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南海トラフの巨大地震、次の発生はいつ?2030年代なかば?200年以上先?【南海・東南海・東海地震】

最悪の場合、死者が約32万人と想定される南海トラフの巨大地震。次の発生時期について、2つの説をご紹介します。

更新日: 2014年04月02日

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vnandbさん

繰り返し起こる南海トラフの巨大地震、次の発生はいつ?

最悪の場合、死者約32万人

周期性があることが指摘される南海トラフの巨大地震。
最悪の場合、死者が約32万人と想定されています。

歴史上のこされた記録を並べると約100~150年おきに発生

長らく日本の中心地域だった近畿地方の近くで起こることから、古くは684年の大地震が日本書紀に記されるなど、南海トラフ地震の記録は数多く残されています。その記録を年代順に並べてみると、大体100~150年の周期で発生しているように見えます。

最後に発生してから2014年現在68年が経過

最後に発生したのは1946年の昭和南海地震で、2014年現在68年が経過。

次にいつ起きるか?2つの説をご紹介します

次の発生はいつか?
2030年代なかばという説と、200年以上先という説、2つの説をご紹介します。

南海トラフ巨大地震とは

南海トラフ巨大地震は、静岡県の駿河湾から九州東方沖まで続く、深さ約4千メートルの海底のくぼみ「南海トラフ」で想定される地震。

トラフ沿いの太平洋沿岸を強い揺れと津波が襲い、最悪の場合、死者が約32万人に上ると見積もられている。

過去に起きた南海トラフ巨大地震に関する文献資料は多く存在し、繰り返し起きていたことがわかっています

最古とされるのは日本書紀に記された684年の白鳳地震

長らく日本の中心地であった近畿地方の近辺で発生することから、古くからの記録が多く残されています。最古とされるのは日本書紀に記された684年の白鳳地震。

白鳳地震(はくほうじしん)とは

白鳳地震(はくほうじしん)は白鳳時代(飛鳥時代後期)の天武天皇13年(684年)に起きた、南海トラフ沿いの巨大地震と推定される地震である。南海トラフ巨大地震と推定される地震の確実な記録としては最古のものである。

発生順に並べてみると大体100~150年の周期で発生

発生した年が古い大地震については、史料の不足により見落としている可能性があるが、正平(康安)地震(1361年)以降は、見落としはないと考えられる

1361年は南北朝時代。太平記にもこの地震の記録があります。

正平 (康安) 地震 (1361年) 以降、約100~150年おきに発生

文部科学省の地震調査研究推進本部がまとめた「南海トラフの地震活動の長期評価(第二版)」では、「正平 (康安) 地震 (1361年) 以降は、見落としはないと考えられる。」と評価していますので、それ以降を年代別に並べてみると、大体100~150年の周期で発生しているように見えます。

1361年:正平 (康安) 東海地震
1361年:正平 (康安) 南海地震

137年

1498年:明応地震 (南海?、東海)

107年

1605年:慶長地震 (津波地震)

102年

1707年:宝永地震 (南海、東海)

147年

1854年:安政東海地震
1854年:安政南海地震

90年

1944年:昭和東南海地震
1946年:昭和南海地震

68年経過(2014年現在)

南海トラフの巨大地震が次に発生するのはいつ?

今後30年以内に70%~80%とかってのはよく聞きますよね。

【説1】2030年代のなかばに発生

室津港の隆起量から発生間隔を計算→2030年代のなかばに発生

『南海トラフの地震活動の長期評価(第二版)』では、問題点は多いと前置きした上で、室津港(高知県)の隆起量をもとに次の地震までの発生間隔を求めると、昭和地震の88.2年後と記載しています。つまり、2030年代のなかばに発生するとの予測で、20年後くらい。

室津港(高知県)の隆起量をもとに次の地震までの発生間隔を求めると、88.2年となる。

評価時点(2013年1月1日では昭和東南海・南海地震の発生から既に約70年が経過しており、次の大地震発生の切迫性が高まっていると言える。

【説2】200年以上先に発生

一方、100~150年の周期性を否定する説も

ただし、100~150年の周期性を否定する説もあります。

2つの異なるタイプの地震が交互に発生、100~150年の周期は見かけ上のものという説

東京大学地震研究所の瀬野徹三教授の説で、宝永型地震と安政型地震という異なるタイプの地震が交互に発生しており、100~150年の周期は見かけ上のものというものです。

この説では宝永型地震と安政型地震を下記のように分類

【安政型地震の可能性のある地震】
684年 白鳳地震、1096年 永長地震 (+1099年康和地震)、1498年 明応地震、1854年 安政地震

【宝永型地震の可能性のある地震】
887年 仁和地震、1361年 正平地震、1707年 宝永地震、1944年 昭和東南海地震 (+1946年 昭和南海地震)

次に来るタイプは安政型地震で、次は200年以上先

この分類に従えば、次に来るタイプは安政型地震で、このタイプの最短の地震間隔 (明応地震と安政地震の間隔356年) からすると、次は200年以上先になります。

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