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宮崎駿監督が衝撃を受けた本 『いやいやえん』ってどんなお話?

宮崎駿監督がまだ学生だった頃、中川李枝子さんの『いやいやえん』を読んで衝撃を受け、その後の生き方にも影響するほどだったそうです。そんな『いやいやえん』、いったいどんなお話なのでしょうか?

更新日: 2014年02月06日

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宮崎監督と中川さんをつないだ『いやいやえん』

スタジオジブリの宮崎駿監督が1日、東京都内で児童文学者の中川李枝子さんと対談をした

中川李枝子さんは絵本『ぐりとぐら』シリーズの作者でもある。

宮崎氏は1962年に福音館書店から『いやいやえん』が出版された当時、「衝撃だった。アニメーションにしたいと思いました。当時はまだ学生でしたけど、アニメーターになるとも決めていなかった頃にそう思いました」と回顧。

「主人公が冒険に出かけると、普通は賢くなって戻って来るものだが、中川さんの本では全然賢くならない。何も意味を持たせないところがすごい」

「僕たちが作るファンタジーでは、冒険に出て、いろんなことを経験して、賢くなって、成長して帰ってくる。そんなの嘘ですよね(笑)。子どもはそんなに簡単に成長しない。子どもは同じ間違いを繰り返すし、それをしていいのが子ども時代であって、そんな子どもそのものの姿が描かれているのが『いやいやえん』や『ぐりとぐら』だと思う」

宮崎監督と中川李枝子さんのかかわり

中川さんは「となりのトトロ」の主題歌「さんぽ」の作詞を手がけるなど、宮崎監督と親交が深かった

『となりのトトロ』単行本の詩も手掛けている。

宮崎氏は、『いやいやえん』の第二話を原作とする短編アニメーション映画『くじらとり』を三鷹の森ジブリ美術館用に製作(2001年公開)

『いやいやえん』ってどんなお話?

ちゅーりっぷ保育園に通う主人公しげるは様々なことに「いやだ」とわがままを言い親の手を焼かせる

『いやいやえん』 各編のかんたんなあらすじ

1.< ちゅーりっぷほいくえん >  
この本の舞台となる「ちゅーりっぷほいくえん」の紹介。いたずらっこの「しげる」は保育園の約束を忘れてばかり。

2. < くじらとり >  
男の子たちは「ぞうとらいおんまる」という船を作ってくじらをとりに海へ出ます。

3. < ちこちゃん >  
お掃除のために重ねた机に、しげるが登り、机が崩れてあやうく大事故に。でもしげるは「ちこちゃんがのぼったから」とちこちゃんのせいにします。

4. < やまのこぐちゃん >  
ほいくえんにやってきた「やまのこぐ」くんは、なんとくまの子でした。最初は怖がっていたみんなですが、次第にうちとけて仲良くなります。

5. < おおかみ >  
しげるが保育園をさぼって原っぱで遊んでいると、おおかみがそれを見つけて食べてやろうとします。

6. < 山のぼり >  
保育園のみんなは山登りに行きますが、しげるは先生との約束を破り、黒い山へ入ってしまいます。そこには鬼が住んでいて...

7. < いやいやえん >  何でも「いや」「いや」言ってばかりのしげるは「いやいやえん」という保育園に入れられてしまいます。そこには約束事がなくて、嬉しいはずなのですが...

『いやいやえん』 読者の感想

6歳(年長)の息子は、とにかく無言で何度も読み返しています。どうしてこの本にそんなに魅かれるのか不思議に思えるほど

決して憧れるような存在ではないのだけれど、なぜか気になる主人公のしげるくん。繰り返し読みながら、共感したり嫌ったり、心の中でかばったり、裁いたりしているのでしょうか

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