1. まとめトップ
  2. エンタメ・カルチャー

【乙女の聖書】少女趣味がぎゅっと詰め込まれた本【7選】

乙女の定義とは、何でしょうか?言葉遣いが美しい女学生。甘いお菓子は食べていたい。綺麗なものは手に入れたい。側で並べていたい。眺めていたい。見に行きたい。貴方に会いに行きたい。乙女の大切な宝石が散り嵌められた、そんな古き良き傑作をまとめました。

更新日: 2014年11月11日

soooupさん

  • このまとめをはてなブックマークに追加
3203 お気に入り 164330 view
お気に入り追加

著者:吉屋信子(よしや・のぶこ)
1896年(明治29年)1月12日 - 1973年(昭和48年)7月11日)。
花物語は大正時代に『少女画報』で掲載された作品。

〜あらすじ〜
女学生同士の会話から始まる短編集。各章題はモチーフとなる草花が名付けられており、話に関係するようになっている。

少女の繊細な心模様を数々の花に托した54の短編からなる連作集。

初版は少女達に絶大な人気を誇った叙情画家・中原淳一が手掛けています。

ー 私はひとつ、人間の第七官にひびくような詩を書いてやりましょう。ー

著者:尾崎翠(おさき・みどり)
1896年(明治29年)12月20日 - 1971年(昭和46年)7月8日)鳥取県岩美町出身。

〜あらすじ〜
大正時代の下宿生活における、個性ある4人の学生たちの日常と恋が描かれる作品。「第七官に響かせるような詩を書いてみよう」意気込む詩人志望の少女。失恋がきっかけでコケの栽培に没頭する次男。

ほかの家族の恋の相談には冷めた意見を放つ一方で、コケの繁殖を恋愛に例えるなど、本心では恋愛に対して冷めきれていないところがかわいいんです

京都の有名古書店『恵文社一乗寺店』の店員さんイチオシコメント。

尾崎翠『第七官界彷徨』(河出文庫)、読了。 人間の有する五官でも第六感でもない「第七官」にひびくような詩を書きたいと言う主人公。危うい人物たちと霧のかかったような「非正常心理」の世界へ読者を誘う。 「人間が恋愛をする以上は、蘚が恋愛をしないはずはないね」

ー 美しいばらさわって 見る つやつやとつめたかった ばらは生きてる ー

著者:山川彌千枝(やまかわ・やちえ)
1917〜1933。父は、ドイツ語教授の山川幸雄。母は、女流歌人・山川柳子。16歳で肺を患い夭折。

〜紹介〜
8歳から16歳までに一人の少女が書き遺した散文集。2014年度までに9回程刊行されている。最新版は2008年度。推薦者は、武者小路実篤、尾崎士郎、川端康成。現代では川上未映子が好きな本に挙げている。

どの頁を開いても永遠の少女の心の中をスケッチした言葉に彩られていて愛しくなった。

緒川たまき(写真家)さんの帯文より

『薔薇は生きてる』復刻版を、<また>買った。昭和初期に16歳でなくなった山川弥千枝さんの瑞々しい名著。初版は私が生まれる以前だけど何度もなんども復刻されている。私がはじめて読んだのは中学二年の頃。女性だったら誰の中にもある少女時代の感受性と感情をふっと蘇らせてくれるような本。

ー 私お婆さんになったって、夢を描いたり、いつも楽しい空想だの、野心だのにもえているつもりよ・・・ ー

著者:松田瓊子(まつだ・けいこ)
銭形平次の原作者として知られる野村胡堂(1882~1963)の次女で1916年生まれ。29年、鎌倉高等女学校(現在の鎌倉女学院中学校・高校)2年に編入、3年間在学した。

〜あらすじ〜
15歳の女学生梢、黎子の2家族ときょうだいを中心に繰り広げられる。受験の悩みや親戚付き合いなど難問も飛び込み、一緒に悩む。合間に野花や昆虫、四季の海、山の美しさが鮮やかに描写され、クラシックの名曲が流れる。

「七つの蕾」出版の際、翻訳家・児童文学者の村岡花子は「純真な、美しい物語。将来はオルコット女史となるような方です」と期待する一文を寄せた

NHK朝ドラ『花子とアン』でも話題の村岡花子さんのお墨付き。

ー 美しさに、内容なんてあってたまるものか。純粋の美しさは、いつも無意味で、無道徳だ。きまっている。だから、私は、ロココが好きだ。ー

著者:太宰治(だざい・おさむ)
1909年(明治42年)6月19日 - 1948年(昭和23年)6月13日)

戦前昭和の女学生の一日を当の女学生が語ったという体裁(ていさい)になっている小説。

お母さんのことや飼い犬のこと、通学途中の電車の中でのこと、また学校の先生のことなどが、「そういう時、私は涙が出そうになってしまう」というような〈女性独白体〉で書かれています。

※ファンだった女学生・有明淑さんから貰った日記を参考に仕上げたので、とてもリアル。

著者:川端康成(かわばた・やすなり)
1899年(明治32年)6月14日 - 1972年(昭和47年)4月16日)
1968(昭和43)年にノーベル文学賞受賞。

〜あらすじ〜
舞台は昭和初期、横浜のミッションスクール。新入生の三千子に、ふたりの上級生から手紙が届く。品よく儚げな洋子と、負けず嫌いで勝気な克子。ふたりの間で揺れ動く三千子だが…。

昭和12年、伝説の雑誌「少女の友」に連載された本作は一大ブームを巻き起こした。少女時代特有の愛と夢、憧れとときめきに満ち満ちた、永遠の名作。

なるほど、『乙女の港』はいわゆる「百合小説」の源流にあたるとされているのか。「エス」という上級生と下級生が姉妹の契りを交わしことで、親友とは違う濃密な関係性に愉悦する少女たち。川端康成は、少女という存在に何を感得していたのか? しかも、中里恒子が草案を書いていのか。

下書きは小説家・中里恒子さんによるものなので、太宰治同様、完全オリジナルではないと言うのが現在の説のようです。

ー 私が若い女の人たちに言いたいことは楽しむ人になってもらいたいことだ。ー

著者:森茉莉(もり・まり)
1903年1月7日 - 1987年6月6日
父は小説家である森鷗外。鴎外に溺愛された長女で、50歳で小説家デビューした。

1 2





soooupさん

このまとめに参加する



  • 話題の動画をまとめよう