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サイが絶滅寸前。理由は「金」より高い「角」

サイの角は一部の地域で漢方薬の原料として重宝されている。そのため密漁による乱獲が激しくその数は年々増加している。

更新日: 2014年08月17日

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rainshineさん

サイ

奇蹄目サイ科に属する哺乳類

世界には5種類のサイが現存しており、アフリカ大陸(シロサイ、クロサイ)、インド・ネパール(インドサイ)、東南アジア(ジャワサイ、スマトラサイ)に分布している。

皮膚の硬さは動物界最強

サイの皮膚は非常に分厚く硬質で、体全体を鎧のように覆っている。その皮膚はあらゆる動物の中でも最硬といわれ、肉食獣の爪や牙を容易には通さない。加えて成獣は大きな体躯を持つことにより、肉食獣に襲われて捕食されることはあまり多くはない。

非常に硬い皮膚を持ち、その体は果物ナイフを突き立てたところで傷一つつかない。果物ナイフでサイに挑むのは無謀と言って良いだろう。皮膚は熱にも強く、130℃で2秒間の殺菌を行っても鼻息一つ乱すことはない。

古代の人間はサイの皮膚を使って鎧を作ったとも言われている。

もう一つの特徴「角」

サイの角、材質は角質である。つまり爪や髪の毛に近い物質である。そのため、折れてしまったとしてもしばらく放っておけば再生する。

爪のように永遠に伸び続けるので、ちょっとぐらいかけても大丈夫。また伸びてきます。と言っても、大人になると折れた角を完全に修復することは難しいらしく、角が欠けたままのサイもいます。しかし、子どものうちや、大人になっても小さな傷なら、簡単に修復される、との事です。

「金」より高い!

サイの角は漢方などで重宝され、高値で取り引きされるため、密猟が急増。末端価格は1キロ当たり6万5000ドルにまで高騰しており、金やプラチナ、コカインよりも高くなっている。

漢方薬として珍重されるサイの角。ベトナムを中心とした闇市場で取引され、金の2倍以上の高値がつくこともある。

漢方として重宝されている、、、しかし

サイの密猟が急増している最大の原因は、ベトナムで「癌(ガン)に効く」「滋養強壮剤」などと喧伝されていること。

サイの角はアジアでは伝統的な薬として何千年も使用されてきた。しかし、科学的な研究によれば、その医学的効果は立証されていない。

薬効は証明されていないが、、、。

ベトナムの経済発展により生み出された新興富裕層が、自分の成功の証として高価で貴重、エキゾチックなものを欲しがることである。サイの角は、そうした要素をすべて満たしつつ、さらに自分自身にとっても有益なものと思われるので、富裕層における需要が高まってしまうのだ。

実際、漢方薬治療に携わる医師、薬剤師、ガン患者へのインタビュー結果においても、ガン治療薬としてサイ角の価値がある、という考えは少数派だった。

密漁が絶えず絶滅寸前に

2013年1月から南アフリカ国内で殺害されたサイは946頭にも上った。これは2012年度の668頭と比較すると42%も激増したことになる。また3年前の2010年度は333頭であることを鑑みると、サイの密猟は乱獲と言ってもいいほどである。

南アでは今年に入って638頭が密猟され、そのほぼ3分の2は同公園のサイだった。昨年通年の密猟数は過去最高の1004頭に達した。

世界で現存するサイ5種中3種(ジャワサイ、スマトラサイ、クロサイ)はのレッドリストの中でも最も絶滅の恐れが高いカテゴリーである絶滅危惧種I類(絶滅の危機に瀕している種)に分類されている。尚、シロサイは準絶滅危惧種(条件次第で絶滅危惧の対象となり得る種)であり、インドサイは絶滅危惧種II類(絶滅の危機が増大している種)として認められている。

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