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映画『おおかみこどもの雨と雪』についてのあるツイートのまとめ

ツイッターでつぶやかれた、『おおかみこどもの雨と雪』に関するお話

更新日: 2014年06月29日

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monmonSimpさん

2013年12月20日、細田守監督の『おおかみこどもの雨と雪』がテレビ初放送となりました。

おおかみ子供の設定はもうこのシーンのためにあるよね。子供が音楽で食って行きたいって言うのを認めるかどうか、みたいな話ならどうせ最後は認めるんでしょってなるけど、子供が野生に帰るかどうかだから、もう視聴者ドキドキですよ。最後はつまり親にライブでも見せて認めてもらった感じですね。

まず重要なのは、この映画は単に田舎バンザイ、母親超人、というものではないということ。花が完璧な母親として描かれえいると捉える人がいるけど、確かに花は凄い根性だけど同時に前半の花には重大な欠点がある。それは人を頼らないことと、忍耐の裏返しで、現状維持を是としてしまうこと。

母親としては1人で抱え込んでしまうというのは大抵最後破綻するので致命的。自分の子供の特殊性によるものもあるんだけど、ちょっとそれ以前からの性格である描写もある。その理由は親から「笑顔でいろ」と教えられ、かつ、そこから親戚との不和を作ったこと。

人を頼らないことと忍耐の裏返しで現状維持、というのは欠点なのですか?私は困った時「誰かにたずねる相談する」って殆どしたことがありません。聞く事は駄目なことと思っていました。花の行動は当然なのかと思っていました。難しいですね。

@ruru_usagi_ 欠点だと思いますよ一人で抱え込んで破裂しちゃうよりは、誰かに頼るほうがずっといいです。相談されることを嫌がる人はいますけども、その場合は他の人に頼ったらいいです。特に子育ては子供のためにも。もちろん、頼ってばかり、もよくないですけどね。

え!そうなんですか?私は母親でも妻でもないんですけど、子供の頃からちょっと変わった「個性」を持っていて実は今、その個性の為にとても困った状況にあります。でも誰か(何処か)に相談した方がいいのかなと思いました。

@ruru_usagi_ はい。もちろん、あなたがその「個性」を相手に知られても良いという場合しか相談は難しいと思いますが。信頼できる人か、公共の機関がきっと力になってくれると思います。頼り過ぎも、頼らなすぎも、よくないです。バランスが難しいですけどね。

母親について

この映画では親の教えってのがかなり特殊な形で出てくる。花が教えられた「笑顔でいろ」狼男の「人間に正体を知られるな」そして最後の「山へ行かないで」どれも、子を思った言葉だけど、実際、作中では常に毒として作用している。

韮崎さんが「笑うな」って言うのがすごく重要。花は親の教えからずっと作り笑いをして無理をしていたのだけど、それは悪癖だ、と。その後花は他人を頼るということをするようになる。狼にアドバイスを求めたのって結構重要で、今まで花はそんなことしなかった。結果雨の将来に大きく寄与する結果になる

結局「人間に正体を知られるな」も「山へ行かないで」も破られる。で、それが子供の成長なのだ、と。ここがこの映画の一番いいところだなーと思う。親は子のためなら頑張れるけど、完璧じゃなくて、子供のために子供を縛っちゃうことがあって、でも子供は自分でそれを破って、それでいいんだ、って。

そんなわけで、花は完璧な母親じゃなくて、欠点があって、でも子供のために頑張って、空回りもしたけど、上手く行ってよかったねって、そういう感じなんですよ。一番偉いのは家を修理したところじゃなくて、まだ子供のために頑張りたいってのを諦めて、子供の選択を認めてあげた部分なんだ、と。

おおかみこどもは花が韮崎さんをきっかけに人を信じられて頼っていけて、たまたまの、けれど暮らしの中ではかなり大切なところへ近づいていった感じも好きで、どうしてこうも拒絶反応を示す人がいるのだろうとひっかかり続けて来たのですが 母親像に対する個々の束縛が強い社会にいる、ということを端的に示しているのかも知れない、と、一連のつぶやきを見て思い、少しだけもやもやがほどけました。まあ、つまるところこの話が好きなのだ自分は、という、ただそれだけなのですが。つぶやき興味深かったです。

@sousion ありがとうです。映画における「母親とは完全に正しい象徴である」という固定概念も結構絡んでくると思います。映画って大抵そうなので。母は正しいものとして扱われる、みたいなルールが頭のなかに入っていると、おいおい、この母親ダメじゃんって言ってしまうかな、と。

田舎について

韮崎さんはずっと畑の周りをウロウロして、手伝ってくれないんだけど、花が一言助けを求めたら、まあ本人は手伝わないだろうけど村の若いものを寄越したと思うんだよね。だけど、花は一言も、手伝ってだの、疲れただの言わなくて、だからずっと韮崎さんは手伝わないで、イライラしてて笑えるんだけどw

花が田舎へ引っ越した時、子供のためというようなことを言ったが、これは単純な逃げだよね。韮崎さんに会わなかったらどっちにしろ危なかった。重要なのは出会いがあったということ。単純に、韮崎さんという後ろ盾を得られたことが、花が田舎で上手く行った唯一の理由。「韮崎さん」は都会にも居うる。

田舎には田舎の良さがあって、もちろん映画では田舎というか自然の良さを最大に引き出して描写してるけども、それは別に都会より田舎のほうが優れていると言っているわけではない、と思うのですよ。重要なのは人を頼ることだっていうね。

この映画に関してはこんな感じです。実際には映画公開直後にいっぱいブログが書かれているので、いくらか被っていると思う。っていうか参加できなくてモヤモヤしたんだけどもw

すごい作品だよ。ディズニーだったらさ、ピンチになったおおかみこども、親のアドバイスを思い出し、一発逆転、森林開発業者をこらしめて、動物達とも人間とも仲良く親子で暮らしました、になるじゃん。違うんだもんなー。親との約束がマイナスに作用してて、そこから抜け出す作品なんてどれだけあるよ

おおかみこどもの本当に残念なところは、視聴者の一部が勝手に「映画の母親像は理想的なものだ」と勘違いして、あの行動はダメだろとか、これは母親として相応しくない!みたいに批判してるところだな。そもそも、まさにそういう描写なのだけども。火垂るの墓に対して兄としてどうって言うのと同じで

雨が自分の生き方を選択するシーンで、おいそんなのダメだろ幸せになるわけ無いじゃんか、止めろよ、みたいな反応する人は、完全に「音楽なんかで食っていけるわけ無いだろ!馬鹿やろうが!」っていうドラマに出てくる父親と化していて、そうさせてしまうあの設定はすごい。

田舎の古い考えの親父にとって、音楽で食ってくなんて、野生に帰るのと同レベルの無茶な生き方に見えるっていうことで。「せめてもう少し大人になるまで」とか「別の道も選べるように保険で勉強もしろ」とかいうアドバイスしたって、子供は突き進んじゃうよね。

後日

うん、まってまって、そんなこと言ってる場合じゃない大変なこと起きた。 twitter.com/hosodamamoru

一部のツイートが、細田守監督にリツイートされました。

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