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色物歌手なんかじゃない!”障害を才能”に変えたスキャットマン・ジョンが偉大すぎる

よくテレビやネット等でオマージュとして見かけますが、本当の深い意味を知っていますか?

更新日: 2016年08月30日

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■ 色物歌手という印象が強いスキャットマン・ジョン

プッチンプリンのCMで歌って踊ってた笑顔のステキなヒゲの紳士、と言えばある程度の年代には分かる人が多いのではないだろうか。

スキャットマンが出演の「プッチンプリン」のCMでは、「♪プッチンパポペ~ エブリハディプリンプリン プッチンパポピ~ エブリタイムプリンプリン」の歌詞の「プリプリ・スキャット」というタイトルのCMソングを歌うことに

当時の日本でのプロデュースはラジオなど一部メディアを除いては、彼の真摯な姿勢、深い歌詞などを真剣に伝えようとしていたとは言いがたい面がある(ありていに言えば「ネタキャラ」扱いだった)

スキャットマンってぷっちんプリンのCM出てたんだよな。うっすらと覚えてるような気がしなくないけど、色物扱いされてたのが惜しい人。

多分わしの下の世代だとプリンのCMの人っていうイメージしかないと思うけどすんげー流行ってたんだよスキャットマン。本国アメリカより日本やヨーロッパで評価されたっていう人

■ スキャットマン・ジョンって何者?

52歳で歌手としてメジャーCDデビュー。
メジャーデビューアルバム『スキャットマンズ ワールド』は日本やヨーロッパ諸国など全世界で600万枚以上を売り上げ、各国のチャートでNo.1を飾る。

先日スキャットマンを思い出して、何度か "Scatman" や "Scatman's World" を聞いてみたりした。当時は「プッチンプリンのおじさん」くらいにしか思ってなかった。けど、吃音者だがそれを生かしてあのスキャットを生み出した、とかとか、決してネタ芸人じゃなかった。

■ スキャットマンが抱えていた吃音症とはどんな病?

発語時に言葉が連続して発せられたり、瞬間あるいは一時的に無音状態が続くなどの言葉が円滑に話せない疾病。言語障害の一種のような症状を示す病気である。吃音症は発達障害であると主張する医者もいる。

「お、お、お、お、お、おはよう」など言葉が連続して出る。
「おーーーーはよう」など、言葉が引き伸ばされる。
「お、………………」と言葉が出なくなる。
といった症状が主な分類として紹介されている。

吃音症の人は会話がまともに出来ないので
電話に出ることも出来なくなるし、
対人関係で誤解を生むことがとても多いようです

■ 吃音症との戦い

「私がどこへ行っても、いつでも、大きな象が私の後ろからついてきます。他人からは見えている、この大きな象が吃音ですが、そんな大きなものをひたすら隠そうと躍起になっていたなんて、おかしいですよね」
と吃音を象に見立てて、当時の自分を振り返っている

「歌ならどもらないが、インタビューを受けたら、必ずどもるだろう。みじめな姿をさらしたくない。」
「もしも世間に私のどもりが知れ渡ったらどうしよう」
「次から次へと沸き上がる不安に、私の心はもう、 すっかりパニック状態でした。もしかしてこのシングルがヒットしたら、最も恐ろしいことが起こる。いよいよあの大きな象に向き合わなければならないのか。ずっと、自分の心の奥の方に隠し持っていた現実と向き合わなければならない」

■ 「最高の理解者」の存在。

悩んだ末に彼は妻のジュディに相談することにした。じっと話を聞いていたジュディは、「あなた自身の『そのこと』を、 曲の中で直接伝えればいいじゃない」と助言したのだった。

二人で相談して歌の詩に、ジョンの吃音について書いてみることにした。二人は曲のタイトルを『Scatman』に決め、ジョンのステージネームを『Scatman John』と命名した。

デビューシングルScatman (Ski Ba Bop Ba Dop Bop)の収録が始まった。レコーディングには6時間もの時間を費やした。この曲は「吃音に悩む子供達が逆境を乗り越えるため、元気を与えよう」というものであった。

■ 吃音者を救うための社会貢献も行った

ジョンが吃音者を支援するために設立した基金、それがスキャットマン基金(略称SF)である。彼はこの活動に非常に熱心であり、日本ゴールドディスク大賞の賞金をそのまま日本の吃音者団体である全国言友会連絡協議会寄付する等、精力的に活動した。

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