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専門知識を即ゲット!深くて面白い講談社学術文庫をセレクト

学術関係や珍しい翻訳など多彩な書籍をポケットに。入門書とは違う醍醐味に圧倒されます。深い雑学をゲットするには、やっぱり専門書に限ります。

更新日: 2017年12月20日

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kaizinさん

講談社学術文庫とは

"講談社で1976年(昭和51年)に発足した文庫版の学術書レーベル[1]。シンボルマークは、古代エジプトで知識や学問の象徴とされていた「トキ」(アフリカクロトキ)の姿をした神トートである。
単行本・新書再刊(改訂・改題も含む)や古典新訳のみならず、文庫書き下ろしでの出版も多い。三十数年間で2000冊を越える出版であるため、改訂再刊されるベストセラーも多いが、初版のみで品切絶版となった書目も多い。"(Wikipediaより)

人気の書籍リスト

Amazon評 ”仏教と言えば、輪廻転生だの霊魂の存在だの、そういうの前提になっているとついつい思ってしまいがちだが、本当は全然違うよ!!ということを教えてくれる本。

一般的に理解されている仏教は実はヒンドゥー教とかなりごちゃ混ぜになっていて、多くの人々は仏教を誤解しているが、著者はそれを嫌ってヒンドゥー教との違いを明確に明らかにしている。”

Amazon評 "有職故実の集大成として評価を得ている好著。
上巻には「官位・位階」「平安京及び大内裏」「儀式典礼」「年中行事」が載っている。
読み出すと、案外サクサク読める。
有職故実に通じていれば、古典を読むにあたって、より充実感が出てくるはず。
日本史や古文などで出てくる言葉が、「なるほど、こう言うことだったのね」と納得がいく。"

Amazon評 "外交関係と各国首脳の人物像に焦点を当てた概説書です。
 ……参戦した各国の個々の歴史の寄せ集めではなく、如何なる目論見と現実がぶつかりあったかという横断的な視点で著されており、現代史の幕開けである大戦に対する著者の深い洞察に触れることのできる素晴らしい著作です。……
 本書の記述は研究者の論述というよりも、歴史家が著述を通じて文明批評をしているかのようです。随所に挿入されるエピソード(例えばウィルソン大統領の再婚話とか、「生けるレーニン、死せるローザを見捨てた」とか)も興味深い。"

Amazon評 "本書の主役は、江戸時代の後期、18世紀末から明治維新直前までに在位した2人の天皇、光格天皇と孝明天皇である。

 この内、孝明天皇については、極端な攘夷主義者として幕末の歴史に大きな影響を与えた天皇であり、一般的にも良く知られている。一方の光格天皇は歴史書に取り上げられることもほとんどなく、未だに無名といってよい天皇である。しかし、本書を読むと幕末維新史において孝明天皇が主役の一人になり得た、その基礎を作ったと言える人物であることが良く理解できる。”

Amazon評 "龍樹の中観思想とは大乗仏教に大きな影響を与えた哲学だが、これは初期仏教の考えに基づくものであると説く。読んでみて、全くその通りだと思った。

 この中観思想こそは論破不可能な結びの論ともいえるものではないだろうか。多少難解なこの思想を著者はわかりやすく説明してくれた。これを一度知ったら人生観が変わりました。"

Amazon評 "ヨーガについては、専門書が何冊もあり、専門的な内容を知るには、それらを読めばいい。しかし、専門書を読破することは、ある程度の基礎知識がないと難しいし、本質を捉えることが大変である。その点本書は、初心者にとってもヨーガの概略・本質をつかみやすい、コンパクトでまとまった内容になっている。私にとって、本書との出会いは、宗教的実践の出発点となり、人生の転機になったほどである。ヨーガ・気功・禅など、東洋の神秘主義に興味のある人には、ぜひ本書を一読してもらいたいものである。きっと、お役に立つものと約束する。"

Amazon評 "本書は商業や流通、或いはそこに住む人間達の自由思想と実態等を考察する事に依って、改めて中世都市の姿を見つめ直した論文集である。
主に二つの論点から構成されており、前半では「都市的な場」として「無縁」と「公界」を検証し、そして後半は「中世都市論」として都市の形成と発展、更には鎌倉、西京、伊勢、近江、備後等の都市を取り上げて考察を行っている。"

Amazon評 "『世界史』がベストセラーになったマクニールによるヴェネチアの歴史。
中世にあたる1081年から、ナポレオンによって制服された1797年までを描いている。
ヴェネチアという題名だが、マクニールの視点は、その周辺地域に及んでいる。
イタリアのジェノヴァやフィレンツェは勿論、ビザンチン帝国や、オスマントルコ、ロシアの詳しい動向も、詳しく紹介している。"

