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「走れメロスの全力」を中学生が検証。メロスは走っていなかった!!!

理数教育研究所主催の「算数・数学の自由研究」作品コンクールに入賞した愛知県の中学2年生・村田くんの「メロスの全力を検証」がおもしろいとネットで話題です!

更新日: 2014年02月07日

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CasaBlancaさん

『メロスはまったく全力で走っていない』と結論

愛知教育大学附属岡崎中学校2年の村田一真君は
太宰治の小説「走れメロス」の記述を頼りに
メロスの平均移動速度を算出。
その結果「メロスはまったく全力で走っていない」
という結論に至りました。
計算によると・・・
往時の平均速度は時速3.9キロ
死力を振りしぼって走ったとされる復時のラストスパートも時速5.3キロ!だとか。

フルマラソンの平均タイムと比べても遅いというまさかのスピード。
メロスは歩いてたんですね!

図は村田くん作「メロスの全力を検証」の「メロスの足取り 検証結果」
http://www.rimse.or.jp/project/research/pdf/work03.pdf

検証の動機は「メロスの頑張りを感じたかったから」

「今回私はメロスがどれほどの勢いで10里(約39km)の道を進んだのかを算出し、数値で彼のがんばりを感じたいと思う」との動機から、メロスが深夜に出発してから3日後の日没までの足取りを調査した。とのこと。

http://www.j-cast.com/mono/2014/02/06196146.html
より引用

検証はどんな方法?

作中の記述から時間などを推定し、移動距離から平均時速を計算する方法

検証:1日目往路

【往路の出発】
「初夏、満天の星」とあるので0時と仮定。

【往路の到着】
「日は既に高く昇って」
「村人たちは野に出て仕事を始めていた」とあるので午前10時と仮定。

「39kmを10時間で到着したと考えられる。よって平均時速は39÷10=3.9km/時と推定される」

そこで距離を時間で割った平均速度は時速3.9キロ!

検証:3日目復路

【復時の出発】
「薄明のころ」目覚めて「悠々と身支度」をして出発。
村田くんは北緯38度付近にあるイタリア南端の夏至の日の出がだいたい午前4時と仮定。

【復時の到着】
日没ギリギリにゴールである刑場に突入するので日の入がだいたい午後7時と仮定。

復路では途中、激流の川渡りや山賊との戦いといったアクシデントがあり、これらのタイムロスも勘案してメロスの移動速度を算出します。

そこで往時の時のように計算すると・・・
野や森を進んだ往路前半は時速2.7キロ
山賊との戦い後、死力を振りしぼって走ったとされるラストスパートも時速5.3キロ

考察

「一般男性の歩行速度は時速4kmなのでメロスは往路は歩いたことがわかります」

42.195kmのフルマラソンの一般男性のタイムが4時間30分で平均時速は9kmだそう。

「復路の終わりぐらいに『最後の死力』として走ったけれども、それはただの速歩きだったということがわかりました」

結論

村田くんの感想

「往路の事でメロスは、結婚式のために色々買ったので、それをすべて持って村に行かなければいけないので、少し遅くなったと思います。しかし、遅すぎると思いました」

『走れメロス』というタイトルは『走れよメロス』のほうがあっているなと思いました」

本当に・・・少しは走れよメロス!
でも、授業でこんな問題を出したら楽しいでしょうね~!

「走れメロス」を忘れてしまった方に・・・

このコンクールに応募したい方はこちらへどうぞ♪

一般財団法人 理数教育研究所 Rimse
算数・数学の自由研究
http://www.rimse.or.jp/project/research/index.html

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