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多くの女性が悩まされているPASS「人工中絶手術後ストレス障害」

現在日本では毎年20万の尊い命が失われています。それと同時に多くの女性が精神的に辛い日々を送っています。しかし女性たちは中絶という公にはできない事柄が原因の為、誰にも相談できずひとりで耐え苦しみ続けているのです。

更新日: 2014年02月16日

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この記事は私がまとめました

PASSとは?

PASSはpost abortion stress syndromの略です。直訳すると「人工中絶手術後ストレス障害」です。最近よく知られるようになったPTSD(心的外傷後ストレス障害)の一種と言われています。
日本でも多くの人がPASSの症状を経験しているのにもかかわらず、PASSについての情報はあまりないというのが現状です。

症状は?

PASSの主な症状は、過剰反応、侵害行為、抑圧の3つに分類されます。

誇張した驚きの反応、苦悶発作、短気、怒りや激怒の爆発、攻撃的行動、集中障害、過剰警戒、熟睡障害や不眠、手術と似た状況にさらされた時に即座に起きる生理的な反応(脈拍が上がったり汗をかく)などがあります。

中絶のことや中絶した子どものことを繰り返しふいに考えたり、中絶のときの様子を一瞬、再経験するフラッシュバックや、中絶や子どもの悪夢を見たり、中絶した子どもの出産予定日や中絶した日になると強烈な悲しみを感じたりうつ状態になったりすることがあります。

トラウマと関係のある刺激を避けるために、感情を麻痺させたり、行動パターンを変化させることです。
抑圧には、中絶したことや中絶の重要な場面を思い出せないこと、中絶の記憶を呼び覚ますかもしれない活動や状況を避けるよう努めること、特に中絶の決定に関わった人たちとは距離をおき、人づきあいをやめること、子どもを避けること、中絶に関する思考や感情を回避したり否定しようとすること、愛情や優しさを感じる範囲を制限すること、縮小された未来感、以前は楽しくしていた活動に対する関心の減少、麻薬やアルコールの乱用、自殺願望や自殺行動、その他の自虐的傾向などがあります。

その他にも。。。

喜び、幸せ、楽しさ、悲しさ、怒り、感動等の感情が以前のように感じられなくなる。

子供を殺しておいて自分が生きる為に食べるということに罪悪感を感じる。意識的に食べることを抑制する人もいれば、自分では何故だか分からないが食べることが出来ない人もいる。また、肉や魚が生き物だということで食べられなくなる人もいる。

「出来たら産もうね」「結婚しようね」と言っていた彼が妊娠を告げた途端「堕ろして欲しい」と。
よく聞く状況です。
【産む】つもりが【産めない】ことになって落胆することに。
そして、その後に出会った男性ももし今妊娠したら前の男性のように私を捨てるに違いない。と、男性を信じることができなくなります。
また、愛する男性とセックスをしても、また妊娠するのではないかと考えてセックスを恐れたり、セックスをしても不感症になる女性もいます。

とかして失われた赤ちゃんへの償いをしようとする女性がたくさんいます。
ペットやぬいぐるみを赤ちゃんの身代わりのように扱う女性もいます。
それは彼女の母性本能に対する代償物を探す方法です。
しかし彼女が本当に欲しかったのはペットやぬいぐるみではなく赤ちゃんであるため、再び妊娠を考えるようになります。
もう一度戻ってきて欲しい、次は産んであげる…
そんな思いから再び妊娠することがよくあります。
また中絶をしてこの妊娠を終わらせるということもよくあることです。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~yuandme/abortion/a.html

どうすればいいのか?

多くの女性が誰にも相談できずに胸のうちを抱え続けています。彼女たちは自分の気持ち、経験を聞いて欲しいのです。パートナー、家族、友人等が彼女たちの支えになって話を聞いてあげることが一番の解決策でしょう。また、相談できる人が周りにいなかったり、PASSの症状が1つでも出てきた場合はすぐに精神科、もしくは心療内科への受診をするべきです。私は大丈夫。もう治ってきた。と考えていても、数十年後出産や親の死などでPASSが現れる女性も多くいるのです。

男性の支えが不可欠

パートナーの男性が気持ちを理解してくれない。妊娠を告げたら去って行った。よく聞く話です。当然の事ですが、妊娠は一人でできるものではありません。しかし、男性は女性と違いお腹の中に赤ちゃんの存在を感じることが出来ません。女性は、そのことに何故この気持ちを分かってくれないのか。何故私のように悲しまないのか。と苛立ちを覚えます。PASSは男性の支えが無かった女性の方が多く苦しむ傾向があるという結果も出ています。男性は、理解が出来ないにしても女性の側で慰めてあげる必要があります。

これからの課題

最近になってPASSの認知度はあがってきました。しかし、まだ多くの人には知られておらず多くの女性が闇の中でもがき続けています。周りの人々が彼女たちを理解してくれること、支えてくれることで多くの女性が救われるでしょう。また、少しでも症状が酷くなった、以前の自分とは違う等と思ったときはすぐに精神科、あるいは心療内科に行きましょう。現在年々中絶件数はすくなくなってきています。理由は、できちゃった結婚の増加、避妊道具の発達、シングルマザーの増加です。しかし、いまだに中絶は日本で毎日行われています。できちゃった結婚への抵抗を減らすこと、男性が率先して避妊をすること、女性も避妊を男性任せにせずピルの服用や危険日を知ること、シングルマザーに対しての世間の抵抗を減らすことで、多くの尊い命が救われるでしょう。また、男性が妊娠の継続を拒否している場合、女性一人でも生んであげたいけど経済的に生んであげることができない。と泣く泣く手術を受ける女性が沢山います。その為にも、待機保育児、シングルマザーへの経済的支援、シングルマザーの雇用、養子縁組制度、等を改善することも命を救うことに多く貢献するでしょう。

最後に、PASSで苦しんでいる女性達へ。

実は私も中絶手術をしてPASSで苦しんでいる一人です。2013年末に手術を受けて、今は精神科に通っています。生んであげたかったです。しかし、結局は一人で産む勇気が出ずに、自分の人生を選んでしまったのです。私は何よりも私自身を大嫌いになりました。PASSで苦しんでいる女性の皆さん。あなたは一人ではありません。あなたが周りの人に言えないように、私も一人で十字架を背負い続けています。しかし、中絶はどうしても生めない状況でしたらなくてはならないものだと私は思います。だからといって、尊い命を大人の勝手で人工的に奪ってしまう殺人に変わりはありません。ですから、十字架は死ぬまで一生背負っていかなければならないものだと思っています。絶対に許されないことをしたのです。しかし、自分自身の子供の命を奪ってまで選んだ自分の人生です。ここで、堕落な生活を送ってしまったり、毎日落ち込んだ日々をいつまでも過ごしていたら、何の為に赤ちゃんは命を失ったのでしょうか?赤ちゃんの命を奪ってしまった分、女性は今までよりも頑張って赤ちゃんの分まで幸せな人生にしなければならないのです。もちろん時間はかかります。当たり前です。人生で一番苦しい決断をしたのですから。しかし、諦めずにゆっくりゆっくり笑っていけるようにしましょう。私も頑張ります。一緒に前に進んでいきましょう。

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