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【対策】境界性人格障害を知ろう【まとめ】

あなたの身近にいる「付き合いにくい人」「いつもトラブルを起こす人」。その人、境界性人格障害かもしれませんよ?「境界性」とは何なのか、どのような特徴があるのか、どのような行動をとるのか。そして、周囲の人はどう対応していけばよいのか。境界性人格障害について、知っておきたい情報をまとめました。

更新日: 2014年02月22日

pochityさん

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そもそも「パーソナリティ障害(人格障害)」って?

「パーソナリティ障害」とは、人生の一時期においてのことを指します。自分の生活環境に上手く適応できないことが”一時期”続くものです。人格の障害ではありません。必ずしも一生続くものではなく、治療も可能です。

境界性パーソナリティ障害は、パーソナリティ(人格)という言葉のために誤解が生まれやすい病気です。
「性格が悪い病気だ」「人格の障害だから治らない」といったものは全て誤解です。

「人生の一時期」続くものであり、「一生」続くものではないようです。

「そもそもの人格が悪い」「性格が悪い」というものでもなく、治療が可能なようです。

境界性人格障害(境界性パーソナリティ障害・境界例)って何?

「境界性人格障害」という心の病は「ボーダーライン人格障害」とも呼ばれます。以前は、神経症と精神病の「境界」(定義が難しい)にある病気とされましたが、現在では独立した病気として位置づけられています。

境界性人格障害は、感情・行動・対人関係などが不安定になる障害です。急に激しく怒り出す、衝動的に自分を傷つける、親しかった人を急に嫌い出す、などといったことをくり返します。以前は境界例とも呼ばれていました。

以前は「境界(定義)」が定まらない病気とされていたため、「境界性(ボーダー)」「境界例」という名前が付いたようです。

感情が不安定であるがゆえ、安定的な対人関係や行動を維持するのが難しい障害のようです。

続いて、境界性人格障害の特徴と主な症状をまとめます。

① 不安定な感情と行動

境界性人格障害の症状として、自傷行為があります。これは自分を傷つけることで気持ちを落ち着かせることができるからです。リストカットなどが有名です。

境界性人格障害の症状として、衝動的な恋愛や自分をいじめる過食をくり返すことがあります。そういった行動の影には、そうしないではいられないほどの不安が隠れています。

感情のぶれが激しく、急に怒ったり、自傷行為に及んだりします。その感情や行動の激しさに、周囲の人が巻き込まれることも多いです。

人は、これまで重ねてきた体験や自分が抱えている多面性を統合した全体像を描けるようになって、自分はこういう人間だと認識することができます。
しかし、境界性人格障害の人は、こうした自分の全体像が描けずにいます。心の中に確かな自分という拠り所がないため、自分に対するイメージが相手次第で良くなったり悪くなったり、大きく変化してしまいます。

とにかく感情が不安定で、ぶれが激しいのが特徴のようです。また、自己の「多面性」、自分自身の「全体像」を描けないため、対話する相手次第で「自分」というものが様々に変化してしまうようです。「自分はこういう人間だ」という確立されたアイデンティティがないということでしょうか…。

② 不安定な対人関係

境界性人格障害の症状として、思い通りにならないとすぐに暴力をふるうことがあります。
ささいな出来事にも敏感に反応し、激しい怒りにとらわれてしまうのは、境界性人格障害の特徴の一つです。怒りの表現は暴力となって現れることがあります。

境界性人格障害の人はしばしばはげしい感情をあらわにします。典型的なものとして、癇癪を起こす、興奮して泣き叫ぶ、などが挙げられます。

感情と行動が不安定なことにより、対人関係も悪くなります。対人関係がうまくいかないのは、相手に対する思い込みが強いことも原因になっている場合もあります。あれほど絶賛していた人を急にこき下ろしたり、反応が両極端になるのも特徴です。

境界性人格障害の人は、処理しきれいない葛藤や衝動、根強い不安を解消するために周囲の人を巻き込んでいこうとします。
また、どんな方法を使ってでも周囲の人を引き付けておきたい、自分の思う通りにことを運びたいという気持ちを強く持っています。

境界性人格障害の症状として、職場や友人などの人間関係をひっかき回すことが挙げられます。
記憶違いや誤解は誰にでもありますが、境界性人格障害の人の話は、全く根も葉もないことがあります。
信じた人が複数なら、混乱は全体に影響します。

とにかく安定した人間関係が築けないようです…。自己の「不安」を解消したいがゆえに、たとえ根も葉もない嘘をついてでも、相手を引きつけておきたい、自分の思うとおりに事を運びたい、となってしまうようです。

③ 強い「見捨てられ不安」

周囲の人から見捨てられることを極度に恐れます。嫌われないように異常な努力をします。

境界性人格障害の人は、少しのすれ違いで見捨てられたと思い込むことがよくあります。

境界性人格障害の人は「確かな自分」が無いため、周囲の働きかけなしに自分の存在を実感することができません。見捨てられ、一人にされることは、自分の存在をゆるがすような耐え難いことです。だからこそ、相手の言動にひどく敏感になったり、激しい不安を解消するために無謀な行動に出たりします。

「見捨てられる」ことを、過度に恐れるようです。この「見捨てられ不安」が、不安定な感情、不安定な人間関係の根源という気がします。

④ 0か100かー両極端な考え方

境界性人格障害の人は、良い人・悪い人といった両極端な考え方しかできないことが多いです。
絶賛していたかと思うと、手のひらを返したように相手を攻撃するなど、人への評価が極端から極端にぶれ、態度が豹変することがあります。

同じ相手なのに、ある時までは普通に親しみを持って接していたのに、突然にそれが豹変してしまって、いきなり攻撃的な態度を取ってしまったり、またさらに豹変して、今度は温かい態度で接するようになったりと、とにもかくにも不安定さがつきまとってしまうのです。

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