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kyxfmnpbさん

一目惚れの心理

一目惚れというのは不思議な現象です。 相手のことを何も知らないうちに、一目見ただけで好きになってしまうのですから。

その人がどんな性格で、どんな趣味を持っているのか、などまったくわからないうちから、その人に好意を抱いてしまうのです。

まったく正体のわからない人を好きになってしまうというのは、よく考えてみると妙なことです。

なぜその人を好きになったのかと聞かれても、当の本人は答えることができないでしょう。

一目惚れした人がわかっているのは、相手の容姿だけです。
もちろん、外見の美しさに惹かれるというのはありますが、それだけではないはずです。

他に何かがあるはずです。
では、いったい何に惹かれたのでしょうか?

実は、一目惚れの場合でも、相手の人柄まで好きになっていることが少なくありません。
そこには「イメージの投影」という心理メカニズムが働いているのです。

たとえば、理想のイメージとして、背が高くて、スラリとしていて、知的で、優しくて、男らしい男性像を心の中に描いている女性がいるとします。

その女性が、たまたま背の高いスラリとした男性を目にして、好きになってしまうというのが一目惚れです。

実際にその男性が知的かどうかなど、この段階ではわかりません。 見た目のどこかに、自分の抱いている理想のイメージとの共通点を見つけると、相手にそのイメージのすべてを投影してしまうのです。

言うなれば、一目惚れとは「自分のなかの理想のイメージに恋している」状態のことなのです。

当然、後になって「思っていたものとは全然違っていた」と幻滅するのはよくあることです。 しかし、一目惚れしているときは好きだと思い込んでいますから、相手のことを冷静に見る余裕などないのです。

またこのとき、「感情の投影」という心理メカニズムも働きがちです。 「感情の投影」とは、自分が相手に対して抱いている感情を、まるで相手が自分に対して抱いているかのように錯覚してしまうことです。

実は好意を抱いているのは自分のほうなのに、その好意を相手のものと勘違いしてしまうわけですから、ますます自信を持って相手に接するようになり、より深く近づきあうきっかけをつくることができます。

そこで、気をつけなければいけないことは、仮につきあうきっかけが自分のなかの「イメージの投影」であったとしても、現実のつきあいのなかで相手を直視することによって、そのイメージをより現実なものに修正していくことです。

そうしなければ、現実とイメージとの落差が大きくなりすぎて、相手に興ざめしたり、必要以上の期待をしたりして、悲惨な結末を迎えることになってしまうのです

スリルを味わうと好きになる心理

人は何らかの原因によって生理的に興奮しているときに出会った人を好きになることがあります。

ダットン・アロンという人がおもしろい実験を行いました。 男性を2グループに分け、片方のグループの男性には非常に不安定なつり橋を渡らせます。

もう一方のグループの男性には、どっしりと安定したコンクリートの橋を渡らせます。 そして、それぞれの男性に対して、女性がすれ違いざまに話しかけ、その反応を調べるというものです。

この実験から、安定した橋の上で話しかけられた男性よりも、不安定なつり橋の上で話しかけられた男性のほうが、相手の女性に対して、より好意的な関心を示すということがわかりました。

なぜこのようなことが起こるのでしょうか?

人間には自分の生理的状態から自分の感情を推測する習性があります。 不安定なつり橋を渡っていた男性は、スリルのため胸がドキドキし、生理的な興奮状態にあったと考えられます。

そんな状態のとき、見知らぬ女性から突然話しかけてこられた男性は、胸のドキドキという「生理的興奮」は、目の前にいる女性の魅力によって引き起こされた恋愛感情であると勘違いしてしまうのです。

なにも、つり橋に限らず、ジェット・コースターに乗ったり、お化け屋敷に入ったりしてスリルを味わったりしているときなどに、その生理的興奮をそのとき目の前にいる人の魅力と思い込んでしまうことは十分にあります。

また、アルコールも同じような効果を持ちます。お酒の席で、たまたま居あわせた異性に魅力を感じてしまうことはよくあることです

失恋直後の恋愛が長続きしない理由

たとえば、覚醒剤を常用していると興奮状態が続きます。 それは間断なく強い刺激を受けているからです。

そこでは刺激があるのが当たり前になっていますから、弱い刺激に対しては感じにくくなっているはずです。 言いかえると、感受性が鈍くなっている状態です。
そうしておいて、いきなり覚醒剤の使用を中止すれば、きわめて鈍感な状態が生じると考えられます。

恋愛中は、とても楽しくてワクワクするような日々の連続だったはずです。
そこでは刺激を受けるのが日常になっていますから、感受性は鈍くなっているといえます。

そのような状態のときに、突然失恋するということは、それまではたくさん送られてきた刺激が、急に途切れるということです。

感受性が鈍くなっている上に、刺激も送られてこないのですから、無感動でうつろな状態が生じるでしょう。

弱い刺激には反応しないため、人間関係にも魅力を感じず、逆に人との接触を避けるようになります。

しかし、感受性はやがて回復してきます。 そのとき、人間関係を避けていた、つまり刺激の少ない状態で過ごしていたために、感受性は以前よりも鋭くなっていると考えられます。

