1. まとめトップ
2 お気に入り 21824 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

鱗は小さく、円鱗
側線鱗は、109枚から121枚
第1鰓弓の鰓耙数は、15本から21本
幽門垂数は、163本から229本

イトウ(伊富、伊富魚、伊当、(魚偏に鬼) 学名 Hucho perryi)とはサケ目サケ科イトウ属に分類される淡水魚である。別名はイド、チライ、オビラメなど。日本最大の淡水魚として知られており、体長は1mから大きいものでは1.5mに達する。記録上最大のものでは、1937年(昭和12年)に十勝川でおよそ2.1mのイトウが捕獲されたことがある。

和名は「糸魚」の意味で、これはサケ類としては全長に比して体高が低く細長い体形である上に、後述のようにサケとは違い早春に上流に遡上・産卵するため、初春から晩春にかけては生殖活動後の痩せ細った個体が多く見られるために、「糸のように細い魚」という印象が持たれたことによる。

日本では北海道の一部(11水系)の河川・湖沼に、その他樺太や、南千島に生息している。現在、イトウの生息する南限は北海道の尻別川であるが、尻別川での自然増殖は絶望視されている。

生息域と生息数の減少

かつては岩手県で1水系、青森県小川原湖のほか1水系にも生息していたが、絶滅した。北海道には広く分布していたが1960年代には9水系での生存が確認できなくなっていた。また、1980年代末には、24水系での生息報告が途絶えた[1]。生息水位域が減少した主原因は、河川の直線化と氾濫原の農地化(乾燥化)による産卵環境の悪化とされているが、「産卵開始までの期間が長く成熟年齢が遅い」「産卵を行う最上流域までの移動距離が長い」と言った生物的な特徴も減少の要因と考えられている[1]。また、ロシアでのサケ漁による混獲も原因となっているとの説もある。

内水面だと、十勝川で体長2.1mのイトウが釣れた記録があります。
一方で、大うなぎには、2mを超える記録も多くありますので、どちらを「一番大きな魚」とするかは考え方次第でしょう。

アイヌに伝わるイトウ伝説

イトウの大きさにまつわる話はコタン(アイヌ)の人々の伝説にも出てくる。大熊を追っていった狩人の話で、その大熊は然別(しかりべつ)湖に飛び込み姿を消した。舟で湖を探すと、大熊はイトウに飲み込まれてしまっていた。だが、大熊があまりにも大きすぎたため、イトウはのどに詰まらせ、口から熊の前足を少しのぞかせた状態で死んでいたという。

コタンの人々はイトウをどのように扱っていたのだろうか。彼らは魚のことを「チェプ」と呼び、もっとも重要な食料となるサケのことはカムイ・チェプ(神の魚)と呼んで崇(あが)めていた。一方、イトウのことは、「チライ」と呼んでいた。「お前たちは、私たちを捕っても、肉がまずいと言って粗末にする」とイトウが嘆いたという言い伝えがあるように、食料としてはあまり重要視していなかったようだ。ただし、イトウは、春先に産卵 のために川を上って来るので、この時期だけは歓迎されたようだ。春は、サケの干物などの食料がなくなる時期だったからである。

1