1. まとめトップ
  2. 雑学

不衛生のすすめ!?衛生的すぎる住居環境が様々な疾病を引き起こす

現代の住居は気密性に優れ、非常に衛生的に作られています。更に、空気洗浄機などを使用する人が増えており、更に衛生的な環境に拍車をかけています。これら衛生的な環境は我々人間にいいように捉えられていますが、実は逆に様々な疾病の原因になるというデータが出てきています。

更新日: 2019年08月24日

317 お気に入り 177770 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

▼都市化が進むほど、環境は「衛生的」になっていく

時代が進み、都市化が進めば進むほど、それに比例して居住環境が衛生的になっていきます。

一昔前の木造住宅は、仮に建物全体の隙間を集めてみると「ハガキ10枚分」の穴が開いている状態だったといいます。それが近年、アルミサッシの普及ととも に住宅の気密性は着実に高まってきました

湿気を含んだ空気、冷気や熱気、クルマの 排気ガス、花粉やカビの胞子、害虫、騒音などの浸入をシャットアウトします。

海外へ行くと分かりますが、水道水を直接飲める国は少ないですよ。日本じゃ当たり前に飲めます。

日本は上水道の設備も充実していて、世界一綺麗な水道水ともいわれています。

都市化の進展に伴って都市施設の整備が進められてきており、衛生設備などが充実してきている

し尿などの処理が進んだことにより、より衛生的な環境を手に入れることが出来ました。

▼それにより

感染症などの数は劇的に減り、病院にかかる人の数が減りました。

発展途上国の多くで衛生的な環境の確保が急がれています。

下水道の整備により、雑排水(台所・風呂など)が側溝に流れ出ないので、カやハエなどの発生を防ぎ、伝染病の予防に役立ちます。

伝染病を媒介する害虫の発生を抑えることが出来ます。

下水道の大きな役割の1つとして、雑排水の処理があげられます。汚れた水を下水処理場できれいにして川へ流すので、川は海などの水質をきれいに保つことができます

綺麗な環境に貢献しています。

清潔な上水道を設備することにより、赤痢など不衛生な水が原因の病気が減少しました。

不衛生な水により様々な疾病が引き起こされます。

しかし、衛生的な環境がもたらすのはメリットだけではなかった

▼衛生的な都市化が「アルツハイマー」の発症リスクになる

衛生的すぎる環境に生活していると、アルツハイマーの発症リスクが増大するという研究データがあります。

その内容についてご紹介します。

所得が高く都市部が発達し、衛生状態がよい国では、アルツハイマー病の有病率が有意に高いことが判明した

バングラデシュやネパールなどの発展途上国に比べると、人口の4分の3が都市部に集中するイギリスやオーストラリアは、認知症患者の数が約10パーセント多く、増加傾向にある

年々増加しています。

相対的に、上下水道設備が完全に行き届いていない南米、中国、インドでは認知症患者の数が少ないことも明らかとなった。

土や動物との触れ合いで、害の少ない菌に接触する機会を増やし、免疫機能のバランスを保つことが大切ですとのことです。

**その理由

衛生的な環境に長くいることにより、免疫の活性が低下して脳に引き起こされる炎症を抑制できなくなることなどが、関わっているとされています。

土や動物を通じた微生物への暴露が減り免疫への刺激が失われた結果、免疫活性が弱まってしまう

免疫が低下します。

それにより、免疫の尖兵である“T細胞”を十分に作り出せなくなる。このT細胞の欠損は、アルツハイマー病患者の脳でよく見られる炎症反応と強く関連する

強い関連性があります。

▼「アレルギー疾患」が増える

花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患も、幼少期の衛生的すぎる環境が原因になっているという説があります。

アレルギー疾患の発症は、お子さまの成育環境が兄弟数が多い、感染症になったことが多い、農場で生まれた又は託児所の利用のある場合などでは、そうでない場合に比べて少ない

不衛生な環境で育った子供はアレルギーの発症が少ないと結論付けられます。

細菌と触れ合う機会が適度にあるほど、免疫が正常に働いてアレルギーを発症しにくくなる

衛生学説といいます。

「新生児期での抗菌薬の投与は、アレルギー性鼻炎を促進させる」ということも述べられている

抗生物質の乱用も問題視されています。

**その理由

体の中で、B細胞に抗体を作るように命令するのが、ヘルパーT細胞です。ヘルパーT 細胞にはTh1とTh2がある注)のですが、実は、この2種類の細胞のバランスが非常に重要なのです

Th1細胞優位になりすぎると炎症性疾患になりやすく、Th2細胞優位になるとアレルギー疾患になりやすいといわれています

この大事なTh1/Th2のバランスは、小児の内(3歳くらいまで)に決定すると言われています。生後間もない乳児は、Th2細胞の方が優位な状態です。Th1細胞は、感染症など外部からの刺激によって増加します。ここで過度に衛生的すぎる環境が続くと、Th2細胞が多いまま大きくなってしまい、アレルギー疾患にかかりやすくなるのです

▼「成人病」の発症リスクを高める

1 2