1. まとめトップ

【成年後見制度】基礎知識

成年後見制度について、とにかく分かりやすく、簡単に説明しています。この制度の理解を少しでも多くの方に理解してもらう事が、高齢者支援・知的障がい者支援につながると信じています。

更新日: 2014年02月15日

3 お気に入り 6765 view
お気に入り追加

▼成年後見制度とは?

認知症、知的障害、精神障害などによって物事を判断する能力が不十分な方を保護するために、
家庭裁判所から選ばれた援助者が財産管理や生活面の事務手続きなどの支援をする制度。

援助する側
→【成年後見人等】という。

援助される側
→【成年被後見人等】という。

▼この制度利用が必要とされるケース

・認知症の親の不動産を売却して、老人ホームの入所費用にあてたい
・知的障がい者の子がいて、自分たち亡き後が心配
・不動産売買で所有者に認知症などの判断能力の低下がみられる場合
・最近もの忘れが多くなってきて、ひとり暮らしの為、この先とても不安
・高齢者が高齢者を介護している「老老介護」

などなど、その他にも早めに対処した方が良いケースは数多くあります。

▼本人の状態によって2パターンある!

・判断能力が不十分になってから  法定後見制度
家庭裁判所によって、援助者(成年後見人等)が選ばれ、本人の保護を図っていく制度

・判断能力が不十分になる前    任意後見制度
将来、判断能力が低下したときに備えて、「誰に」「どのような支援をしてもらうか」をあらかじめ契約によって決めておく制度

▼どんな人が成年後見人になるのか?

家庭裁判所が最もふさわしいと思われる方を選任します。
申立ての際には後見人候補者を挙げることができますが、必ずしもその中から選ばれるとは限りません。その他、専門職の方が選任されることもあります。
ただし、本人に対して訴訟をしたことがある者、破産者、前に一度(成年後見人を)辞めさせられたことがある者などは選任されません。

専門職
→弁護士、司法書士、行政書士、社会福祉士、税理士など

▼成年後見制度のメリット・デメリット

・この制度利用のメリット

当然、ご本人の保護になること!
具体的に、介護施設との契約を代わりにやってくれる
施設内で必要となったものを代わりに買ってきてくれる
訪問介護サービス等を受けるための契約もやってもらえる
悪徳訪問販売など不必要な契約をしてしまった時に取り消してくれる
年金や不動産の賃料の受領、管理を任せておける

【ポイント】
自分の残りの人生を支援する人(成年後見人)に預けるような感覚。
一番不安な財産の管理も当然に家庭裁判所の厳しいチェックがあるから安心!


・この制度利用のデメリット

支援する側の負担がとても大きいこと
本人の、配偶者、親、兄弟姉妹、その他の親族等が成年後見人に選任されたものが、
全体の約48.9%と言われています。
成年後見人は厳格な財産管理と使途の詳細な記録を家庭裁判所に提出しなければならず、
使途不明金があれば厳重な注意と指導、罰則がかされる。
そのため仕事をしつつ、家庭を守りながら本人の支援を図っていくことは大きな負担である。
一度なったら、本人が亡くなるまで支援する責任を負い続けます。

【ポイント】
本人の保護のため、支援する側には厳しいチェックがあり、負担が大きい。
成年後見人等には法律や福祉の専門職の方がなることも出来るため、よく考えると良い。

▼困ったときの問い合わせ

成年後見制度についてのご相談
→地域包括支援センター

成年後見の申立てを行うためのご相談
→裁判所HP http://www.courts.go.jp
→家事手続情報サービス 0570-031840

▼主な用語の確認

【成年後見人(保佐人・補助人)】
→ 支援する側

【成年被後見人(被保佐人・被補助人)】
→ 支援される側

【被後見人】
→判断能力を欠く状態にあり、後見開始の審判を受けた者

【被保佐人】
→判断能力が著しく不十分であり、保佐開始の審判を受けた者

【被補助人】
→判断能力が不十分であり、補助開始の審判を受けた者

【申立て】
→裁判所に対して判断をを求める行為

1





brother-businessさん

このまとめに参加する