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「かぐや姫の物語」海外の反応まとめ【レビュー・感想】

アカデミー賞にもノミネートされた高畑勲監督作品「かぐや姫の物語」に対する海外のレビューをまとめました。

更新日: 2015年01月18日

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この記事は私がまとめました

cinephile25さん

はじめに ― 国内では好評!海外では? ―

2013年11月23日公開の高畑勲監督作品「かぐや姫の物語」に対する海外レビューのまとめです。
「かぐや姫の物語」は国内では毎日映画コンクールのアニメーション映画賞、キネマ旬報ベスト・テンの第4位に選出されるなど高く評価されています。
それでは海外ではこの映画はどのように受け止められているのでしょうか。このまとめでは新聞や映画サイトからいくつかのレビューを取り上げ、特に重要と思われる部分を抜粋しました。それぞれにタイトルと要約、評価の指標を用意しましたので目に付いた記事からお気軽にご覧ください。

どの記事も海外ならではの鋭い解釈や意外な見方、そして忌憚のない批評となっており、一読の価値があります。なお一部の記事にネタバレが含まれていますのでご注意ください。

新しい海外レビューが公開された場合、順次翻訳して記事を追加していきます。

【ニュース&更新情報】
2015/01/15 アカデミー賞長編アニメーション部門ノミネート!レビューを追加しました。
2014/05/21 カンヌ映画祭で世界初上映!→反響をレポートしました。
2013/12/31 まとめ作成

1.総評

映画批評家によるレビューをまとめる2つのサイトから、「かぐや姫の物語」への評価の概要をご紹介します。

「ロッテントマト」(Rotten Tomatoes)

批評家のレビューをまとめる映画サイト「ロッテントマト」で50件以上のレビューが100%ポジティブなものになっています。レビューの平均採点も8.4点と非常に高い評価を受けています。(2015/1/15現在)

この評価は2014年に北米で劇場公開されたアニメーション映画のなかでもっとも高い評価です。 参考:「ベイマックス」88%、7.3点、「風立ちぬ」89%、7.9点、「ヒックとドラゴン2」92%、7.7点、「レゴムービー」96%、8.1点、「アナと雪の女王」(2013年公開)89%、7.7点など。

物語の壮大な深さ、率直な誠実さ、そして極めて美しい映像、「かぐや姫の物語」は時を越えた魅力を持つ現代アニメーションの財宝である。

ロッテントマトが批評家のコンセンサスをまとめた総評。各種レビューの詳細は以下に順次掲載していきます。

「メタクリティック」(Metacritic)

新聞や映画雑誌に掲載されたレビューの内容を100点満点で数値化し、その平均値を割り出した「メタスコア」で89点という高い評価を受けてします。(2015/1/15現在)

Metacriticでも2014年のアニメーション映画でベストの評価となっています。 参考:「ベイマックス」74点、「LEGOムービー」83点、「ヒックとドラゴン2」76点、「ボックストロールズ」61点、「風立ちぬ」83点、「アナと雪の女王」(2013年公開)74点、など

2.各評

それぞれのレビューの内容をまとめました。

「ロサンゼルスタイムズ」(Los Angeles Times)

「かぐや姫の物語」は日本アニメーションの驚異であり、手描きの絵画的な芸術性に満ちた叙事詩である。それは私たちを美の世界にいざなう。

「ヴァラエティ」(Variety)

「かぐや姫の物語」は、子供っぽい大はしゃぎから、物質主義の愚かしさと美のはかなさについての洗練された寓意へと姿を変える夢のような傑作である。

「ニューヨークタイムズ」(The New York Times)

水彩の繊細さと、いきいきとした線画によって極めて美しく描かれ、この映画は日本の尊敬に値する民話のなかに独特に揺れ動く感情の波を見出す。

「スラントマガジン」(Slant Magazine)

一方で、ほとんど自分自身で充足したようなたわいもない子供時代から、思春期の悲しみに沈んだ状態へのかぐや姫の変貌は、伝統的に考えられた「少女の幸せな人生」に対するフェミニズム的な批判の説得力のある描写である。

「ザ・ラップ」(The Wrap)

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