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画商に聞いた「売れる絵の条件」: 価格が安定している絵はどんな絵?

売れる絵には理由がある。つまり、より多くの人が欲しがる絵なら、時が経ってもまた高い値で売れるようです。では、多くの人が好む絵とはどういうものでしょうか?描いて売る人だけでなく、絵画に投資する人も知っておくと参考になるかもしれません。

更新日: 2015年08月08日

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売れる絵の7つの条件

芸術の深遠な価値は計り知れないものでも、「売れる絵」には条件があるようです。自分の絵を売ろうと思う人も、絵に投資して転売を考えている人も知っておくと参考になるのでは?

オークション会社のサザビーズ、印象派・現代美術担当者によると、赤、それはお金の色。赤の分量が多い絵は注目を集め、高い値がつきやすいそうです。

条件1:「赤い絵」

条件1:「赤い絵」

勝負のときは赤いネクタイ、というようにマーケティングでも「赤の魅力効果」が語られますが、美術史上でも有効なようです。

イギリスの美術雑誌Art Newspaperの記事では、「赤」以外にも売れる絵の条件をいくつか述べてあります。

条件2:「若い女性の絵」

条件2:「若い女性の絵」

ただし、喪服を着ている場合は人気が落ちるそうです。つまり、縁起が悪そうだと、欲しい人が減るんでしょうね。

条件3:「高級感のあるものの絵」

条件3:「高級感のあるものの絵」

たとえば、花ならバラが人気。風景でもヴェニスのような高級感のある場所。どうせ高いお金を払うなら、飾って高級感が出るほうがいい。

条件4:「水辺の風景」

条件4:「水辺の風景」

海、川、湖、池、水辺ならなんでも。典型例がモネの「睡蓮」。ただし、嵐や水難事故の絵は好まれないそうです。

条件5:「気持ち悪くない」

こういう殺戮現場の絵は好まれない。

条件6:「可愛い動物」

条件6:「可愛い動物」

テリヤとコリーだと、テリヤの絵の方が高いそうです。犬種などによっても、細かい違いがありそうです。

条件7:「横長」

条件7:「横長」

絵の大きさ、形も売れる条件に大きく作用します。縦長より、横長の方が人気だそうです。大きすぎたり、丸や楕円状の絵もあまり好まれないそうです。

どこに飾るにしても、縦長より横長の方がスペースが見つかりやすいですもんね。

まとめ

資産としての「絵」は、市場で多くの人が価値を認めるもので、価値が下がらないものです。そうでないと、買っても次に売ることができません。以上の7つの条件のように、より多くの人が「心地よい」と思う要素があり、心地よくない要素を排除した最大公約数的な絵だと、転売の可能性が上がります。この条件は、絵を資産として見るときの重要なポイントなのでしょう。

赤い服を着た女性に、高そうなジュエリーを付けて、バラと子犬を持たせて、水辺にたたずませて、横長のこじんまりしたキャンバスに描いてあって、しかも有名な画家の絵だったら、それは大人気ということ・・・なのでしょうか?!

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