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赤毛はなぜ差別?映画や小説キャラへの理解が深まる豆知識!

赤毛というと何を思い浮かべますか?ヨーロッパや欧米社会ではいまだに赤毛に対する差別や偏見が残っており、赤毛の人たちによるパレードや集会なども度々メディアにとりあげられます。日本人にとってあまりなじみのない赤毛に対する一般的な世界の見方などをまとめました。ۤ

更新日: 2015年07月22日

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◆「赤毛」ってそもそもどんなの?

赤毛とは、まさに燃えるような赤い毛から、鮮やかなオレンジ色の髪を総称して「赤毛」と呼ぶ。

英語ではジンジャー(Ginger)と呼ばれることも多い赤毛。Carrot-tops(にんじん頭)copper-colored(銅色)と呼ぶ人も。
日本人の思う「赤」よりもどちらかというとオレンジに近い色合いですね

セレブでいうと、イギリスのヘンリー王子、リンジー・ローハン、『セックス・アンド・ザ・シティ』のミランダ、『デスパレートな妻たち』のブリーなどがこれに相当します。

9歳の時に出演した映画『ファミリー・ゲーム/双子の天使』で1人二役を演じたリンジー・ローハン。
今でこそ色々なヘアカラーを楽しんでいますが、元々は赤毛なんですね

赤毛を持つ人は全世界の人口の1%未満で、主に西ヨーロッパの人々とその子孫である。スコットランドが世界で最も赤毛の割合が多く、13%が赤毛である。

▲赤毛の人は世界人口の1%足らずに対し、スコットランドにはおよそ13%にも及ぶ赤毛の人達が暮らしているのだそう。

◆赤毛差別って実際どうなの?

英国を中心に、欧米社会ではやはり赤毛に対する差別感情が古くからあるようです。

イギリス王室のヘンリー王子でさえ、髪の毛の色が原因で、学校でいじめられたと話している。

兄のウィリアム王子と比べるとたしかにオレンジ系が強いように見えるヘンリー王子。
ロイヤルファミリーでさえも赤毛でバカにされてしまうほどのようです。

▷厳しい現実

イギリスには Gingerism(赤毛の人に対する偏見)やGingerphobia(赤毛恐怖症)という言葉さえあり、赤毛を指す蔑称も数多くあります

gingerやCarrot-topsなど直接的な表現に加えこういうひどい言葉も存在してます。
どちらも海外で使う際には注意したい言葉ですね。

イギリスが本拠地の大手スーパー、テスコも、"Santa loves all kids. Even ginger ones."「サンタは、全ての子供を愛している。赤毛の子達も含めて。」と書かれたグリーティングカードを販売したとして、謝罪したという事件が報告されています

▲子供達が楽しみにしているクリスマスにこういう皮肉はいただけませんね。いくらブラックジョークが好きなイギリスでもこれは問題になります

こちらは赤毛でのいじめをやめよう!というCM。赤毛の男の子が他の男の子達にからかわれているのがわかります。ブロンドの男の子が赤毛に染めてくることで少年を救うという心温まるストーリー。

◆赤毛につきまとうイメージ

赤毛の者は皮膚のメラニン色素が少ないため、一般的な白人と比べて皮膚の色が薄く顔色が青白い傾向にあります。体質的に紫外線に対して過敏なため光線過敏になりやすく、顔面のそばかすや体のシミができ易いのです。

赤毛の人はそれ以外の人と比べて紫外線などに弱く、そばかすができやすい傾向にあります。

これらの要因が元となって昔からイギリスでは、「赤毛は体質的に虚弱で、遺伝的に劣る人間」といった偏見と差別が根付いていました。

赤毛の人は総じて肌がとても白く、それ故に紫外線に弱くそばかすもできやすいのが特徴。そういう敏感な体質が「弱い」というイメージを作り上げてしまったのも差別の要因の一つ

キリスト教文化圏においてユダは赤毛設定にされ、わかりやすい悪者イメージには赤毛が使われることがあったのも、イメージ的に悪いといわれる理由だったみたいですね

歴史的な書物に記載されている赤毛の設定やイメージが及ぼす影響力は現代でも根強く残っているようです。
こういう書物に書かれているというだけで差別されるのは辛いですね

古代ギリシャでは、赤毛の人は死後、吸血鬼に生まれ変わると信じられ、スペインの異端審問では赤毛は魔女と見なされ、グリム童話やシェイクスピアの作品においても性格の悪い人は赤毛に設定され ・・・といった具合

▲スコットランドを含めたイギリス全体はもちろん、時代を遡るとギリシャやスペインなど広範囲に渡る地域で赤毛への偏見や言い伝えがあったようです

◆よく描かれる赤毛の性格

日本人にしてみれば、肌が白く綺麗なオレンジ色の髪をしていても、あぁ綺麗だなくらいにしか思いませんが、赤毛というだけで性格に対する偏見もあるそうです。

毛のイメージは、その真っ赤な色が炎を思わせることからか、「気が短い」「怒りっぽい」「短気」などのイメージで語られます。

真っ赤に燃え上がるその髪色が熱く燃えたぎるようなイメージをもたせるために、性格も炎のようにカッと燃え上がるような短気として語られることがしばしば

▷赤毛が特徴的な有名キャラクター達

ハリーの親友で、ロンという男の子が出てきますが、彼は赤毛ということで、彼らの宿敵、ドラコ・マルフォイにからかわれたことがあります。

世界中の人を虜にしたハリーポッターシリーズ。ハリーの親友ロンは真っ赤に燃えるような赤毛として登場し、しばしばマルフォイにからかわることもあります。

この一連の言動も赤毛の歴史やヨーロッパ社会での赤毛に対するイメージを知ると、より理解が深まりますね

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