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投資初心者も知っておきたいポートフォリオの考え方

分散投資の効果について、分かりやすく説明します。なんでもかんでも分散すれば効果があるわけではありません。

更新日: 2015年05月04日

masami05さん

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「分散投資しましょう、リスクが分散されます」っと営業する営業マン達、ファイナンシャルプランナー達、大切なお金を運用されている方、本当に有効な分散投資をご存知ですか?

分散投資は無知に対するヘッジだ。 自分で何をやっているかわかっているものにとって、分散投資はほとんど意味がない。 by ウォ-レン・バフェット

分散効果とは?

資産を様々な投資対象に分散させることで、個々の投資対象のリスクよりも、資産全体としてのリスクを軽減させること。

卵をたくさんのカゴに分散して入れておけば、一つ落ちても大丈夫?

分散効果は、資産間の相関が小さいとき(1にちかいほど)効果があります

同じリターン(μ)を期待するとすれば、相関係数が-1のときそのリスクは0である。同じように、相関係数が0のときはリスクがσB相関係数が1のときはリスクがσCとなる。“リスク回避的な”投資家であればAで表された点を選択するはずである。したがって、相関係数が小さいほど分散投資効果が得やすいということがわかる。

2008年リーマンショックでは、地震が起きて全てのカゴが落ちるようなマーケットでした。

リスク資産が全て売られてしまうような相場では、分散した全ての資産が下がり、いざという下げ相場では、分散投資の効果がありませんでした。

全てが売られるということは、相関が強まることを意味します。

近年、リーマン・ショックや欧州債務危機の発生など金融経済環境が大きく変動する中、リスク資産が一斉に買われたり、売られたりする傾向が顕著

日本の株と債券の相関は強まり、2013年以降プラスの相関が考察されます。

国内株式と国内債券の相関係数推移

※1 国内株式=TOPIX(配当込み)、国内債券=NOMURA-BPI総合
※2 期間は2013年1月~12月、相関係数は各月末までの1年間の月次リターンに基づく
出所:モーニングスター

米国でも同様に、株と債券の相関は大きくなっています。

米国の株式と債券の相関係数推移

※1米国株式=S&P500(配当込み)、米国債=シティグループ米国BIG債券インデックス
※2 期間は2011年1月~2013年12月、相関係数は各月末までの1年間の月次リターンに基づく
出所:モーニングスター

相関の大きな資産を組み合わせても、分散効果により資産全体のリスクを軽減することはできません。

理論的に有効な分散投資には、相関の小さな資産を組み合わせてポートフォリオを組成しましょう。

株、債券、投信、REITなど伝統資産だけでなく、オルタナティブなども、面白い分野です。

リスクとはバラツキを示す統計の標準偏差で把握します。

投資における「リスク」とは、リターンの変動(ブレ)のことを表し、リターンの変動幅が小さいことを「リスクが低い」、変動幅が大きいことを「リスクが高い」と呼びます。

「分散効果」とは、「損をしないこと」ではなく、「期待リターンをそれほど下げずにリスクを下げることができること」

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masami05さん

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