1. まとめトップ

小説『コラプティオ』(真山仁著)についてのエトセトラ

2011年7月に発表され、2014年1月に文庫化された、小説『コラプティオ』。デビュー作『ハゲタカ』等の著作がある小説家・真山仁のこの作品は、初めての「政治」を真っ向から扱った小説です。

更新日: 2014年03月24日

1 お気に入り 7207 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

舞台は、東日本大震災から数年後の近未来日本。

真山作品のなかで初の、政治の世界を舞台にした小説『コラプティオ』。

「別冊文藝春秋」で連載中、最終回の締切三日前に東日本大震災がおきました。

作中の舞台設定が〝近未来〟であったこと、日本政府が基幹産業として国を挙げての原子力発電プラント輸出を掲げていたことなどから、単行本化にあたっては、連載原稿の大幅な加筆・修正を余儀なくされました。

震災直後の2011年7月、単行本は発売されました。

文藝春秋 単行本
2011年7月30日発売

『コラプティオ』は、私が初めて政治の世界に挑んだ作品です。社会に蔓延する不安を見るにつけ、より積極的に政治にコミットメントする時が来たという危機感を抱き、執筆を始めました。そして発生した大震災とその後の大混乱――。

誰がやっても政治は変わらない。そんな言葉を二度と口にしないために、私はこの物語を届けます。

真山仁公式HPより

震災から3年経つ2014年の新春、文庫化されました。

震災から早3年。今改めて本作を読み直してみて、改めて日本の未来を真剣に考えなければならないと痛感しました。

文庫化によって一人でも多くの方に手に取って戴き、一緒に明日のニッポンを考えるきっかけとなれば幸いです。

真山仁公式HPより

どんな内容なのか?

震災、原発事故の後遺症で苦境が続く日本に、有言実行を旨とする宮藤総理が登場したことで、明るい兆しが見え始めた。

内閣調査官・白石は、異能の首席秘書官・田坂と共に、宮藤が掲げた“約束”の実現に向けて奔走する。

白石の同級生で大手紙の記者・神林は、先輩の名物記者・東條に叱咤されながら、政府・企業を相手のスクープ取材に身を投じていく。

物語の舞台が政情不安を抱えるアフリカの小国、ウエステリアに及んだ時、誰も予想しえなかった危機が幕を開ける。

<あらすじ>より

読者のレビューより

本当に3.11後のドラマを見ているようだ(若干、展開は違いますが)。また、目が離せない作家を捕まえてしまった。

タマちゃんさんの感想より

【コラプティオ/真山 仁】いや、すごいぞこれ。ハゲタカシリーズでその名は聞いていた真山仁だが、3.11が実際に起こる前にこのような予言的小説、それも官邸周辺だけでなくアフリカをも巻き込んだ国際的なスケ... →book.akahoshitakuya.com/cmt/36459151 #bookmeter

「コラプティオ」 真山仁著 まだ3/1くらいしか読んでないけれど面白い。 が、潰れそうで国有化された企業がサクラ電機で、これって自分が勤めている会社なんだろうな・・・とちょっと複雑。確かに、原発もやってますぜ( -_-)フッ

真山仁さんの『虚像(メディア)の砦』 かなり考えさせられた。 映像化はムリだよな~(^_^;) 『コラプティオ』もめちゃくちゃはまった! メディアに翻弄されず、 自分の意志をきちんと保つことが大事ですね。 ……翻弄する側が言うなって笑

真山仁(著)「コラプティオ」読了。舞台は3.11後の日本。震災からちょうど3年のこの日にこの作品を読み終えた。たまたまだが、なんか深い意味を感じる。

未曽有の大震災を経た今を「克服したというよりも気にしなくなったというのが正直な気持ち」というコラプティオの中の一文はなかなかの説得力でしたな

政治をテーマにした小説を今まであまり読んだことがない僕にも非常に面白く、最後まで一気に読みきってしまいました。(いや、ほんとにね、個人的に忙しいこの時期に、あかんあかんと思いながら読むのを止められませんでしたよ)

それにしても、文庫本の発売を待っていたかのように東京都知事選の候補者が出揃い、
「原発ゼロ」の言葉が眠りから醒めたようにメディアを走り出すとは。
今だからこそ読むべき小説ということでしょうかね。

kurotangoさんのブログより

そういえば真山仁のコラプティオという小説が面白かった.震災後の日本が舞台で,原発輸出を推し進めるカリスマ総理がだんだんと独裁的になってく話.最近読んだ小説で一番面白かった.

コラプティオおもしろかった。原発と政治を描くって帯に書いてあったけど、原発は単なるモチーフ。

コラプティオなかなか読みおわなくてこんな時間。明日休むからいっか。

上司から借りたこの本が面白すぎて仕事が手に着かない…訴える… : コラプティオ 真山 仁 amazon.co.jp/dp/4163806903/…

真山仁「コラプティオ」読了。前作「マグマ」のようなエネルギー問題を扱う小説かと思いきや、むしろ、中心テーマは政治(首相官邸)とマスメディア。「政治」と「正義」の一筋縄ではいかない関係について、考えさせられるものがある。クリーンな無能よりも、結果を出すダーティ、ということかな。

「コラプティオ/真山仁」読了。原発と政治を扱ったフィクション小説。でも、この小説は3.11以降の日本の姿そのものだと思う。同作家の中国と原発を扱った「ベイジン」も骨太の作品だが、ファンタジーとも思えた。でも、この作品はノン・フィクションなのかもしれないと錯覚すらしてしまう。

コラプティオ 真山仁 著 読了。 権力について、多角的に表現してある。盲目的に人を信用してしまうことへの警鐘。上手くまとめてあり、読了後感は、思わず唸ってしまった。

1 2 3