このようなときには、ささいな刺激に対しても敏感に反応しがちです。 したがって、正常な状態では魅力を感じないような相手でも、好きになってしまうということが起こるわけです。

やっかいなのは、そのような心理状態で感じた相手の魅力は、普通の心理状態に戻るにつれて、徐々に色あせてくるということです。

やはり、本当に自分に合った理想の相手を見つけるには、ごく普通の心理状態のときでなければいけません

「好き」と「愛してる」の違い

「好き」と「愛してる」は似て非なるものです。 しかし、この二つの違いはあいまいなものです。

相手に対する自分の気持ちが「好き」なのか「愛してる」なのかわからなくなり、思い悩む女性は少なくありません。

「好き」の気持ちを「愛してる」の気持ちと錯覚してしまうと、後になってたいへんなことになってしまいます。

社会心理学者のルービンは、「好き」と「愛してる」という概念を考察し、それぞれに必要な基本的な条件を抽出しました。

「好き」の必要条件
・肯定的評価
 相手を好意的に評価し尊敬すること。
・類似性
 相手が自分に似ていると思うこと。

「愛してる」の必要条件
・愛着
 いつも一緒にいたい、頼りたいと思うこと
・心づかい
 つねに相手のことを気づかうこと
・親密さ
 何でも話しあって理解しあいたい、相手を独占したいなどと思うこと

またルービンは、自分がある人に対して抱いている気持ちが「好き」なのか「愛してる」なのかをはっきり示してくれるテストを考えました。

以下の二つのテストにおいて、あなたが想いを寄せている人を思い描き、その人について各項目があてはまるかどうかをチェックしていきます。

チェックの数が多いほうがあなたの本当の気持ちです。

【好き度テスト】
彼と私は、一緒にいると、たいてい同じことを感じたり考えたりしている。
彼は非常に適応力のある人だと思う。
私は彼を責任ある役割に強く推薦したいと思う。
彼はとても成熟した人物だと思う。
私は彼のすぐれた判断力に強い信頼をおいている。
たいていの人は、わずかな面識を持っただけで彼に好意を感じると思う。
彼と私はとてもよく似ていると思う。
クラスや何かのグループで選挙があれば、私は彼に票を投じたいと思う。
彼はすぐに尊敬を獲得するような人物だと思う。
彼はとても知的な人物だと思う。
彼は私の知っているなかでもっとも好ましい人物のひとりである。
彼は私が理想とするような人物である。
私は彼が賞賛されるのはとてもたやすいことだと思う。

【愛してる度テスト】
もし彼が落ちこんでいたりしたら、私は真っ先に彼を励ましてあげたいと思う。
私はどんなことでも彼に打ち明けることができる。
彼の欠点は快く容認することができる。
彼のためならどんなことでもしてあげたいと思う。
私は彼を独占したいと強く思う。
もし彼と一緒にいることができないとしたら、私はとても不幸になるだろう。
寂しいときには、彼に会いたいという思いが真っ先に浮かんでくる。
私にとっての重大な関心のひとつは、彼の幸福である。
私はたいていのことなら彼を許すことがでる。
私は彼の幸福に責任があると思う。
彼と一緒にいると、彼をただ見つめているだけで時が過ぎてしまう。
彼が何かを打ち明けてくれると、とてもうれしく思う。
彼と仲違いすることなど、私にはとても考えられない。

好きだからやさしく見える心理

人間の「知覚」は、その人の主観によってとても歪曲されやすいものです。 同じ物を見ても、人によって見え方がかなり異なるというということです。

見え方の違いに大きく影響を与えるのが、過去の体験や、その瞬間に何を欲しているかということです。

恋愛においても、人は相手のことをあるがままに見るのではなく、そう見たいと欲するように見る傾向が強いです。

恋人について、「なぜ彼を好きになったの?」と聞かれて、「とてもやさしい人だから」と答える場合にも、そこにはかなりの知覚の歪みがあると考えられます。

「やさしい人だから好きになった」のではなく、実際は「好きになったからやさしい人に見えるようになった」といった側面がかなり強いはずです

愛されれば愛されるほど不安になる心理

相手に愛されれば愛されるほど、ますます不安がつのってくるという女性がいます。

相手に好意を示されれば示されるほど、受け入れられれば受け入れられるほど、それによる喜びよりも「捨てられてしまうのではないか」といった不安のほうが勝ってしまうのです。

このような女性の場合、相手に向けられている不安という感情は、実は過去のある人に対して向けられていた感情である可能性が大きいです。

今目の前にいる相手に対して、母親とか初恋の人などに向けられていた過去の感情を、無意識のうちに移転しているのです。

特に、幼児期に母親に全面的に受け入れられてもらえないという気持ちを抱いたり、見捨てられるという不安を感じて育った女性にとっては、成長してからの人間関係においても、相手を信頼しきるというのが非常に困難になります。

そこで考えてみなければならないのは、その不安が本当に目の前の相手によって呼び起こされたものであるか、それとも過去の感情が移転されたものであるかということです

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