Amazon評 "役人(というかサラリーマン一般)という組織人の生態を冷徹な視点で観察し、その滑稽で悲しい生き様を見事に描いた快作。この種の本としては、「パーキンソンの法則」とならぶ名著だと思う。
退職者は、「むかし自分が、耄碌した老人や無能な人間たちをさんざん非難して、連中のおかげで若い人たちが役人になれなくて困っていると毒づいたことをすっかり忘れてしまう……ちょうど死刑囚が護送車にしがみつくように自分の肘掛椅子にしがみつく」(本書より)"

Amazon評 "本書はウィトゲンシュタインの講義録です。『哲学探究』よりも多弁であり、故に分かりやすいように思えました。もっとも、同じ主題が繰り返し登場することは『哲学探究』と同じですが。
 本書で取り上げられている主題のうち、私が最も関心を持ったものは「痛み」に関する考察であり、「他者の心」に関わる考察です。この頃のウィトゲンシュタインは、「文法」という概念に基づいて考察していたようです。例えば、「私は歯の痛みをもつ」と「彼は歯の痛みをもつ」の2つの言明において、「もつ」という動詞は文法が異なる、といった具合にです。"

Amazon評 "民俗学と考古学・文献史学の融合。
フィールドワークと文献資料の融合。
日本人の起源について包括的にまとめようとしていた宮本常一氏の遺作。
縄文文化~統一国家以前までの古代日本の文化形成と民族の移動に関して、民俗学的な知見と『古事記』『日本書紀』『魏志「倭人伝」』『唐書』等の文献資料からの知見を織り交ぜて解説。"

Amazon評 "1929年、ウォール街での株価大暴落から始まった世界大恐慌。GDPは30%減少。株価はなんと1/7に下落、預金者保護制度もない状態での銀行の倒産六千件、失業率は25%となり失業者は1000万人。まさに、世の中は阿鼻叫喚と言える状態となった。

 本書は難解な専門用語や数式を用いず、当時の新聞記事や証言から、庶民の目に映った当時の経済破綻や社会情勢と政府が次々と打ち出す政府の経済政策をわれわれに教えてくれる。"

Amazon評 "能・文楽・歌舞伎というタイトルがとても直截的だが、実際読んでいけばとてもわかりやすく構成されている著作。
 ……能についてはその世界観を最初に示し、次に舞楽・猿楽・田楽などの前史に触れながら観阿弥・世阿弥の功績による成立と後の変化発展を辿り、その後に劇としての能の形式と内容を詳しく分析していく。……和歌、「源氏物語」などのテキストとしての物語、語り物としての「平家物語」などの文学ジャンルからの影響や引用、神道や禅の世界観の継承、劇の筋書きから所作・能面・衣装・小道具にいたるまでの象徴化の技法など、能にまつわる難解さという先入見を解いてくれる記述が多く含まれている。"

Amazon評 "この論文集『二人であることの病い』が、精神分析家ジャック・ラカンの理論的な出発点になったということがしばしば指摘される。しかし、それはいかなる意味においてなのだろうか。1930年代のフランスの精神医学の潮流のなかで書かれたラカンの一連のパラノイア論は、その後の彼の理論とどのような関係をもっているのだろうか。
 本書に収録されている1930年代の理論と、1950年代以降の理論の内在的な関係を理解するためには、本書の精読が必要である。"

Amazon評 "このゾンバルト、ウェーバー「プロテスタンティズム~」、ウェブレン「有閑階級~」は必読のもの。先ずこれらを読んで議論し、内容を深めつつ新しい方向へ探りを入れる、これでしょう。もちろんアダム・スミスへ遡っても良いし、マルクスでも、現代のボードリヤールへ来ても良い。しかし先ずは、前記3人のものを読んでのこと。特に、読み込まなければならないのは、経済活動のシステムではなくて、そこに存在する精神、ここが勘どころ"

Amazon評 "明治11年の夏(6月~9月)に東京から日光を経て新潟へ抜け、山形、秋田、青森を通り北海道へと旅をしたイギリス人女性による日本奥地の見聞録。平凡社から出ていた『日本奥地紀行』は初版からいくつかの箇所が省略された1885年の普及版の翻訳でしたが、こちらは省略前の1880年初版の翻訳です。

 まだ江戸時代の生活が残る明治初期の日本の田舎の原風景や人びとの素朴な生活が、険しい山道や粗末な食べ物、蚤や蚊に悩まされる旅の苦労とともに、外国人の新鮮な目を通して生き生きと描かれています。"

Amazon評 "一次史料である手紙を、解説を添えて分かりやすく砕いているが、歴史ファンでなくても解説を読めば秀吉の人間味が分かる。
特に夫である秀吉の浮気にヤキモチを起こしたおねに対し、主君である信長がそれを諌める手紙や、秀吉が「お前が一番だよ」とその恐妻家ぶりを表す文章に笑うしかない。天下一となった英雄も時には笑い、時には泣く事もある。また、当時の手紙にも作法があることを解説されており、こちらも大いに参考に成る。"

