1. まとめトップ

聴覚障害の本当のところを知ってほしい

佐村河内守氏の一連の騒動で、聴覚障害について、あれやこれや言われていますが、さわりだけでもいいので、正しい知識を持ってほしいと思い、まとめてみました。2014/3/4 静岡新聞の記事の引用を追加しました

更新日: 2016年01月20日

Wata_oさん

  • このまとめをはてなブックマークに追加
5 お気に入り 30245 view
お気に入り追加

2016/1/20追記
もしかしたら、聴覚障害をものすごくわかりやすく伝えてくれるかもしれないマンガの新連載を見つけました
「淋しいのはアンタだけじゃない」(ビッグコミックスペリオール)

聴覚障害に対する支援制度とその矛盾についていくつか記載を追加しました。
また、まとめに画像と、その画像に関わる「見えない障がいバッジ」へのリンクを追加しました(2014.8.3)

手帳があっても支援が受けられないことがあるという矛盾をブログで書きましたので、ご紹介します

聴覚障害については、障害認定が厳しいだけじゃなく、認定後の補装具として補聴器の支給についても、現状にそぐわない金額の補助となっています

メーカーからは「軽度、中度~高度難聴用」として発売されている機器で、先の福祉法対応機器よりも出力は弱いにもかかわらず、「高度難聴」の申請では却下される機器も存在しているんです。

法律の運用が自治体によって異なること、法律自体が時代にそぐわないボーダーラインを引いていること、そもそも両耳装用を推奨すべきところなのに、支援が片耳にとどまることなど、実際、支援を受けられるようになっても矛盾だらけなんです。

支援による購入に限られると言う事は、両耳装用をしたい場合、両耳で機種が異なるという選択をせざるをえません。
また、同程度の機種をシーメンス社で求めようとすると、20万円前後の商品が対象となります。

聴覚障害の身体障害者手帳の認定基準と、補装具としての補聴器支給に関する2つの記事を続けてリンクします。

~~~ここまでが追記分です~~~

佐村河内守氏の偽作曲家騒動のあおりで、聴覚障害に関して、色々疑念を抱く人が増えていますが、本当に聴覚障害を持つ人は、いろんな局面で苦労していることを知ってほしい

まずは、聴覚障害の種類について簡単に触れてみます。

聴覚障害(難聴)は、主に「伝音性難聴」と「感音性難聴」に分けられます。
伝音性難聴は、簡単に言ってしまうと、音全体が小さく聞こえるという感覚です。オーディオで例えると、ボリュームをものすごく絞った状態で音が聞こえると言う難聴です。
一方感音性難聴は、高音が聞こえない、低音が聞こえないなど、音の一部分が欠けて聞こえるような状態です。再びオーディオで例えると、イコライザーで低音だけカット、あるいは、高音だけカットした状態で聞いているようなものです。

また、感音性難聴では、デシベル数に関わりなく、言葉の聞き取りが難しくなることがおおい。
音の成分の一部が聞こえないため、「サ」行と「タ」行の聞き分けができないなどの聞き間違いが増えたり、音自体がどこから聞こえているかわからなかったりもする。

このように、聴覚障害と言っても「聞こえる」と「聞こえない」の2択ではなく、実際は、聞こえたり、聞こえなかったりする音の中から、前後の言葉などから推測して、一生懸命理解しているケースが多い

聴覚障害の認定基準について

世界保健機関(WHO)は、平均聴力レベルが良耳41デシベルから福祉サービスを必要とする聴覚障害をもつ者という基準を提唱している。
欧米の福祉先進国では福祉サービスにおいて等級による区別はなく、社会生活や日常生活の不自由度を基準にしている。従って、より軽度の20~40デシベルの難聴者等も必要に応じて福祉サービスを受けることができる。
それに対して、日本は、先ほどのNTTのHPに書いてある通り、70デシベル以上でないと、聴覚障害としての支援は何も受けられない

騒動の発端となった佐村河内守氏の会見と報道を中心にまとめたものはこちらになります。

地方紙ですが、改めて詐病や、風評の影響を取り上げた記事がありましたのでご紹介します。

脳波検査(ABR)は万能ではありません

詐病まれ、偏見懸念ストレスで難聴も-耳の障害単純ではない(その2)

手帳があれば医療費の助成などを受けられる。では取得までの手続きはどんな流れなのか。
まず専門医による検査を受ける必要がある。ヘッドホンの音を聞かせて反応を見るなど、検査にはさまざまな種類があるが、「受ける人がどれだけ小さな音まで聞こえるか、自分で申告をするのが基本」。そう説明するのは、日本耳鼻咽喉科学会の理事を務める小川郁慶応大医学部教授。
本当は聞こえるのに、うそをつくケース(詐病)などに対応する検査法もあるのか。詐病対策が目的ではないが、音を聞いた時に出る脳波から聴力を測る方法はその一つ。本人が眠っていたり、乳児のように話せない状態だったりしても測定でき、かなり正確な結果が得られる。小川教授は「詐病はまれ。私の経験でも、数百例に1例あるかないかだろう」。

2014/03/04静岡新聞夕刊 4ページより

1 2





Wata_oさん



  • 話題の動画をまとめよう