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転んでも勝つのはナゼ?クマでも分かるフィギュアスケートの採点方法

フィギュアスケートシーズン始まりました!キング羽生結弦選手や、宇野昌磨選手、宮原知子選手など期待の選手がたくさん!でもこのフィギュアの「点数」どう決まるか知ってますか?転んでも点数高かったり、トリプルアクセル跳んでも点数が低かったり…そんな疑問を一挙に解決!※シングル採点

更新日: 2018年04月24日

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この記事は私がまとめました

marinkorinさん

分かりにくいフィギュアスケートの採点法

フィギュアスケートは採点競技です。
キス&クライではその点数に一喜一憂する
様々な選手の表情を見る事が出来ます。

では、この採点で出てくる得点
一体どういった基準があるのでしょうか?

黄色いクマでも分かるように説明していきます。

点数は「技術点」と「演技構成点」の合計

採点は技術面を表す「トータル・エレメンツ・スコア(技術点)」と芸術面を表す「プログラム・コンポーネンツ・スコア(演技構成点)」の2つから成る。

技術点は「TES」
演技構成点は「PCS」
と略されます。

「あー、PCSが高いもんねこの選手」とか言うとツウっぽい!?

「技術点」とは

技術点とは、フィギュアスケートのプログラムの中で行われる各要素(エレメンツ)1つ1つに与えられる点数の合計になります。

つまり、演技中にやった「技」につけられる点数ですね。
ジャンプやスピンなどひとつひとつに決められた点数があります。

エレメンツ(Elements/要素)とは、フィギュアスケートのプログラム中の、TES(技術点)で評価される特定の技術。
ジャンプ、スピン、ステップシークエンス、スパイラルシークエンス(女子のみ)。

これらが「技」として評価される要素です。
ジャンプはくるくる跳ぶアレ、スピンは跳ばずに回るアレ
ステップシークエンスとは、ステップいっぱいやって踊ってる一連のゾーン
スパイラルシークエンスとは、女子が足上げて片足でついーっと滑る一連のゾーンです。

▼技ごとに「基礎点」というのがあります

ジャンプ、ステップ、スピンなどの技は、難易度に合わせて基礎点が決められている。

なので、振り付けの中に簡単な難易度のものばっかり入れてると、ミスがなくても元々の持ってる点数が低いからそんなに高い点が出ないという訳です。

ちなみにこれらの技は、ショートプログラム、フリースケーティング、それぞれで組みこめる数が決まっています。

ジャンプでちょっと回転数が足りないと「アンダーローテーション」となり、基礎点が70%しか貰えません。そして、いよいよ足りてないと「ダウングレード」となり、1回転少ないジャンプの基礎点しかもらえなくなります。

回転の不足分が1/4回転以上1/2回転未満が「アンダーローテーション」
回転の不足分が1/2回転以上だと「ダウングレード」となります。

ソチ五輪団体戦女子ショートの浅田真央選手のトリプルアクセルは、ダウングレードになってしまい、貰える基礎点がダブルアクセルの点数になってしまいました。その上転倒の減点まであったので、だいぶ点数が低くなってしまったという事です。

なので、基礎点いっぱいもらえるようにしちゃえ!!
と出来ない難易度のものを入れても無駄というわけです。

▼そこにプラスマイナスされるのが「出来栄え点(GEO)」

さらに審判が「出来栄え点」を
7段階(プラス3~マイナス3)で評価

この出来栄え点はGrade of Execution=GEOと言われています。
ジャッジ全員が出した点数の内最高最低得点を除いた平均点が加算されます。
キレイにジャンプすればプラス、すっ転ぶとマイナスとなります。

ちなみに簡単な技と難しい技では、もらえるGEOの上限が違います。
例えば4回転ジャンプが完璧に決まると最大3点加算が貰えますが
2回転ジャンプを完璧に決めても1.5点までしか貰えないのです。

2014年ソチ五輪浅田真央選手の団体戦ショートのジャンプ点数ですが

跳べばトリプルアクセル基礎点8.20を貰えるはずだったのが
回転数が足りずにダウングレードでダブル扱い。
ダブルアクセル基礎点3.30点、GEO-1.50、転倒減点-1
…となるので、実際に貰えた点数は0.50点!!

チャレンジするだけではなく成功させないと駄目だという
厳しさが伝わってくる数字です…。

▼ザヤックルール

分かりやすく言うと、跳んでいいジャンプの回数制限を超えると、そのジャンプの点数がノーカウントになるというルール。
2015-16シーズンまでは一緒に跳んだジャンプまで丸々ノーカウントという恐怖のルールでしたが、2016-17シーズンからは飛びすぎたジャンプだけがノーカウントに。

ザヤックルールに違反した場合、つまり規定の回数より多く跳んでしまったジャンプはノーカウントになってしまうので、大きく得点と順位に影響がでます。

この跳びすぎノーカウントを俗に
「ザヤる」と言います。

現役時代、このザヤックルールに
泣かされていた選手がこの織田信成選手。

あまりに多いので、ザヤるをオダる
…なんて言われてたりもしました。

1982年の世界選手権で優勝したElaine Zayak(アメリカ)に由来する通称で、ルールは繰り返しの項にある。彼女はその試合で3回転を6度跳んだのだが、そのうち4度がトウループだった。

6回のジャンプの内、4回がトゥループで2回がサルコウだったそうです。

(1) FSにおいて、3回転以上の同一ジャンプを2回飛ぶことができるのは2種類まで
(1*) FSにおいて、2回転の同一ジャンプは2回までしか飛んではならない
(2) 3回転以上の同一ジャンプを2回飛ぶ場合、少なくとも1回はコンビネーションにしなければならない
(3) 3回転以上の同一ジャンプが2回とも単独になった場合は、2回目はシークエンス扱いにならないものの、基礎点が0.7倍になる(+REP)
(4) SPでは同一ジャンプは1回までしか飛んではならない(※コンビネーション内で同一ジャンプを飛ぶのはOK 3T-3Tなど)

SP=ショートプログラム、
FS=フリースケーティング。
4回転跳ぼうとしてたのが失敗で3回転になっちゃったのに、元々演技構成で予定してた3回転を普通に跳んじゃうと、3回転を跳んでいい数がオーバーしてジャンプひとつノーカウントという悲劇が起きます。
なので、失敗した場合、選手は頭の中ですばやく計算して、次は2回転に変更しなきゃ…となるわけです。
優雅に見えて頭も体も使う競技なんですよ。

▼ちなみに…

演技後半のジャンプは基礎点が1.1倍

金メダリストの羽生選手のプログラムなど
トップ選手はこのルールを最大限に利用して、
後半に高難度のジャンプを持ってくる振り付けの人が多いです。

連続でジャンプを飛ぶ「コンビネーション」には
特にプラス点はない

「演技構成点」とは

構成点とは、フィギュアスケートのプログラム全体を通して判断される5つの項目による合計点になります。5つの項目からなるので、ファイブコンポーネンツとも呼ばれます。

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