格』。太宰治のイメージを決定付けている作品とも言える。

『人間失格』のようなネガティブな作品のイメージが強烈です

一般的に太宰作品と言えば、暗い、ネガティブ、ナルシスト、そんなイメージが強い。

「人間失格」などという題名のあまりの過剰さに“笑い”を見い出せやしまいか? 「生まれてすみません」という名台詞に滑稽さを感じないか?

でも、実は…

太宰治の作品を他にもいろいろ読んでみると、「人間失格」はあくまで彼の一面であることがわかります

ユーモアセンスに溢れた笑える作品も少なくない。

ネガティブな印象を持つ人が多いかもしれませんが、太宰作品の中には笑える作品や生きる喜びや美しさを綴った作品も沢山あります

ネガティブでも陰気でもない【太宰治作品】

“太宰なんか嫌いだ”という人は実は読んでいない珠玉の作品

言わずと知れた太宰治の短編。命をかけて友情を守ったメロスが、人の心を信じられない王に信頼する事の尊さを悟らせる物語。

北方謙三がかつて「死にたくなったらどうするか」との問に、小説を100冊読め、そのうち太宰治は二冊、ただし太宰は続けて二冊読むな、と答えたくらいの太宰治

短編作品。犬嫌いの悲哀をユーモラスに表現した内容。

現代人のような可愛がり方ではないし、途中エエエっ!っていうところもあるけれど、犬好きが読んで悲しくなるようなことはないので大丈夫!

知人の実際の日記を素材とした作品。社会への門出にあたって揺れ動く中学生の内面が描かれている。

現実に苦しみながらも自らの意志を貫く主人公に、大人になった私たちもその心を強く持ち続けたいと思った

つまらない鬱屈とした生活の中にも理想はあるのだというのが太宰の小説のもっとも大きな魅力

太宰治がおなじみの昔話を現代風にアレンジした異色の作品。

読者の思考力を刺激し、意地悪くも考え方を破壊させ、同時に感服させる。親しみある昔話と太宰のウィットの効いたコラボレーション

深刻な作品のみを挙げて太宰文学を否定した三島由紀夫は、大藪春彦から「それなら君は『お伽草紙』を否定できるか!」と詰め寄られて、一言も言い返せなかった

収録作品は、「瘤取りじいさん」「浦島太郎」「カチカチ山」「舌切雀」となっている。

カチカチ山については、狸とウサギの喧嘩を、男と女の争いとして描いています。醜男で間抜け、食い意地の張った下品なタヌキと、美しく純真ながら、残酷で情け容赦のないウサギ。ここから人間界における一つの男女関係を描いていきます

病気と闘い明るく懸命に生きる少年と、彼を囲む善意の人々との交歓を、書簡形式を用いて描いた作品。

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