今回出した『地名に隠された「南海津波」』(講談社プラスアルファ新書)では、津波から逃げる場所として「街道」と「神社」をあげました。「街道」については前回述べたので、今回は「神社」について述べてみましょう。

直接的なきっかけは昨年11月に出された『神社は警告する』(講談社)という本でした。3名の著者はテレビ番組に携わるジャーナリストで、東日本大地震を追って行く中で、「神社の前で津波が止まったのではないか?」ということに気づき、それを丹念に調べていったものです。

確かに神社の前で津波は止まっているように見えます。その裏をいうと、平地につくられた神社は津波で流されるごとに高台に移っていったということですが、これも1000年以上もの長い歴史を伝えている神様のなせる技とも言えましょう。

日本武尊の拠点となった熱田神宮は、言うまでもなく高台に鎮座しています。どんな津波が来ようと、熱田神宮は安全です。そのことを古代の人々は知っていたのです。

出典第34回 南海トラフ津波ー「神社」に逃げる! | 達人に訊け! | 中日新聞プラス

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大地震後の津波の被害を受けない神社仏閣の秘密

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