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写真を撮るほど思い出が薄れる?!「写真撮影減殺効果」ってなに?

「カメラを取り出すと、自分が見ているものに注意を払わなくなり、​実際にそこにいることよりも写真を撮ることの方が大切になる」​

更新日: 2013年12月27日

ぴろももさん

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写真を撮ることで何かを忘れないようにしようとしても、それが逆効果になってしまうとする研究が、米心理学専門誌「サイコロジカル・サイエンス(Psychological Science)」に今週発表された。

◆写真を撮るか否かで記憶に影響があるのか、研究チームが実験を行った。

ヘンケル氏率いる研究チームは、ベラルミーノ博物館のツアーに学生を参加させ、写真を撮りながら見学する学生と、ただ単に見学だけをする学生に分け、いくつかの展示品を覚えておくよう指示を与えた。

1回目の実験では27人が絵画や彫刻、陶芸など30点の作品を鑑賞。一方のグループは作品名を声に出して読み上げ、20秒間鑑賞した後に写真を撮った。もう一方のグループは30秒間鑑賞しただけで写真は撮らなかった。

翌日、覚えている作品名を書き出してもらい、作品30点のリストの中から自分が見たものと写真に撮ったもの、見ていないものを選んでもらった。また、作品の細部についても質問した。

◆この実験の結果、写真撮影をした場合にその対象の記憶が薄れやすいことが判明した。

その結果、写真を撮ったグループは、鑑賞だけのグループに比べて覚えている作品が少ないことが判明。作品の細部についての記憶も鑑賞だけのグループより少なかった。

そして翌日、指定した展示品に関する記憶を調べたところ、写真を撮影していた学生では見学だけしていた学生に比べて、展示対象物に関する認識に正確さを欠いており、記憶もあまりなされていないことが分かりました。

その結果、美術品を見た際に同時に写真撮影をした人の記憶は、そうしなかった人の記憶に比べて劣っていることが判った。また、同時に写真撮影をした人はほどんど質問には応じられない程、何も覚えていない場合もあった。

◆ヘンケル氏はこれを「写真撮影減殺効果」と名付けた。この現象が起きる理由は?

ヘンケル氏は、「カメラが覚えていてくれると思うと、記憶に残る被写体の数が減り、その被写体の細部についての記憶も減る」と解説する。

ヘンケル氏はこれを「写真撮影減殺効果」と名付け、「物事を覚えておくために技術の力に頼り、その出来事をカメラで記録することで、結局のところ自分自身で積極的に参加しようとする必要がなくなってしまい、経験したことをしっかり覚えておこうとしてもマイナスの効果を与えかねない」と説明している。

これと似たようなことってありますよね。メモをよくとることがありますが、そうすると手帳とかノートをとることに一生懸命になって、物事をすぐ忘れてしまう。後で、手帳とかノートを見ればすぐわかるからということで、脳が覚えようとしないのかもしれません。

◆写真ばかり撮ることは、大切な「今という瞬間」を無駄にしてるのかもしれません。

「人々はほとんど何でも写真に撮ることをしている。問題は写真を撮ることで、自身の前にあるものの存在について無自覚になってしまうこととなるのです」

論文の著者であるLinda Henkel氏によると、「人々は何かというとすぐにカメラを取り出しては、ほとんど何も考えずにシャッターを切っているが、実際は目の前で起きていることをキチンと捉え損じている」と述べています。

写真は何かを記憶する助けにはなるが、それはじっくり時間をかけて鑑賞したり見直した場合のみで、写真を過剰に撮影すると鑑賞がおろそかになる可能性を指摘している。

思い出を残すためには、写真を熱心に撮ることを目的にしないように、その瞬間を思いっきり楽しむことが大切なようです。

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ぴろももさん

しばらくまとめ作成を休んでいました。また再開しましたので、宜しくお願いします。 2015/2/03



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