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オーケストラで大事なアレを守る!ライブラリアンとはどんな職業?

オーケストラの命とも言える「譜面」。実はオーケストラには「譜面」を管理するライブラリアンという、譜面の管理、編集、補修など、譜面に関するあらゆることを行う非常に大変なお仕事を行う人がいます。その詳細をまとめました。

更新日: 2014年10月01日

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jenny-oさん

ライブラリアンって図書館の人?

オーケストラのライブラリアンとはオーケストラの演奏で使用する楽譜の調達と管理を専門に行う人のことです。

ライブラリアンは吹奏楽団にとって欠かすことのできない重要なマネージャーです。楽譜の手配、購入、仕分け、配布、回収、製本、コピーとたくさんの仕事を一人ではなく、数人で人を育てながらやる仕事です。

その仕事は「挙げればきりがない」

後述しますが、非常に大変なお仕事のようです

ライブラリアンのお仕事その1:楽譜の管理

譜面には著作権があるため、コピーは厳禁なのです

オーケストラの演奏会で用いる楽譜は、団員が持っているものではない。

各パートごとの譜面をパート譜といいますが、個人所有ではなくライブラリアンが管理しています。

パート譜の貸出用ノートの作成、借用書の作成をして管理を徹底する

ライブラリアンの仕事は、演奏する曲目が決まった時から始まります。まず楽譜がライブラリーにあるかどうかを調べ、無ければ借りるか、買い取るかという判断をして楽譜を手配します。

市販されている「売り譜」と、レンタルされている「貸し譜」の2種類がある。売り譜の場合、購入してしまえばそれで総てが完了するが、貸し譜の場合にはそうはいかない。まず、予定されている公演の詳細な情報がなければ、楽譜のレンタルをしてもらえない

ライブラリアンのお仕事その2:楽譜の校正・編集

指揮者が自分のスコアを持ち込んですぐにリハーサルを始める、というのはメジャーオーケストラでは許されない。事前にスコアをライブラリアンに送り、ライブラリアンがボーイングや指示の書き込みを全部のパート譜に写 しておく。

ボーイングとは弦楽器の弓の上げ下げの指定で、コンサートマスターもしくは指揮者が決めます。その指示をライブラリアンが譜面に書き込むのです。

当団で演奏していただく前に、私どものライブラリアンにご協力下さい。以下の項目についてお答え下さい。あなたは自分の楽譜(スコア、パート譜のセット)を使いますか?その場合は○日前までにお送り下さい。ボーイングは当団のコンサートマスターのボーイングを使いますか、あなたがつけますか? あなたがつける場合は○日前に届けて下さい……云々

指揮者の方にこのようなアンケートを送ることもあるのだとか

楽譜のミスなども事前にチェックしておくのは鉄則

楽譜には意外とミスが多いようです。

指揮者用の総譜と各奏者の楽譜(パート譜)を全部つき合わせて、間違いを抜き出し、修正する。

ライブラリアンは楽譜を書けなければならない。突然、前奏が必要となり、編曲者が走り書きした草稿から、写譜ペンでパート譜を作るのだ。

音楽大学の作曲科を出た人間の良い就職先となる

ちなみに佐村河内守さんゴーストライター問題で話題の新垣隆さんも作曲科をご出身です。

ライブラリアンのお仕事その3:譜面の補修

団員は前もってそのパート譜を借り、さまざまな印や覚え書きを書き込む。いざ稽古が始まると、指揮者の指図も記入するのである。そして筆記用具は必ず鉛筆でなければならない。次に別の指揮者と協演するときは、新しく書かねばならないからだ。

使用頻度の多い楽譜や、古くなった楽譜は痛んできたりしますのでライブラリアンは補修の作業を行います。また、時には新たに楽譜を製本し直したりしたりすることもあります。

ライブラリアンのお仕事は大変ですが非常に重要!

オーケストラの素晴らしい演奏はライブラリアンの大変なお仕事に支えられているのですね

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