Amazon評 "医学の歴史を、無文字社会での仕組みとはたらきを想起することからはじめて二十世紀末の業績に至るまで、古代・中世・近代・現代、ギリシア・中国・インド・アラビア・ヨーロッパ・日本と、広いスパンで眺望した著作。該博な知識に裏づけられながらも、読者に肉声が聞こえてくるような語り口には、臭みというより人間くさい実直さを感じる。歴史に興味があって、思想・科学・芸術・宗教にも興味のある自分としては、前から読んでみたいと思っていた形の「医学の歴史書」だった。"

Amazon評 "古楽の第一人者である皆川達夫先生による中世・ルネサンス期の音楽の解説書。日本でも何度か起きたグレゴリオ聖歌ブーム、合唱に携わる者が曲を求めれば外すわけに行かないルネサンス音楽、これらをコンパクトな文庫本にまとめた良書です。

文書としても生きた音楽としても全く記録がない古代から中世初期の音楽の変遷を辿り、グレゴリオ聖歌、多声音楽、世俗音楽の世界を紹介します。"

Amazon評 "「信長公記」には、ほぼ完全な自筆本が2本残されているが、自筆本同士でありながら、異同が多いのだそうだ。筆者は、この2本の自筆本について、信長と家康に対する敬称の有無を巻ごとに分析し、一方を決定稿と見る通説に疑問を投げ掛けるとともに、記事ごとの敬称や干支の有無から、カードシステムによる編纂方法を取っていることも明らかにし、カードの並べ違いや重複の例まで示してみせる。「なるほど、古文書の解析とは、こうやってやるものなのか」と、大変、面白く読むことができた。"

Amazon評 "「親しみやすい歴史読み物の作家」としての面目躍如な本。

中世を「野蛮と宗教の勝利」、暗黒時代や停滞の時代と見なし、キリスト教がその暗黒と停滞の原因とする予断・臆見を批判し、中世の約ー千年間には画期的なテクノロジー革命が起きていたこと、つまり「大規模な奴隷制が消滅し、人力から水車・風車への動力の転換が起き、開放耕地農業が導入され、手押し車から複式簿記までのさまざまな」ものが産み出されていったと論じる。"

Amazon評 "……明治の日露戦争前後に日本を旅した英国人写真家ポンティングの旅行記である。日本人と日本文化を極めて好意的に紹介しており、日本人に生まれたことを誇りに思え、また嬉しく感じた。日本の職人、京都や富士山、鎌倉などの有名観光地、はたまた日本女性など、いろいろな日本の”美点”が紹介されている。そして、当時の一般社会の風俗や習慣を肌に感じることができる。なかには知らないことも多くあって、目から鱗が落ちることもしばしば。"

Amazon評 "中国の正史に書かれた日本を知るには、これまでに出版されている文庫本では、編集された時期もかなり古くなっている岩波文庫(2分冊)がある。
今回、講談社学術文庫として、1冊ものの「倭国伝」が出版されたのは、古代史を散策する者にとってはありがたい。
後漢書/三国志・東夷伝/宋書/隋書/旧唐書/新唐書/宗史/元史/明史から日本に関係する部分が収録されている。これだけあれば十分である。"

Amazon評 "日米和親条約締結までの幕府と東インド艦隊の外交プロセスを資料に基づき整理した一作です。

幕府は近代海軍の前に恐懼し、十分な外交交渉もできないまま不平等条約を締結されたと一般にいわれる外交プロセスですが、
新興国で交渉が有利と判断し最初の交渉相手を米国として選び、適当な時間稼ぎをしつつオランダ風説書や唐風説書などの外交文書をもとに外交ルールを学び、林大学頭を中心とした交渉団が、東インド艦隊に対して時に言を左右にしつつ譲歩を引き出していくしたたかな外交を展開したと整理されています。"

Amazon評 "テオドシウス1世の死により東西に分裂したローマ帝国。西ローマは民族移動の大波に呑まれるかの如く5世紀後半に滅亡の日を迎えますが、東のカウンターパートは、ビザンティン帝国として猶一千年もの歴史を刻むこととなります。古今東西、人類の歩みの中では様々な国家や政治権力が成立しましたが、これほどまでに長い命脈を保ったものは極めて希です。それを可能としたカギは何処に求めるべきでしょうか。

 本書は、そうした問題意識を下敷としつつ、コンスタンティヌス大帝の改宗と遷都から筆を起し、この帝国の長いながい歴史をコンパクトに、そして平易な語り口で概説するものです。"

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